エステティシャンの履歴書の書き方!手書きと印刷どちらがいいの?

毎日更新!2024年11月23日 (土)

エステティシャンの履歴書の書き方!手書きと印刷どちらがいいの?

就職・転職活動をする際に必ず必要になってくるのが“履歴書”

何度書いても書きなれないという人も多いはず。

今回は、エステティシャンの履歴書に関する書き方やNGポイント・チェックポイントなどについて見ていきましょう!

履歴書  

学歴欄の書き方

余白をあけて読みやすく

「○○県立○○高等学校入学」のように全て詰めて記入すると読みにくい文章になってしまうので、学校名と入学の前には必ず余白を入れるようにしましょう。

この場合、余白の場所もなるべく揃えて記入できるといいですね。

文字と文字の間も詰めて書くのではなく、見やすくなるようにある程度の余白をとることが大切です。

書き方を統一して見やすく

・文字の大きさは統一

・横書きの場合は英数字で統一

・学校名は、「高校」ではなく「高等学校」と略さずに記入

・学部や学科、コース名などをしっかり記入

・履歴書全体で、西暦表記にするか(1990年)元号表記(平成)にするかを統一

学校で学んだ研究テーマや専攻で、エステティシャンになるに当たって生かせるようなものがあればそれも記入するようにしましょう。

ただし、だらだらと書くのではなくあくまで簡潔にまとめます。

志望動機欄の書き方

ガッツポーズする女性

例文①

高校生のときから、美容の仕事に興味がありました。

その中でも特に人の身体について深く知ることができ、美しく変化することをサポートできるようなエステティシャンに、強く興味を持っていました。

その理由は、自分が高校生のときに痩身エステサロンに通っており、そのときに担当してくれたエステティシャンの方にとても憧れていたからです。

初めてサロンに行ったときからずっと笑顔を絶やさず丁寧に接客をしてくれて、身体の仕組みについても分かりやすく教えてもらえました。

いつもそのサロンに行くのが私の楽しみでした。

だから自分もいつかその方のように、誰かを笑顔にできるようなエステティシャンになりたい、誰かの憧れの存在になりたいと思い、高校を卒業後スクールへ通い、身体に関する基礎知識や痩身の技術を学びながら認定エステティシャンの資格を取得しました。

実際にエステティシャンとして働いた経験はありませんが、自分の接客と施術で一人でも多くのお客様を笑顔にしたいという気持ちは誰にも負けません。

例文②

私が貴社を志望したのは、ブライダルエステのメニューに挑戦したいと思ったからです。

きっかけは、3年前に自分自身が結婚式に向けてブライダルエステを受けたことでした。

約5年間、フェイシャルエステのサロンでエステティシャンとして働いていましたが、結婚を機に退職することになり、そこからブライダルエステに通い始めました。

実際にエステの仕事に携わっていたのですが、主にお顔の施術だったので身体について知る良い機会にもなり、自分が結婚式に向けてだんだん綺麗な身体になっていくことにとても喜びを感じました。

結婚式本番も、友人や家族から「とても綺麗になったね」と言ってもらえることができた喜びは、今でもずっと覚えています。そして、自分も是非今までのフェイシャルとは違う、ブライダルエステに挑戦してみたいと思うようになりました。

今までのエステ経験で身に着けた接客スキルを生かしながら、一生に一度の思い出に関わる大切な時期に、花嫁さんを一生で一番綺麗な姿にしてあげられるエステティシャンになれるように努めます。

「なぜなりたいのか」理由を添えて明確に

経験の有無によっても志望動機の書き方は大きく異なってきます。

例文①は未経験者の場合、例文2はエステ経験者の場合の一例ですが、一番大切なのは「なぜエステティシャンになりたいのか」「そこのお店でいったい何をしたいのか」を、理由を添えてストーリー仕立てで伝えることです。

例文①では、自分が通っていたサロンで、憧れのエステティシャンがいたことにより自分もそんな憧れの存在になりたい。だからエステティシャンになりたいというストーリー。

例文②では、実際に自分がブライダルエステを受けたことにより、今までのフェイシャルとは違うブライダルメニューを扱っているお店に行きたいというストーリーです。

ただ「なりたい」「やってみたい」という漠然とした理由ではなく、自分の経験をもとに文章を作成し、アピールしましょう。

職歴欄の書き方

リクルート

書き方は統一・余白も活用

学歴欄と同じように、年号や数字の書き方は統一します。

詰めて記入するのではなくこちらも余白を設けて見やすく記入することが必要。

学歴欄の下に記入する場合には必ず一行空けて、中央に「職歴」と書いてから記入を始めましょう。

会社名だけで業務内容が分からない場合は、( )書きで簡単に説明することもOKです。

最終行には「以上」と記載して終えましょう。

会社名・部署名は正式名称で

株式会社を(株)と書いたりせず、きちんと正式名称で記入するようにしましょう。もし在籍中に途中で会社名や屋号が変わったりした場合は、その旨も記入しましょう。

異動があり、部署が変わった場合にも記載するのが望ましいですが、もし何度か異動があり長くなってしまう場合には割愛し、職務経歴書に記載すればOK。

職務経歴はごまかさず、すべて記入

嘘をついてごまかしても意味がありません。

たとえ数ヶ月で退職している会社やサロンがあったとしても、それも全て記入するようにしましょう。

もし実際より長く働いていたことにしていても、採用されたあとに雇用保険で確認をすると食い違いが生じるので、いずれ分かってしまいます。

採用されたいからと言って嘘をついて立派な業務経歴を記載しても、嘘がばれて不採用となってしまっては意味がありません。

また、入社・退職理由は面接でも聞かれることが多い項目なので必ず考えておくようにしましょう。

履歴書作成のNGポイント

○×を選ぶ女性

希望・要望のみの志望動機

「前の企業は残業がとても多かった、今度の会社ではなるべく定時で帰りたい」

「福利厚生の整ったサロンで働きたい」

など、自分の要望や希望のみを伝えて、何をしたいのかが全く書かれていないもの。

「その条件に合えばどこでもいいのかな・・」「その条件をかなえられなければすぐ辞めてしまうのでは・・」と企業から良いイメージを持たれない可能性がとても高いのでNGです!

