【2024年最新】エステティシャンの資格を一挙公開!そもそも資格は必要なの?

毎日更新!2024年11月21日 (木)

【2024年最新】エステティシャンの資格を一挙公開!そもそも資格は必要なの?

積み上げた本  

エステティシャンに国家資格はありませんが、民間認定資格がいくつか存在します。必須というわけではありませんが、エステティシャンはお客様の体に直接触れ、美容器具や化粧品を使うもの。しっかりと勉強をして、正しい知識を身に付けておきたいものですよね。

それに、資格を持っていればサロンへの就職時に有利に働きますし、雇用された後も経験者とみなされるため待遇が良くなります。ここではエステティシャンにどんな資格があるのか、詳しく見ていきましょう。

INDEX
■エステティシャンの仕事
■エステティシャンとして働くのに資格は必要?
■エステティシャンになるには
■代表的なエステの国内資格一覧
■代表的なエステの国際資格一覧
■エステの資格を取得するには
■エステの資格を取得するメリットとは
■試験内容と難易度について
■エステの資格名を履歴書に書く時の注意点
■その他、エステ業界で活かせる資格

エステティシャンの仕事

民間認定資格がいくつか存在するエステティックの世界ですが、まずは、エステティシャンの仕事について見ていきましょう。お客様の体に触れたり化粧品を用いたり、皮膚や体を美しく整えていく印象がありますが、エステティシャンにはできない行為も定められています。ですので、そのあたりの線引きをしっかりしておくというのも大切な事なのです。

カウンセリングや販売・店舗業務

まずは、どんな施術を行うサロンでも「カウンセリング」というのがあります。お客様のお悩みやコンプレックス、どうなりたいかなど、きちんとエステティシャンが理解しておく必要があります。時には、アレルギーなどの症状がないかなども聞いておきます。あらゆる化粧品を使用するわけなので、かぶれてしまってはいけませんよね。

 

また、エステメニューは高額となる可能性がありますので、担当するエステティシャンとの信頼関係が大切。信頼できないエステティシャンとは、契約を交わしたくない!というのが自然な考えでしょう。そうならないためにも、しっかり知識を蓄え、カウンセリング時にお客様と向き合えるようにしましょう。

 

その他にも、サロンで扱う商品の販売や予約管理などの店舗業務も行います。販売業務では、手当がつくこともありますので、手を抜けない部分でもあります。実際に、商品を使いながら施術を行い、商品の良さを体験してもらうというのも良いでしょう。エステティシャンの仕事の中でも、得意な事から身に付けていくというのも良いのではないでしょうか。

施術

エステティシャンが行う施術には、「フェイシャルケア」「ボディケア」「脱毛」などがあります。どれも、必須である資格はありませんが、それぞれの知識や技術を高めるためにも、民間認定資格が存在します。実務経験だけで技術を取得するのも良いですが、きちんと勉強する事で自信に変わります。

 

また、エステティシャンの多くは、大小の規模は様々ですがエステティックサロンで働いていますが、ホテルに併設しているスパやスポーツクラブなど、活躍の場は広がっています。自分に合った環境を選べるのも、エステティシャンにとってプラスに働きますよね。

フェイシャルケア

フェイシャルケアとは、頭部を含む首から上のケアを指します。しわやたるみの改善、美白や保湿など、リラクゼーションを目的とした施術を行います。

ボディケア

ボディケアとは、全身に対するケアを指します。皮膚のトリートメントや痩身を目的とし、手技や機器を使って施術を行います。

脱毛

脱毛とは、美容ライトやワックスをして除毛することを指します。エステティシャンが行う脱毛は美容脱毛で、肌へのダメージも少なく、体の一部もしくは全身に光を照射して除毛します。

 

脱毛には、強力なエネルギーを持つレーザー光線を、毛根に照射する医療脱毛もありますが、その名の通り、医療行為となります。エステティシャンでは施術ができず、医師または医師の管理下で看護師が行うことになります。

 

エステティシャンができない仕事

エステティシャンとは、エステティックを行う技術者のことで、施術できる範囲が定められています。エステメニューにある脱毛でも、医療脱毛はNGということになります。そのあたりは十分に注意してサロン運営をしている企業が多いのですが、エステティシャンとしても業務範囲をしっかり理解しておくと良いでしょう。

一般社団法人日本エステティック協会では、以下をエステティシャンの禁止行為としています。

 

エステティシャンの禁止行為

・医師免許を持たずに、医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為。

・美容師免許を持たずに、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくする行為。

・理容師免許を持たずに、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整える行為。

・疾病の治療を目的として行う医業類似行為(医学的観点から人体に危害を及ぼすおそれのある行為。)

  引用⇒一般社団法人日本エステティック協会「エステティックについて」

エステティシャンとして働くのに資格は必要?

