まつげエクステとは

正式には、まつ毛エクステンションですが、略してまつげエクステやまつエクと呼ばれています。
まつ毛1本1本に、専用のグルーを使い、人工の毛(ラッシュ)を取り付け、長さやボリュームをアップさせるものです。
ラッシュは、太さや長さが選べるので、付けまつ毛のようにまつ毛の長さやボリュームアップが可能です。
付けまつ毛は、まぶたに接着剤をつけて張り付けますが、まつ毛エクステは、まつ毛そのものに人工の毛を貼り付けていくタイプです。 1度つけると2、3週間はその状態が持続され、付けまつ毛のように毎日取り外す必要はなく、顔を洗っても落ちないことが特徴です。

まつげエクステの種類

まつ毛エクステの種類

まつ毛エクステは、毛の柔らかさ、カール度合い、長さなどが分かれており、種類が豊富です。

<素材>

*シルク・・・一番ポピュラーで低価格な素材です。少し固めで艶があります。
*ミンク・・・シルクよりも柔らかく、自まつげになじみやすいタイプ。
*セーブル・・・ミンクよりも値段が高く、より柔らかい素材。自まつ毛に一番近い質感と言われています。
素材による違いは、柔らかさです。もともと生えているまつ毛は柔らかいため、それに近い質感のまつ毛エクステの方がナチュラルに仕上がると言われています。本物のまつ毛に近い柔らかさのものの方が、外れにくく自然です。

<カール>

*Jカール…まつげエクステの中では一番カールが少ないタイプです。名前の通り、アルファベットのJのように毛の先のみがカールしています。まつ毛との接着面が多くなるため、取れにくく、比較的長持ちします。
*Cカール…Jカールに比べ少しカールが強くなります。ビューラーであげたようなまつ毛を好む方におすすめのタイプです。
*CC・SD・Dカール…メーカーによって呼び方はまちまちですが、Cカールよりもカールが強く、目元がよりパッチリ見えるタイプです。

グルーについて

まつ毛エクステの種類

まつげエクステとまつ毛を接着する接着剤のことを「グルー」と言います。いわゆる瞬間接着剤です。
グルーは、目元に使うものなので、まずは、安全が第一です!保存のしやすさ、扱いやすさをふまえてしっかり選ぶ必要があります。

◎グルーを選ぶポイント◎

[1]安全性・・・刺激の少ないもの、製造元・成分がしっかり記載されているものを選びましょう。
[2]乾きやすさ・・・速乾性のあるものの方が良いでしょう。
[3]接着の持ちの良さ・・・各種メーカーによって様々。刺激と比例しますので注意!
[4]ボトルサイズ・・・グルーは開封後、だんだんと劣化していきます。新鮮さも大事。
3ml、5mlほどの少量ボトルの方が良いです。
[5]生産地・・・国産なのか、外国産なのか、できれば成分表示があるものを選んでいきましょう。

お客様目線では、接着力や持続力が大切かと思いますが、アイリスト側から見れば、安全性、品質ほか、チェックしなければならない部分がたくさんあります。 サロンで使う場合には、あらゆる視点から比較検討する必要があるのです。
成分を知らずに使用しているとお客様がアレルギーを起こしてしまうケースも。
まぶたが腫れる、かゆみが残るなどのトラブルも発生しています。アレルギーをお持ちの方には、パッチテストを行うなど、しっかりチェックしましょう。

◎グルーを選ぶポイント◎

グルーの品質管理もサロンの役目。グルーは、高温多湿・直接日があたるところが苦手です。 10度以下の冷暗所で保管し、開封後は劣化状態をしっかりチェックし、変化した場合は、すぐに新しいものに変えるようにしましょう。各メーカーが多数グルーを出しているので、選ぶのは大変かも知れませんが、しっかりチェックし、最適なグルーを選ぶようにしましょう!

まつげエクステを長持ちさせるコツ

自分に合ったエクステを選ぶ

【1】自分に合ったエクステを選ぶ

まつげエクステにも長さ、太さ、カール度合、素材が違う種類が多数あります。
目の形、自まつげの状態などによって、合うエクステ、合わないエクステがあります。 相性の悪いタイプのエクステだと、装着直後のキレイな形を維持できなかったり、短期間で取れてしまったりします。
自まつげの特徴など、気になることがある場合は特に、着ける前にアイリストによく相談し、一緒に決めるといいでしょう。
また、太いタイプ、長いタイプのエクステは比較的取れやすいです。初心者の方は、適度なサイズで試してみることをおすすめします。

【2】装着直後、エクステを濡らさない

極力触れないようにすることも長持ちさせるコツです。特に装着後数時間は、触らないように注意してください。
グル―が乾き、エクステがしっかり固定されるまでには半日程度はかかります。入浴や洗顔、メイクなど、まつげを濡らすことは避けた方が良いでしょう。
その後も毎日の入浴・洗顔後は、タオルで軽く抑えた後、ドライヤーの冷風を下からあてて乾かすと、カールが長持ちします。

【3】エクステに跡や癖をつけない

メイク時間の短縮になることも人気の理由の一つである通り、まつげエクステは元々エクステ自体にカールが施されているため、まつげパーマ・ビューラー等は使用する必要がありません。 ビューラー等で強く押さえつけると、エクステが取れたり、エクステに変な跡が付いてしまうことも。
これは就寝時にも気を付けるべき点です。うつ伏せの状態だと、まつげに寝癖がつく場合があります。
エクステに跡がつくと、向きが乱れ絡む原因になります。自まつげのダメージにも繋がる可能性があるので、気を付けましょう。

クレンジング・洗顔時に注意すること

【4】クレンジング・洗顔時に注意すること

オイル系のクレンジングは、まつげエクステの接着剤を溶かし取れやすくします。クレンジングは水溶性を使用すると良いでしょう。
またウォータープルーフ系の落ちにくいマスカラなどは、使用しない方が良いです。メイク落しの際の負担を避けるため、まつげエクステ用のマスカラ、または水やお湯で落とせるタイプのマスカラをおすすめします。
目の周りのメイクはコットンや綿棒を使って優しく落とすようにしましょう。

【5】信頼できるサロン選び

まつげに関する施術は、美容師免許を持った人のみが許可されている施術です。さらに、施術者のスキルによっても、エクステの持ちは変わってきます。
値段で判断する前に、知識があり安全面も考慮し、一人一人に合ったものを提案してくれることなどを基準に、サロンを選ぶと良いでしょう。
エクステを長持ちさせるには、着ける段階から慎重に選ぶことも重要です。