美容師の履歴書の書き方!手書きと印刷どちらがいいの?

毎日更新!2024年11月25日 (月)

美容師の履歴書の書き方!手書きと印刷どちらがいいの?

面接で必ず必要になるのが履歴書です。あまり履歴書を書いたことがない方、転職は初めてなんだけど職歴書って何を書いたらいいの?とお困りの方など必見です。ここでは美容師の履歴書の書き方について見ていきましょう。

美容師の履歴書には全身写真が必要

白黒の男性の写真

美容師の面接では、履歴書の写真とは別に全身写真を求められる場合があります。全身写真とは文字通り頭からつま先まで全身が映っている写真です。

あなたのスタイルやバランス、ファッション性などを見られるように全身が隠れていない写真を選びましょう。

どうして美容師は全身写真が必要なの?

裏方である美容師にどうして全身写真が必要なのでしょうか。

 

それは美容師自身がお客様のモデルになるからです。さすがにお客様の前で仕事に取り掛かる際に、家にいる格好では立てません。それはあなたがお客様に見られていることを意識できているからではないでしょうか。

 

そして、そんな姿を見ているのはお店側のオーナーや店長も同じです。お客様の前でどんな姿で立つのか、美意識の高さはどのくらいなのか、美容師としての全てにおけるセンスを履歴書と一緒に全身写真で確認したいと思っているのです。

 

働く前にイメージをすることで、全身からにじみ出る人柄やファッションセンスがお店にマッチするかどうかを判断材料としています。。

全身写真はどこでどんな風に撮る?

美容師の履歴書に必要な全身写真は、ファッションセンスや人柄をしっかりと映し出さなければなりません。自分らしさを撮ることができるならば、好きなところで友人や家族に撮ってもらっても良いでしょう。

しかし、ここでおすすめするのはやはりプロに全身写真を撮っていただくことです。顔色を良くしてくれたり、服の発色を良くしてくれたり、あなたが気合を入れた髪型を綺麗にポイントとして写してくれ、また足を長く撮ってもらえることもできます。

 

履歴書を見る人にまずは好印象を抱いてもらわなければなりませんから、悔いの残らないものを写真館で撮ってもらいましょう。

あなたの印象を決める第一歩

おしゃれな女性のポージング

見た目で選ぶなんて、と思うかもしれませんがやはり美容師はファッションに関わるお仕事ですから見た目の印象はとても大切です。

 

もし見た目に自信のない方は、ぜひ清潔感に重きをおいて全身写真を撮ることにチャレンジしてみましょう。全身写真は、お店を決める為の第一歩になります。気合を入れて、あなたらしさが溢れる全身写真を仕上げてください。

学歴欄の書き方

西暦か元号に統一

履歴書を書く際にまず戸惑うのが学歴や職歴の項目です。西暦で書くべきなのか、元号(和暦)で書くべきなのか、迷ってしまうと思いますが基本的にはどちらでもOKです。書きやすい方を選んで書いてください。ただし、西暦と元号が混在しているような履歴書だと面接担当の方が見づらいので、どちらかに統一して表記しましょう。

余白をあけて読みやすく

面接官の方は何人もの履歴書を見ています。あまり見にくい履歴書だとそもそも見てもらえないなんてことも…。

例えば、「○○県立○○高等学校入学」のように全て詰めて記入すると読みにくい文章になってしまうので、学校名と入学の前には必ず余白を入れるようにしましょう。この場合、余白の場所もなるべく揃えて記入できるといいですね。文字と文字の間も詰めて書くのではなく、見やすくなるようにある程度の余白をとることが大切です。

志望動機欄の書き方

例文1

○○美容専門学校を3月に卒業予定の学生です。小さいころから髪の毛をいじることが好きで、美容学校に進学しました。学校ではヘアメイク学部にて着付けやヘアアレンジメイクなど幅広い技術を学びました。アルバイトなどの接客経験から、コミュニケーション力には自信があります。学校で教わったことを活かし、一日でも早く一人前の美容師になれるように積極的に勉強します。よろしくお願いいたします。

例文2

結婚し出産して退職しましたが、アシスタントとして都内の美容室で2年の経験があります。受付対応やシャンプー・カラー入客はしております。笑顔での接客や明るい挨拶には自信があります。一度は離れた業界ですが、子育てが落ち着きやはり美容のお仕事がしたいと思い御社を志望させていただきました。ブランクはありますが、学んできたことを活かしつつ、1日でも早くお客様のご希望に沿ったスタイルを提案できる美容師になるため、一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。

職歴欄の書き方

書きはじめはどうする?

職歴は、まず学歴の最後の行から1行空けて、「職歴」と記してから書き始めます。

「職歴」と記した行の次の行から「会社名」「支店名(あれば)」「従業員数〇名」「ポジション(スタイリスト・マネージャなど)」などどのくらいの規模のお店でどのような仕事をしていたかが分かるような情報を書いていくと良いでしょう。また、退社した場合は「一身上の都合により退職」と書き、その店舗でまだ勤務中である場合は「現在に至る」と書きます。

会社名・部署名は正式名称で

株式会社を(株)と書いたりせず、きちんと正式名称で記入するようにしましょう。もし在籍中に途中で会社名や屋号が変わったりした場合は、その旨も記入しましょう。

異動があり、部署が変わった場合にも記載するのが望ましいですが、もし何度か異動があり長くなってしまう場合には割愛し、職務経歴書に記載すればOK。

ごまかさず、すべて記入

嘘をついてごまかしても意味がありません。たとえ数ヶ月で退職している会社やサロンがあったとしても、それも全て記入するようにしましょう。もし実際より長く働いていたことにしていても、採用されたあとに雇用保険で確認をすると食い違いが生じるので、いずれ分かってしまいます。採用されたいからと言って嘘をついて立派な業務経歴を記載しても、嘘がばれて不採用となってしまっては意味がありません。