エステティシャンには国家資格というものが存在しません。よって、エステティシャンとして働くにあたりどうしても必要!という資格や免許もありません。そのため、チャレンジしやすい職業と言えるのではないでしょうか。

 

美容師のように、専門学校に通い国家試験に合格しなければならないというわけではないので、金銭面でのハードルにぶつかることもありません。エステサロンに就職し、技術や知識を習得し、最終的にはサロンの開業をする人も多くいます。また、エステティシャンのお仕事は、知識の量や経験の長さに応じて給料が変わってくる仕事でもあります。就職活動をする際にも、資格を持っている人の方が、仕事が決まりやすいということもあるようです。

エステサロンを開業するのに資格は必要?

エステサロンを開業するということは、そのサロンの代表として働くことになります。責任ある立場となりますので、資格保持者と同等もしくはそれ以上に知識や技術を身に付けておく必要があります。とは言っても、施術者ではなく経営者として開業する方もいますので、全員がそうとも限りません。

 

ですが、お客様はコンプレックスを抱えて来店される方が多いので、専門的な知識をもっておくと説得力のあるお話もできますし、安心してカウンセリングを受けてもらえるのではないでしょうか。勇気を出して来店くださったお客様のためにも、エステティシャンが頼れる存在になれると良いですね。

エステティシャンになるには

高卒、中卒でもエステティシャンになれる?

結論から言うと高卒、中卒でもエステティシャンになることは可能です。ただし、エステティシャンの求人を見ると、多くのエステサロンが「高卒以上」を対象としているので、中卒の方は、後述する認定エステティシャン検定などの民間認定資格を取得しておくと就職もしやすくなるといえるでしょう。

 

近年では専門学校の数も質も充実しているため、高校卒業後に専門学校や専門スクールに通って学び、その後に就職する人が多く、入社前に民間認定資格を取得している方もたくさんいます。そのため、募集段階で資格を有していることが必須になっているサロンもあります。また、高卒・中卒での未経験者で入社した場合は、最初はアルバイトからのスタートになることも覚悟しておきましょう。研修や実践でしっかりと技術を磨き経験を積んでいくことで、お客様、スタッフの間での信頼・支持を獲得していけば、正社員へ昇格、収入アップも可能です。

 

しかし、入社後は、エステティシャンの技術レベルによって給料が変わってくるため、高卒、中卒だからといってくじけることはないでしょう。一般企業では多く見かける、学歴によって給料が異なるということが少ない、実力主義の世界なので、自分の腕次第でキャリアアップも可能です。

  悩み事や心配がある女性のイメージ  

エステティシャンに必要な勉強

書き込む女性 白背景  

エステティシャンに必要な勉強は大きく理論と実技の二つがあります。

まず理論では解剖学、生理学、栄養学、カウンセリングはどの学校、コースでも必須となっていることが多いようです。エステティシャンとしてエステ技術の理解と実践をするために、またお客様へ適切なアドバイスをするために必須の科目と言えます。皆さんも実感したことがあるように、美容にはエステで行うマッサージといった外からアプローチとともに、お客様にも日頃の生活での食事、運動、睡眠も気を付けて頂き、中からのアプローチも必要です。そのためには栄養学はもちろんのこと、人体についての理解も必要となってきます。

 

次に実技では、実際にモデルさんの協力を得ながらエステティシャンとして必要な技術を学びます。一般的にはフェイシャル、ボディ、脱毛などの技術を学び、特別科目としてアロマセラピーやタラソテラピーなどの自然療法、リフレクソロジーなどの部分的な技術を学ぶコースもあります。特別講師として現役のエステティシャンを招いて講習をするカリキュラムを組んでいる学校も多く、実践的なスキルを高める絶好の機会です。

 

また、実技で試されるのは施術の技術だけではなく、カウンセリングなどの接客技術もあります。エステティシャンはサービス業の一種と考えるオーナーやお客様もいますので、施術技術そのものはもちろんのこと、カウンセリングでお客さまの悩みを聞きだしたり、施術中にリラックスした空間を作り出したりするコミュニケーション能力も必須になってきます。

 

エステティシャンとしての立ち振る舞いや接し方が素敵なエステティシャンに施術をしてもらうと、お客様はより深い安心感とリラックスが得られ、施術全体の満足感にもつながります。コミュニケーションやカウンセリングの技術は、短期間で身に付くものでもありませんので、入社後もつねに技術を向上させていく努力が大切です。もし、時間と年齢が許せば、アルバイトなどで接客経験を積んでおくのも役立ちます。お客様をおもてなしする経験は、どんな職種であれ、エステティシャンとしてのカウンセリング技術にもつながります。

 

独学でもエステティシャンになるには

空にかざす応援の旗  

独学でエステティシャンになるためには、通信制のコースを受講した後に、エステティシャン認定資格に合格し、サロンに就職するという形が一般的でしょう。

 

通信制のコースでも平日の通学コースと同じように栄養学、解剖学、生理学などの科目に加え、選択式で、アロマ、リフレクソロジー、フェイシャル、ボディ、脱毛、リンパマッサージ、タラソテラピー、美容鍼など専門科目を学びます。また、エステティシャンの認定資格がは筆記と実技の試験を受けて、合否が出されるため、実技の授業を必須にしているコースがほとんどです。オールハンド技術に加えて、専門機器や用具の使い方を学びます。

 

