エステティシャンの職務経歴書とは
手に職を持つエステティシャンが転職を考える場合、その強みをしっかりと職務経歴書でアピールすることによってキャリアアップ転職が可能となります。
今回は、転職の際にとても重要となる職務経歴書の書き方をご紹介していきます。
職務経歴書におけるアピールの仕方
まずは、エステティシャンとしての最大の武器である技術力、習得経歴などを記載していきます。具体的に、詳しい書き方を見ていきましょう。
技術力についてアピール
入社してから受けてきた様々な研修内容やフェイシャルエステ 、ボディケア、脱毛等における技術の取得を詳しく記入しましょう。
1日に何名くらいお客様に技術の提供をしてきたか、1ヶ月の個人の売り上げなど具体的に書ける部分は数字で記載します。またイベントやキャンペーンの際にがんばったことやその成果なども書き加えると◎。お客様にいただいたお褒めの言葉なども付け加えると、よりあなたの働きがイメージされやすいでしょう。
カウンセリング能力についてアピール
次に、カウンセリング能力をアピールします。これは接客マナーやコミユニケーション能力にもつながる重要なスキルです。そのため、カウンセリングの際に特に気をつけていたこと、難しいお客様との信頼関係の築き方など、独自で培ってきた能力と、研修で学んだ話術や知識を合わせて記載しましょう。
マネジメント経験についてアピール
さらに、マネジメントの経験がある場合は、受けてきた研修内容や人材育成のために自ら意識して行ってきたことも、記載してください。例えば中途採用の場合、マネジメント能力をチェックされることが少なくありません。
後輩やアルバイトスタッフとどのように接し、どう指導してきたかなど、具体的な実績を盛り込んで記載するとよいでしょう。
エステティシャンの転職理由
職務経歴書において、最も悩むのが転職理由。ここは前職の不満を述べるのではなく、ステップアップしていくためと言う前向きな印象を与えるようにしましょう。
職場に不満があったらすぐにやめてしまう人と思われないようにしなければなりません。上手く説明することで、向上心ややる気をアピールすることができます。以下では実際に、転職理由の例文を紹介していきます。
幅広い仕事をしたい
「前職ではそれぞれが専門部門に分かれており、私は脱毛を担当しておりました。今後は脱毛に加えて、数多くのメニューを提供している貴社で、さまざまな技術を学んでいき、お客様それぞれの要望に応えられるエステティシャンになりたいと思い、貴社を希望いたしました。」
マネジメントをしたい
「個人サロンで脱毛から美白、痩身などすべての施術を行ってきましたが、人材育成やマネジメントもやってみたいと思うようになりました。その為、次へのステップアップが可能な貴社へ転職を希望しました。」
コミュニケーションを大切にする明るい職場で働きたい
「元々人と話すのが好きなのですが、前職では業務連絡以外での同僚との会話は少なく、ただ業務をこなすだけの日々でした。もっと明るく楽しい職場で活き活きと働きたい!と思うようになり転職を決意しました。貴社のホームページなどを拝見させていただいた際、アットホームな職場環境!と書かれており、楽しく働ける職場環境だと思い貴社を志望しました。」
このように、前職で自分が積んできたキャリアをアピールしながら、転職希望先でどんな働き方をしたいか、何ができるか、何を学びたいか、などを伝えていくと好印象です。
理想のエステティシャンを目指して
次へのステップアップとなる転職をするために、職務経歴書を作りながら、自分自身と向き合ってみましょう。エステティシャンとして自分が気をつけてきたことや頑張ってきたことなどを書き出すことによって、今後どのようなエステティシャンになりたいのかなどが具体的に見えてくることもあります。
志望動機
職務経歴書におけるアピールの仕方、エステティシャンの転職理由などを見てきましたが、やる気を評価するところが多いエステサロンでは、「絶対にこの仕事に就きたい!」という思いを志望動機で伝えていくことも重要になります。
もちろん、サロンによって特徴や売り、業務内容が異なりますので、それに合わせて志望動機を変えなければなりません。そこで、次は志望動機の例文を、エステサロンの種類別にいくつか紹介していきます。
脱毛サロン
「私はお客様のお肌をより美肌に導くためのお手伝いがしたいと考えております。企業研究をした際に、貴社で取り扱っている機器はお肌に負担が少なく施術を行えると知り、よりお客様に満足していただける環境があると思い、志望いたしました。」
痩身
「トータルエステサロンで約3年間の経験を積んできました。そのなかで、とくにお客様の痩せたいという思いを叶える痩身エステに興味を持つようになり、痩身専門の貴社を志望いたしました。道具を使わないオールハンドの技術を大切にしている貴社で、その技術を学び、身に付けたいと考えております。」
リラクゼーションサロン
「 私は前職でセラピストとして、主にボディケアやオイルケア等のリラクゼーションサービスを行なってきました。 女性のお客様も多く、仕事をしている内に綺麗になりたいと思う女性をサポートできるエステティシャンとしての仕事に興味を持つようになり、現役のオーナーエステティシャンから学べる貴社で技術を習得したいと思い、志望いたしました。」
まとめ
いかがでしたか?ここまでエステティシャンが転職する際に重要となる職務経歴書の「自己PR」や「転職理由」、「志望動機」について見てきました。
これまでの経験やスキルを明記しつつ、「ここで働きたい」という思いに至った経緯や、「なぜここに応募したのか」といった理由について具体的に掘り下げ、あなたの熱意を相手にしっかり伝えていくことが大切です。