アイリストにおすすめのクレーム対応方法
まつ毛がすぐに取れた。目が染みて開けられなくなった。腫れた。まつ毛エクステをしたら自まつ毛が抜けた。イメージと違う。予約の時間に行ったが待たされた。などなど、クレームの内容は技術に限らず多岐にわたります。
クレームは直後に起こるわけではありません。クレームを起こさないために出来る事前の対策、起こってしまった時の対応をしっかりサロンで統一していると、サロンワークで起こるクレームリスクは減ります。
まつ毛エクステで起こるクレームを紹介し、原因や対策を紹介します。
技術が原因のクレームの例、対策
技術が未熟で起こるトラブルは、プロのアイリストとして決して有ってはならないクレームです。日々正しい技術や知識の見直しをし、クレームが起こった時は迅速に対策を立てることが必要です。
では、アイリストとして働く中でどのようなクレームがあり、またどういった対応をすべきなのでしょうか。
接着剤が瞼に付いて刺激があった。腫れがひかない
まつ毛エクステは瞼から1.5ミリ~2ミリ離して接着する技術です。装着中や、装着後異常を感じた時には、自己判断せずしかるべき医療機関を受診して頂きます。緊急事態が起こった時はクレーム対応時の、アイリスト全員の対応が統一するように、店の連絡システムを共有する必要があります。
ツイーザーの先端が、肌を傷つけた
ツイーザーの先端が顔側に向かないようにしっかり持ちましょう。顔に向かって平行になるように持ちます。施術するベッドの後ろをスタッフが横切り、施術者に当たりツイーザーを落とすこともあります。人が通ることが無い場所に施術するベッドを置くなど、ベッドの位置にも配慮します。
まつ毛エクステがすぐに取れた
毛の周期の、抜け落ちる寸前の毛に着けていることで、落脱するケースもあります。事前に、お客様に毛周期のことをお伝えする必要があります。
取れている量が大量の場合、自まつ毛にエクステを付ける前の自まつ毛への事前処理が不十分である可能性があります。また、生えたばかりの産毛のような細い毛に、太い毛を付けたり、リッジが全く合っていない無理な毛を付けていないでしょうか。
グルーが適切な量でなかったり、施術後の禁止事項をお伝えしていなかったりと、まつ毛がとれるのには様々な原因が考えられます。
その他のクレーム例と対策
クレームは未熟な技術だけではなく、様々な要因があります。クレームが出た時の迅速かつ冷静なサロンの対応が求められます。
他のサロンでまつ毛の状態が悪いことが原因で断られたお客様を「うちは出来ます」と受け、結果が出ずクレームが出た
施術前は、必ずお客様のまつ毛の状態を見るようにしましょう。もちろん、毛周期の問題や前回付けていたまつ毛エクステの状態が悪く、お客様の希望本数、デザインで施術できないこともあるとお伝えする必要があります。
出来ない約束をしてクレームへつなげるのではなく、正しいケア方法をお伝えし、施術できる状態になったら来店してもらえるようアドバイスをしましょう。
「何日持ちます」と言い切ってしまい、持たなかったお客様からクレームが来た
『賞美期限』は、お客様の生活習慣も関係するため個人差も大きいため、持ちは日程で言い切らないようにしましょう。
予約時間に来たのに、長時間説明もなく待たされた
お客様の施術が押してしまい次に来られたお客様をお待たせしてしまうことは、ほかのサロンでもあることです。お待たせしていることをお詫びし、お客様の待ち時間をお伝えする必要があります。時間通りに終わらない時も正直にお伝えする必要があります。
クレームに対応するポイント
クレーム対応には、まずはお客様の話をよくお聞きし、お客様の気持ちを汲み取り、誠実に冷静に対応する姿勢が必要になります。クレームは、お客様すべての人から言われることはありません。
サロンやアイリストに不満を感じた時には、クレームは言わないだけで、サロンに施術をしに来なくなり失客につながります。サロンにお客様が来なくなった時に、アイリストやサロンは大抵失客した理由に気が付かず悩みます。
クレームを言われることは、辛いことでなるべく無いようにしたいものですが、それだけではありません。サロンワークにクレームが有り、不満を持たれた理由が判明した時は、サロンワークを見直すきっかけとなります。アイリスト全員で真摯に受け止め、同じクレームが再発しない店の連絡システムを作りましょう。