たくさん選択肢があって迷ってしまったときは、自分がどんなキャリアを歩みたいのかを考えてみると良いでしょう。解剖学や生理学な基礎科目に加えて、フェイシャル、ボディ、脱毛などの総合的な専門科目を学んでおき、サロンに就職した後に、アロマ、リフレクソロジーなどの特別技術を学んでいくのも良いでしょう。

 

逆に、すでにやりたいことが決まっている場合は、サロンに就職する前に、ワックス脱毛、リンパドレナージュといった専門技術を選択しておけば、戦力として迎えられるチャンスも増えてくるでしょう。いずれにせよ、今後、どのように活用していくかを考えて取得するコースを決めると迷うことがなくなります。

 

代表的なエステの国内資格一覧

日本エステティック業協会(AEA)認定資格

AEAは1987年に任意団体として設立され、2009年からは一般社団法人として活動している団体です。150社以上が加盟店として登録されており、エステティック業の発展と普及を支えてきた団体と言えるでしょう。

そんなAEAの認定資格を取得する方法には、認定校でカリキュラムを履修した上で受験する方法と、実務経験者が受験する方法の二つがあります。もし実務経験者として受験する場合は、基礎資格でも1年以上の就業経験が必要になるので注意しましょう。

  日本エステティック業協会 ⇒「日本エステティック業協会(AEA)」公式サイト  

AEA認定エステティシャン

AEAの基礎資格で、エステティシャンとしての基本的な知識や技術、接客マナーが問われます。試験の方式は実技試験と筆記試験の両方。受験資格を得るには、1年以上のエステティック実務経験が必要です。試験の出願の際に、指定された書式の実務経歴書の提出を行います。認定校では、カリキュラム履修時間数300時間相当を修了して資格取得を目指します。

  【AEA認定エステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

10,560円(税込)

実技試験

13,640円(税込)

AEA認定上級エステティシャン

知識と技術を活かし優れたケアができることの証明になる、AEA上級認定エステティシャン。基礎資格であるAEA認定エステティシャンよりも一つ上の資格となります。ボディエステまたはフェイシャルエステの実務経験が2年以上(AEA認定エステティシャンの資格を取得していれば1年以上)、または認定校カリキュラムを1,000時間相当修了した人に受験資格があります。上級資格だけあって、AEA認定エステティシャンに比べると必要な勉強時間は2倍以上!試験当日は実技試験だけでも2時間以上かかります。また、資格試験は筆記試験のほかに2次試験として実技試験があるので、1次試験である筆記試験に合格していないと実技試験を受けることは出来ません。しっかり勉強して臨みたいですね。

  【AEA認定上級エステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

14,300円(税込)

実技試験

17,600円(税込)※正会員および認定校団体申込割引 14,300円(税込)

AEA認定インターナショナルエステティシャン

AEAにおける最上位資格が、AEA認定インターナショナルエステティシャン。高度な知識と技術を持ち、お客様に最上級のおもてなしをするプロフェッショナルです。受験資格があるのはAEA認定上級エステティシャンの資格取得後、2年以上のボディエステまたはフェイシャルエステの実務経験を積んだ人や、AEA認定上級エステティシャンの資格を有し、ボディエステまたはフェイシャルエステに関して通算5年以上の実務経験がある人。そのほか、国際資格かそれと同等の国内資格を持っていて、かつ通算5年以上の実務経験がある人です。筆記試験・実務経験の難易度がさらに上がっているのに加えて、事前に800字程度の論文提出も必要になります。

  【AEA認定インターナショナルエステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

17,600円(税込)

実技試験

27,500円(税込)※正会員および認定校団体申込割引 24,200円(税込)

AEA認定講師(フェイシャル・ボディ)

AEA認定インターナショナルエステティシャンの資格を取得して講師経験を3年以上積むか、担当する分野で5年以上の実務経験を積むと、AEA認定講師の資格を認めてもらえます。この資格を取ると認定校でエステティシャンの育成に関わることができるので、未来のエステティシャンを育てたい人はぜひ目指してみましょう!AEA認定講師では、申請条件を満たしていれば資格試験のようなものはありません。登録手続きをしてから、5年毎の更新制となります。

  【AEA認定講師の登録料】※2024年1月現在

初回登録および更新

36,850円(税込)※ディプロマ、カード制作、送料が含まれています

AEA認定脱毛講師(脱毛のみ)

(旧)連合美容電気脱毛技能検定1級及び認定美容脱毛エステティシャンの資格を取得して、講師経験を3年以上積むか、担当する分野で5年以上の実務経験を積むと、AEA認定脱毛講師の資格を認めてもらえます。AEA認定脱毛講師では、申請条件を満たしていれば資格試験のようなものはありません。登録手続きをしてから、5年毎の更新制となります。

  【AEA認定脱毛講師の登録料】※2024年1月現在

初回登録および更新

36,850円(税込)※ディプロマ、カード制作、送料が含まれています

日本エステティック協会認定資格

1972年の設立以来、日本のエステ業界をリードしてきた日本エステティック協会。その認定資格を得るには、認定校に通って必要カリキュラムを修了してから受験する方法と、通信教育で勉強してから受験する方法の二つがあります。通信教育を選択した場合は、実技講習のみ通学して受ける必要があるので気をつけてください。