学びたい・成長したいだけの動機

「貴社で○○の知識を身に着けて成長したいです!」「○○の勉強をさせて欲しいです!」

これも入社理由のひとつにはなりますが、会社もサロンも学校ではない為、ただ勉強をするだけのスタッフではなく役に立ってくれるスタッフが欲しいと思うのが現実です。

「前職で身に着けた○○の経験を生かして、貴社で○○を身に着けて更に貢献していきたい」が正解です。「あなたが今出来ること+今から身に着けたいこと」の2つをセットにしてアピールしましょう。

短期間で辞めることが前提

「将来独立を考えているので、貴社で知識を身に着けていずれ独立したい」これも、会社・サロンによっては採用の妨げになることもあります。

独立支援を謳っているサロンなら、その気持ちを応援してくれて採用に繋がり入社後もサポートをしてくれますが、そうではないサロンだと「どれだけ力を入れて教育してもそのうち辞めてしまうのか・・」という印象を与え不採用になってしまうことも。

その会社・サロンが独立を支援してくれるのかどうか、事前に調べた上で志望動機に記入することが必要ですね。

履歴書で採用担当が見ているポイント

セミナーディスカッションイメージ

ルールにのっとった書き方になっているか?

採用担当がまず見るのは、誤字脱字がないか・数字の統一がされているか・余白を上手く使って見やすいかなど、基本的なルールをきちんと守れているかです。

株式会社を(株)と略してあったり漢字の間違いがあったりすると、「あまり時間をかけずに書いているのかな」「うちのサロンに対してそんなに本気ではないのかな?」と思われてしまう可能性もあります。

最低限の常識や人間性をアピールするためにも、基本ルールはきちんと守って記入しましょう!

入社意欲の感じられる志望動機か?

自分の経験は何か、それを生かしてその会社・サロンで何がしたいのかを「自分の言葉」で書いてあることが大切です。

ネットに書いてあるような内容をコピーしたものでは、必ず採用担当に気づかれます。本当に入社したいと思っていても、どこかからコピーをしたような文章ではそれを伝えることができません。

多少構成が下手でも、オリジナリティがあって気持ちが伝わるような文章を自分で考えるようにしましょう。

志望動機以外の欄もしっかり埋めてあるか?

あなたと初めて会う採用担当者は、あなたのことを履歴書の情報でしか知ることができません。たとえどんなに長く志望動機が書いてあっても、趣味や特技などその他の欄が空白ではあなたの人柄までは把握できないのです。

その為、履歴書にある欄はすべて記入し、あなたの性格や人柄をアピールしましょう。

少し変わった趣味や特技があると、採用担当者に興味を持ってもらえてそこから会話が弾むことも充分ありえます。上手く自己PRに繋がるような内容で記入を心がけて下さいね。

履歴書の選び方

希望する働き方で選ぶ

履歴書は、大きく分けて

・JIS規格(どんな働き方にも対応。学歴・職歴など自分の経歴を記入する欄が多い)

・転職者用(JIS規格の内容に加え、転職理由などを記入する欄が設けられている)

・アルバイト・パート用(働ける曜日や時間を記入する欄が設けられている)

の3種類があります。あなたの希望する働き方にあわせて用紙を選びましょう。

困ったらA4サイズを選ぶ

サイズは何を選べばいいのか、悩む人も多いことでしょう。結論で言えば、どのサイズでも大丈夫です。決まったサイズはないので、既に持っているものがあるのならそれを使用しましょう。

もし今から購入する場合には、記入スペースの多いA4の履歴書を購入することをおすすめします。仕事で使う用紙がほとんどA4の為採用担当者にも扱いやすく、職務経歴書もほとんどがA4サイズなのでそれに合わせてA4を選ぶのが良いでしょう。

指定のものがないか必ず確認!

会社によっては、予め企業から履歴書の用紙が指定されることがあります。

その場合には会社のホームページや採用サイトなどに分かりやすく記入されているので、必ず応募前に確認をしておきましょう。

もし指定の用紙があるにも関わらず、市販のものを使って提出してしまった場合にも面接はしてもらえますが、採用担当から「ちゃんと話を聞かない人」と思われてしまう可能性があるので要注意!

手書きと印刷どっちがいいの?

ペンで書く手元  

○手書きのメリット

・個性が出しやすい・文字から人柄が伝わりやすい

×手書きのデメリット

・時間がかかる

・読みにくい可能性がある

○印刷のメリット

・作成時間が短縮される

・読みやすい

・他の会社・サロンにも使いまわせる

×印刷のデメリット

・個性が出にくい・人柄が伝わりにくい

 

そもそも作成の仕方にも指定がある場合が多いです。必ずそのルールを守るべきです。

指定されていない場合には、書いた文字によって人柄が伝わるように手書きで書くという人が多いです。

ただ、最近はインターネット上でダウンロードして履歴書を記入するという人も増えています。その場合には「他のサロンの使いまわしかな」と思われないように気をつけましょう。

手書きと印刷どちらも正解の場合があるので、基本的には応募企業によって使い分けるのが良いでしょう。

採用に有利になるような履歴書を書けるように、しっかり自分の言葉で内容を考えて記入して下さい。応募する前には誰かに内容を確認してもらうのも良いですね。

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