履歴書作成のNGポイント

文字サイズが小さすぎる

履歴書の文字サイズが小さすぎると大変読みにくい履歴書になってしまいます。読みにくい履歴書になっていると、あなたがせっかく苦労して書いていても読まれない可能性もあります。面接する会社側にはいくつもと履歴書が届くので、読む人の事を考えて適切な文字サイズで作成しましょう。

誤字脱字がある

基本的な表記ルールを守って書きましょう。採用担当がまず見るのは、誤字脱字がないか・数字の統一がされているか・余白を上手く使って見やすいかなどです。株式会社を(株)と略してあったり漢字の間違いがあったりすると、「あまり時間をかけずに書いているのかな」「うちのサロンに対してそんなに本気ではないのかな?」と思われてしまう可能性もあります。

データの流用には注意

複数の会社に応募する際についやってしまうのがデータの流用です。1度作成した履歴書データを他の企業に応募する際に使う時は注意が必要です。学歴や職歴といった部分は流用しても問題ないのですが、PRポイントや志望動機など企業によって書き換えが必要な個所はミスがないかしっかりと確認するようにしましょう。特に、企業名や日付は以前のデータのまま提出することがないよう、注意してください。

履歴書で採用担当が見ているポイント

入社の意欲が高いかどうか

会社は働く意欲のある人を求めています。せっかく入社しても直ぐに辞めてしまう人だと時間を掛けて研修したことも全部無駄になってしまうからです。なので、入社の意欲があることを「自分の言葉」でアピールすることが大変重要になってきます。ネットに書いてあるような内容をコピーしたものでは、必ず採用担当に気づかれます。自分の経験は何か、それを生かしてその会社・サロンで何がしたいのかを書いてあることが大切です。文章が下手でもあなたの意欲が伝われば、きっと採用に繋がりますので、頑張ってください。

志望動機以外の欄もしっかり埋めてあるか?

あなたと初めて会う採用担当者は、あなたのことを履歴書の情報でしか知ることができません。たとえどんなに長く志望動機が書いてあっても、趣味や特技などその他の欄が空白ではあなたの人柄までは把握できないのです。

その為、履歴書にある欄はすべて記入し、あなたの性格や人柄をアピールしましょう。

少し変わった趣味や特技があると、採用担当者に興味を持ってもらえてそこから会話が弾むことも十分ありえます。上手く自己PRに繋がるような内容で記入を心がけて下さいね。

退職理由が書かれているか

前職の退職理由も重要なポイントになります。多くの会社は、できるだけ長く勤めてほしいと思っています。前職の退職理由によっては入社してもまたすぐに辞めてしまうのではないか、と考えている会社も多いです。例えば将来独立を目指しており、独立支援を謳っている会社への転職を考えているのであれば、「将来独立を考えているので、貴社で知識を身に着けていずれ独立したい」としっかり伝えることがアピールに繋がることもあります。退職理由もしっかりと書きましょう。

履歴書の選び方

希望する働き方で選ぶ

履歴書は、大きく分けて

・JIS規格(どんな働き方にも対応。学歴・職歴など自分の経歴を記入する欄が多い)

・転職者用(JIS規格の内容に加え、転職理由などを記入する欄が設けられている)

・アルバイト・パート用(働ける曜日や時間を記入する欄が設けられている)

の3種類があります。あなたの希望する働き方にあわせて用紙を選びましょう。

フォーマットについて

会社によってはフォーマットを指定してくる会社もありますので、指定がある場合は指定された履歴書を使用しましょう。その場合には会社のホームページや採用サイトなどに分かりやすく記入されているので、必ず応募前に確認をしておきましょう。

指定がない場合はネット上で履歴書のテンプレートが配布されているので、ダウンロードして使用するのがおすすめです。

困ったらA4サイズを選ぶ

サイズは何を選べばいいのか、悩む人も多いことでしょう。結論で言えば、どのサイズでも大丈夫です。決まったサイズはないので、既に持っているものがあるのならそれを使用しましょう。

もし今から購入する場合には、記入スペースの多いA4の履歴書を購入することをおすすめします。仕事で使う用紙がほとんどA4の為採用担当者にも扱いやすく、職務経歴書もほとんどがA4サイズなのでそれに合わせてA4を選ぶのが良いでしょう。

手書きと印刷どっちがいいの?

履歴書は手書きがいいのか、それとも印刷したほうが良いのか。結論から言うと、見やすい履歴書であれば手書きでも印刷でも問題ありません。

手書きの方が、「個性が出しやすい」「文字から人柄が伝わりやすい」等のメリットがありますが、字があまりうまくない人が手書きで書くと読みにくくなるというデメリットがあります。また綺麗な履歴書にしようと思うと間違えたら書き直しが必要になり、複数社に応募する場合には大変時間がかかります。

印刷の場合は、「作成時間が短縮される」「読みやすい」「他の会社・サロンにも使いまわせる」などのメリットがあります。その分機械的になってしまい、個性が出しにくく人柄が伝わりにくい履歴書になってします可能性があります。

それぞれのメリットデメリットを考えて、自分に合った履歴書の作成をしましょう!

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