  日本エステティック協会 ⇒「日本エステティック協会」公式サイト  

CODES-JAPON認定ソシオエステティシャン資格

ソシオエステティックとは闘病生活を送っている方、介護を受けている方、高齢者の方、などに医療や福祉の知識に基づいて行う総合的なエステティックです。フランスのソシオエステティシャン養成施設のCODESと提携する養成講座を修了することでCODES JAPON認定ソシオエステティシャン資格が取得できます。この講座を受講するには、認定上級エステティシャン資格取得している正会員か認定エステティシャン資格取得および通算5年以上の実務経験を持っていることが条件になります。

  【CODES-JAPON認定ソシオエステティシャンの受講料】※2024年1月現在

講座

300,000円(税込)※授業料、施設使用料、制服、通信費、実習保険料、ディプロマ代が含まれています

AJESTHE認定ボディエステティシャン・AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン

エステティックの基礎知識があり、ボディまたはフェイシャルエステの基礎ができている人が認定される資格です。日本エステティック協会の初歩的な資格で、筆記試験のみが課されます。ただし、実務経験者であることか、所定のカリキュラムを修了していることの証明がないと資格認定を受けられないので要注意。

  【AJESTHE認定ボディエステティシャン・AJESTHE認定フェイシャルエステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

個人申込<単願>8,200円(税込)、<併願>15,400円(税込)

個人申込<単願>7,700円(税込)、<併願>15,400円(税込)

AJESTHE認定衛生管理者

エステサロンの衛生管理についての資格です。公益財団法人日本エステティック研究財団の「エステティックの衛生基準eラーニング」を受講後に確認テストを行い、協会に「AJESTHE認定衛生管理者資格申請書」を申請することで資格を取得できます。エステティシャン自身の安全確保を含め、衛生管理の基礎をエステティックに従事する者全てが共通の認識であることを目的としたものです。

  【AJESTHE認定衛生管理者の受講料】※2024年1月現在

受講料

2,000円(税込)

AJESTHE認定エステティシャン

認定校もしくは通信教育で300時間以上勉強することで受験資格を得られる、日本エステティック協会での基礎資格です。試験はマークシート式の筆記試験と、フェイシャル・ボディともに手技のみの実技試験。合格率は80%以上という情報もあるので、普段の力を発揮できれば資格取得はそれほど難しくないかもしれませんね。

  【AJESTHE認定エステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験・実技試験

10,560円(税込)

AJESTHE認定上級エステティシャン

受験資格があるのは、認定校1,000時間コースまたはCIDESCO国際認定校コースを修了した人や認定校300時間コースの修了者で、認定エステティシャン資格取得後2年以上の実務経験を有する人。また、通算5年以上(認定エステティシャンの資格を取得していれば2年以上)の実務経験者で対策講座を受講済みの人も受験することができます。

 

認定上級エステティシャンではエステティックに関する理論・技術の全てを理解し、実践できなければなりません。技術試験ではフェイシャル・ボディエステに加えて、マニキュア・メイクアップ・ワックス脱毛も対策範囲になるので、幅広く勉強することが大切です。

  【AJESTHE認定上級エステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

11,000円(税込)

実技試験

22,000円(税込)

※再受験料 5,500円(税込)

AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー

エステティックのプロとして、業界をリードしていくエキスパートが認定トータルエステティックアドバイザー。AJESTHE認定上級エステティシャン資格かCIDESCO資格を持っていることが受験資格になります。また、資格取得後に2年以上もしくは通算5年以上の実務経験が必要です。試験では、試験官2名をサロンスタッフと想定し、プレゼンテーションおよびロールプレイングを行います。日本エステティック協会では最上位資格にあたるので、取得しておけば就職・転職の際に確実に有利になりますよ。

  【AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザーの受験料】※2024年1月現在

資格取得講座・筆記試験・実技試験

33,000円(税込)

資格認定登録料

11,000円(税込)

※再受験料 筆記試験、実技試験各5,500円(税込)

AJESTHE美肌エキスパートR(美肌検定R)

日本エステティック協会が一般向けで実施している検定で、美肌に関する正しい知識を広めたいという目的からなるものです。検定に合格すれば認定証が授与され、美肌エキスパートとして認められます。誰でも若々しいお肌をキープしたいものですから、美肌ケアに関心を持っている人やお仕事でお客様へアドバイスするという人は持っていると良いかもしれません。また、受験資格も特になく年齢や性別の制限もありません。性別問わず美容・化粧品業界で活躍する人が増えているので、今の時代に合った資格と言えるのではないでしょうか。

  【AJESTHE美肌エキスパートR(美肌検定R)の受験料】※2024年1月現在

筆記試験

一般5,500円(税込)、会員4,400円(税込)

日本美容電気脱毛協会(JBEA)認定資格

アメリカで開発された脱毛法である美容電気脱毛。日本では、ニードル脱毛と呼ばれエステティック施術のひとつとして行われています。JBEAは、エステティックに関する8つの団体が加盟し技術向上とエステティックの普及を目指して設立されました。美容電気脱毛に関する専門的な知識を持ったエステティシャンを育て、安全に施術を行えるようにしています。

  日本美容電気脱毛協会 ⇒「日本美容電気脱毛協会(JBEA)」公式サイト

JBEA認定美容電気脱毛エステティシャン

美容電気脱毛に関する知識と技術を持ったエステティシャンの証となるものです。筆記試験と実技試験があり、どちらにも合格した人が得られる資格です。実技試験では、脱毛器の正しい使用はもちろんのこと、エステティシャンとしての身だしなみや消毒衛生に関してもチェックされます。また、ニードル脱毛を行うエステティシャンは、認定美容電気脱毛エステティシャンの資格を持っていなければなりません。

 

教育カリキュラムを400時間修了した人か、脱毛専門校にて脱毛カリキュラムを300時間修了した人に受験資格が与えられます。また、美容電気脱毛に関して1年以上(50時間以上の施術)の実務経験を持っている人なども受験資格があります。

  【認定美容電気脱毛エステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

15,290円

実技試験

15,290円

ベーシック美容電気脱毛エステティシャン

美容電気脱毛に関する専門的知識を持ったエステティシャンであることが証明されるものです。筆記試験に合格することで資格を取得できます。資格の有効期限は3年間なので、その間に実技試験を受けることで認定美容電気脱毛エステティシャンの資格を取得できます。有効期限の3年を過ぎてしまえば、筆記試験を再受験しなければなりません。

  【ベーシック美容電気脱毛エステティシャンの受験料】※2024年1月現在

筆記試験

15,290円

実技試験

15,290円

認定美容電気脱毛技術者

脱毛専門のカリキュラムにて、JBEA認定美容電気脱毛講師による指導を100時間修了後、筆記試験と実技試験に合格した人が得られる資格です。認定美容電気脱毛技術者は、2020年より新設された美容電気脱毛に特化した技術者資格です。カリキュラムには、美容脱毛学や美容電気脱毛実技理論、脱毛実技(サロンワーク含む)を行うことになります。

  【認定美容電気脱毛技術者の受験料】※2024年1月現在

筆記試験

15,290円

実技試験

15,290円

代表的なエステの国際資格一覧

CIDESCO(シデスコ)

CIDESCO-NIPPON ⇒「CIDESCO-NIPPON」公式サイト  

1946年にベルギーで設立されたCIDESCOはエステティックの教育機関として世界的に認められた団体。この団体で認定されている国際資格「Beauty Therapy Diploma」を取得するには膨大な時間とお金がかかりますが、晴れて資格認定を受けることができれば、エステティシャンとして世界に羽ばたいていく道も開かれます。

 

そのほか、より専門的な「Aromatherapy Diploma」や「Spa Therapy Diploma」といった資格もあります。「Beauty Therapy Diploma」取得後は、更に専門性を高めていっても良いでしょう。

  【Beauty Therapy Diplomaの受験料】※2024年1月現在

筆記試験(1次試験)

11,000円(税込)

事前講習(60時間~)

132,000円~(税込)

筆記試験・実技試験(本試験)

68,200円(税込)

合格登録料

56,100円(税込)

 

国際エステティック連盟INFA(インファー)

国際エステティック連盟INFA ⇒「国際エステティック連盟INFA」公式サイト  

CIDESCOと同様、ベルギーで設立されたINFA。INFAのスクールに通ってカリキュラムを学び、修了試験に合格した人のみが国際試験を受けられます。INFAのスクールは全国に7校と少ないのですが、無事に資格認定を受けられたあかつきには、就職の際かなりのアピールポイントに。国際試験で85点以上を取ると「ゴールドマスター」という称号を得られるので、より強みになりそうですね。

  【INFA国際試験の受験料】※2024年1月現在

国際試験受験諸費用

55,000円(税込)

ディプロマ発行申請料

15,000円(税込)

 

INFA国際試験を受けるには、INFAスクールに通いカリキュラムを修了しなければなりません。そのため、国際試験を受けるまでにも学費がかかります。国際ライセンスの取得を目指せるコースは、「インファー特別講座(フェイシャル&ボディコース)」「フェイシャルコース」「ボディコース」の3つ。入学金や授業料、教材費を合わせて223,300円(税込)~454,300円(税込)かかります。(※2024年1月現在)受けたいコースによって金額が異なるので、詳しくはINFA公式サイトをチェックしてみて下さい。

ICAM(イカム)

ICAM ⇒「一般財団法人ICAM日本支部」公式サイト  

ICAMは、エステティシャン・ビューティシャン・アロマセラピスト・リフレクソロジストなどさまざまなスペシャリストの知識と技術を認定するフランスの民間資格です。ICAMの認証したライセンスを保有することは、世界トップレベルの知識と技術水準を保有していることを意味し、世界的に美容のプロフェッショナルとして適用することの証とされています。このライセンスを取得するには、定められたカリキュラムを受講し、ライセンス取得に必要な知識と技術を3段階に分けて修了試験を受験します。修了試験に合格する事で「ICAMコースサーティフィケート証」を受け取れるので、そこからライセンス取得を目指していくことになります。

  【ICAMライセンスの受験料】※2024年1月現在

エステティシャン

16,500円(税込)※認定登録料・証書発行料は別途11,000円(税込)

アドバンストエステティシャン

22,000円(税込)※認定登録料・証書発行料は別途22,000円(税込)

マスターエステティシャン

27,500円(税込)※認定登録料・証書発行料は別途33,000円(税込)

CIBTAC(シブタック)

CIBTAC ⇒「CIBTAC(シブタック)」公式サイト  

CIBTACは英国の権威ある国際資格認定機関です。ライセンスの取得には認定校での受講が必要です。解剖生理学、ボディマッサージや、フェイシャルケア、メイクやネイルを始めとするビューティーセラピー、スパセラピー、その他の補完療法など多彩なキャリアをサポートしています。CIBTACに認定されたセラピストは世界中で活躍しており、そのハイレベルなスキルは高い評価を受けています。

ITEC(アイテック)

ITEC ⇒「ITEC(アイテック)」公式サイト  

ITECはイギリスの文部省・労働省が認定するアロマセラピストの国際認定機関です。日本をはじめ世界でも非常に知名度や信用度の高い資格で、資格の取得にはITEC認定校で「アイテックアロマセラピーコース」を受講し修了試験に合格する必要があります。

エステの資格を取得するには

専門学校(スクール)に通って資格を取る

エステティシャンの資格を取るためには、一般的にその資格が取れる認定校を選び専門学校またはスクールで学ぶ必要があります。昼間課程でみっちり学べるコースもあれば、仕事をしながら通える夜間や週1コースなどもあるので、自分に合った学校選びをしましょう。

 

費用について

気になる費用ですが、これは各地域や学校、講座の内容などによって大きく変わります。当然、学ぶ期間が長ければそのぶんお金も掛かります。ここからは2年制の学校に通うと想定してみていきましょう。

 

エステティシャンになるための専門学校に通う場合の学費は、2年制の学校で平均150万~300万円程度と言われています。実習が多く、たくさんの実習用器具や薬剤を使用する場合や、就職支援などのサポートが手厚い場合、学費も高くなる傾向にあります。反対に、地方の専門学校は安くなる傾向にあります。

 

一方で、通信制の学費は平均して30~100万円と言われています。内訳は入学金、授業料、実習費、教材費など。平日昼間のコースと異なり、教材を用いた自宅学習が中心となり、実習も必要最低限であることが多いようです。そして、学費が高ければ良いというものでもありません。授業内容や実習・研修の内容、学校の設備や施設の充実度を総合的に比較して決めるのがよいでしょう。 学費を見る際に注意すべき点は、教材費・器材費などが学費に含まれるかどうか。理論学習で使う教材や実習で使う薬剤などが含まれているか、別途準備が必要なのかは、しっかりと確認しましょう。

 

さらに、海外研修制度を整えている学校もありますので、希望者は事前に準備しておくとよいでしょう。海外研修では、ヨーロッパやアメリカなど最新の美容関連施設を1~2週間程度訪問し、ほとんどの場合は学費に含まれていません。参加は任意ですが、旅費として10万円から30万円程度、別でかかると考えておきましょう。

 

最後に、見落としがちなのが生活費です。実家から通学するのであれば必要ありませんが、一人暮らしで通う場合や寮に入る場合には生活費は必ずかかります。2年制の学校に通うと考えると、家賃、光熱費、食費など合わせて2年間で150万円~200万円かかると言われています。

 

学費が安いからと自宅から遠い学校を選択してしまい、定期代が高くなってしまった結果、自宅近くの学費が高めであった学校と出費が同じくらいになってしまったという例もありますので、注意が必要です。学費はコースの金額だけでなく、生活費も考慮して総合的に判断することが大切です。そのためにはインターネットやパンフレットでしっかりと情報収集をしておきましょう。

 

また、学費が支払えるかどうか不安とういう方は、奨学金を利用する手もあります。成績や入学時の申請条件により学費を一部免除する制度ですので、様々な理由で学費を抑えたい場合は、学校に確認してみましょう。

   

資格取得までの時間

エステティシャンの専門学校は、通常3ヶ月から半年のコース、半年から1年のコース、1年から2年のコースに分かれています。

 

平日昼間のコースでは2年制が一般的です。ただ、エステティシャンのコースは夜間、通信制なども美容師などと比べると多く開校されています。期間は様々。ご自身の都合に合わせて受講する方が多いので、終了までの期間は人により異なります。

 

例えば通信制のコースを受講した場合、テキスト・問題集・ビデオ学習などを1ヵ月前後で自宅学習し、その後技術を日曜日のみ、もしくは夏休みの7月~8月に集中的に授業を行い習得するなどというスケジュールで行う人もいます。

 

「日本エステティック協会 認定エステティシャン」の場合、3ヶ月程度の短期間の通学で受験資格を取得できます。難度の高い「CIDESCO認定インターナショナル エステティシャン」の場合、CIDESCO認定校で1200時間以上のカリキュラムを修了し、さらにCIDESCOスクール国際試験合格後、2年以内に600時間の実務経験が必要ですので、最短で1年半程度の時間がかかることになります。

通信講座を利用して資格を取る

どうしても専門学校への通学が難しいという方には、通信講座を利用して資格を取得する方法があります。通信講座の場合、自宅でのテキスト学習と短期間のスクーリングで理論と技術を学びます。毎日通学する必要がないので比較的時間の融通が利きやすく、育児をしながらや働きながらでも資格取得できるのが魅力です。

 

費用について

費用の面では、通学した場合に比べて通信講座の方が格段に安くなります。また、実務経験者か未経験者かでも費用に違いがでてきますが、だいたい15万~30万円前後であることが多いようです。

 

資格取得までの時間

資格取得までにかかる時間は、「日本エステティック協会 認定エステティシャン」の場合、約5~6ヶ月程度、それでもまだ履修しきれない場合は期間の延長が能なところもあり、最大で1年~1年半の延長が可能になっているようです。一般的には、通学よりも通信の方が取得までの時間は長くなります。

家事や仕事をしながら資格を取る

家事や仕事をしながらエステティシャンの資格を取りたいと思った時には、どうすればよいのでしょうか。まず一つ目の方法としては、時間の都合をつけやすい通信講座や専門学校の通信課程がおススメです。DVDやテキストなどの教材を使って勉強し、資格の取得を目指しましょう。受講期間は一般的には半年ほどで、学費も必要なものをすべて合わせて50万円以内に収まる場合がほとんど。全日制の美容系学校に通うよりもずっとリーズナブルなのが嬉しいところです。取得できる資格は講座によって変わりますが、「日本エステティック協会認定エステティシャン」などが代表的。

 

とはいえエステティシャンの仕事は高い技術力が求められるもの。「実際に講師から技術を教わりたい」という人は専門学校に通った方が安心かもしれません。家事や育児、仕事などの兼ね合いで時間の都合がつかない場合には、夜間部を活用してみても良いでしょう。ある学校のカリキュラムを例に見てみると、午後6時~11時の間に3時限ほどの授業を受けるというスケジュール。2年間で卒業できるようにカリキュラムが組まれています。学校ごとに支援している資格は異なりますが、例えば「AEA認定エステティシャン」や「公認インナービューティトレーナー」などの資格に挑戦できるようですね。

 

基本的にエステサロンでの求人は、経験者を優遇しているので、あらかじめスキルを持っている方が採用されやすいでしょう。しかし、中には未経験者を積極的に採用しているお店も。会社員や主婦という立場でも、資格の取得ができますし、エステサロンで技術を磨きながら資格取得を狙ってみるのも一つの手ですよ。

エステの資格を取得するメリットとは

エステティシャンになるにあたって持っていなければならない資格というのはないのですが、スキルを持ち合わせている証明となるので、持っていて損はありません。むしろ、資格を持っていることがメリットとなることが多いのではないしょうか。

 

エステに関する資格を取得することで、メリットとなりそうなことを見ていきましょう。就職や転職をする際に、強みとなること間違いなし!

スキルを重視した採用にも打ち勝てる

資格がいらないエステ業界とは言え、スキルや経験を持っているエステティシャンを採用したいと思うサロンは少なくありません。即戦力として採用したい!というサロンオーナーの期待にも応えられます。

 

お給料が高いサロンや人気のサロンでは、なかなか採用してもらうのにも一苦労ですが、「私はこのような施術ができますよ」といったスキルの証明がある事で、採用選考でも評価されやすいのです。「やる気だけはあります!」といった求職者より、「〇〇の資格を持っています!」という人の方が、サロンで採用した後のビジョンも想像しやすいのでしょう。

給与アップや資格手当がもらえる

技術や経験によって、お給料を決めているというサロンは多くあります。また、資格手当をつけているサロンもあるので、給与アップに繋がります。しっかり技術を評価してもらえる環境は、働いていても気持ちが良いものですよね。

 

また、資格手当がつけば、資格取得のために頑張れますしモチベーションも上がります。お客様のために資格取得などで技術を構築する方もいれば、自身の収入のために資格を取得する方もいるでしょう。資格を取得する事はタダではありませんが、将来的に役立つので挑戦してみても良いかもしれませんね。

お客様からの信頼を獲得できる

資格の取得は、スキルや専門知識を持っていることの証明となります。エステサロンには、コンプレックスを抱えたお客様が多く来店するため、相談された時に納得のいく説明をし、お客様の信頼を獲得できるのではないでしょうか。

 

また、将来的に独立して開業する場合にも、専門的な施術やサービスを提供できるため、他店との差別化が図れます。エステティックにも様々な種類があり、奥深く学びたいという場合には資格取得を目指し、サロンの看板メニューとして掲げるのも良いでしょう。

知識が身に付き、納得のいく施術ができる

資格を取得するという事は、技術だけでなくそれに付随する知識も身に付ける事になります。人それぞれ違った悩みを抱えてサロンにやって来ますので、質問される内容も一つではありません。そう言った時に、問題を解決できるほどの知識があれば、きちんと説明ができます。

 

施術をする事で解決に導けるのであれば、自分としても納得がいくのではないでしょうか。自信をもって施術を行える事で、「資格を取って良かった」と感じられるのかもしれませんね。どんどん資格取得の難易度を上げて、さらなる高みを目指してみてはいかがでしょうか。

試験内容と難易度について

エステティシャンの資格は、学生であれば認定校でのカリキュラムを受講し修了後に実技試験、及び筆記試験を受けるという流れ。全体的に合格率が高く、独学でも取得できる資格も多い傾向にあります。また、エステティシャンの資格は、下位の資格を持っていないと上の資格を受ける事ができないので、一つずつチャレンジしていく事になります。ここからは、エステティシャンの資格の難易度について見ていきましょう。

難易度【低】

初めて資格をとるという方には、「AEA認定エステティシャン」「日本エステティック協会認定エステティシャン」がおすすめです。エステティシャンとしての基礎知識が問われる資格ですので、働いていく上で必要な知識が身に付きます。

 

このような資格を取得する場合に、どうしてもスクールに通う時間がなかったら通信教育を受けて見ると良いですよ。ライフスタイルにもよりますが、大体1年ほどで資格を取得することができるでしょう。

難易度【中】

もう少し高いレベルの資格を受験したいという方には、「AEA認定上級エステティシャン」や「日本エステティック協会認定上級エステティシャン」にチャレンジしてみても良いですね。これらは、プロのエステティシャンとしての知識や技術を要し、中核を担うエステティシャンの為の資格です。必要な勉強時間も難易度も、「AEA認定エステティシャン」や「日本エステティック協会認定エステティシャン」と比べると2倍以上になりますよ。

難易度【高】

もっと上級の資格を受験したい方には、「AEAインターナショナルエステティシャン」や「認定トータルエステティックアドバイザー」、ベルギーの団体「CIDESCO」が認定する国際資格に挑戦してみましょう。これらの資格は世界レベルと言えるでしょう。

 

ここでいう「資格取得の難易度」は、試験問題の難しさというわけではありません。それまでのカリキュラムが高度であったり実務経験が一定期間ないといけなかったり、資格試験を受けるまでの大変さを表していると考えておいても良いでしょう。

エステの資格名を履歴書に書く時の注意点

エステティシャンの資格はほとんどが民間団体から発行されているもの。国家資格よりも知名度がないため、他の資格と混同されないように、団体名資格名を一緒に書くようにしましょう。また略称ではなく、正式名称を書くようにすることも大切。「認定~」という資格名が多くありますが、これは個人が団体から認定を受けているわけでなく、その資格を認定しているという意味なので、表記を間違えないように。どうしても不安な人は、あらかじめ資格を発行している団体に確認しておくことをオススメします。

その他、エステ業界で活かせる資格

現在エステティシャン関連の資格は数十種類あるとも言われていて、内容もバリエーション豊か。「AEA認定エステティシャン」といった代表的な資格以外にも、エステティシャンの仕事に活かせる様々な資格が発行されています。

 

たとえば「日本ハーブセラピスト協会」が行っている「ハーブ検定」は、ハーブの効能や栽培技術などを学ぶ資格。1級と2級からなり、受験料はいずれも8,640円(税込)。試験勉強は1,800円(税抜き)の公式テキストや、2,750円(税抜き)のハーブティーキットを使うのが一般的です。1級と2級の両方に合格することで、さらに上級の「ハーブセラピスト認定試験」にも挑戦できるように。通信・通学講座も実施されているため、時間に余裕のある人はチェックしておきましょう。

⇒『日本ハーブセラピスト協会』のHPはこちら  

そのほか変わり種では、文字通り耳にエステを施す「イヤーエステ」というものも。民間団体で講座が開かれているようなので、仕事の幅を広げたい人は挑戦してみてもいいかもしれませんね。

まずは基礎資格を取得することから出発して、実務経験を重ね徐々にステップアップしていきましょう。資格を取れば、エステティシャンとしての自信もついていきますよ。

看護師がエステ業界に転職!?

驚きなのが、美容意識の高い看護師の間で、エステティシャンを転職先に選ぶ人が多いということ。というのも、看護師資格を持っていることで働ける「メディカルエステ」があるからです。

 

記事の中にも書いているように、エステティシャンには禁止されている行為があり、医師または医師の管理下で看護師が行うような施術があります。メディカルエステは、医師の監修のもと行うエステになりますので、専門性が高く看護師としての経験を活かせるお仕事なのです。また、夜勤がなかったりお給料もそこまで悪くなかったりすれば、転職先として選ばれるのも納得できますよね。

 

大学病院や救急医療の現場には戻れない…」と感じている方も、取得した国家資格を眠らせておくのは勿体ないので、エステティシャンとして働く道を選択しても良いのではないでしょうか。

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