美容師試験に合格したらすぐに美容師免許の申請スタート!初申請の方法やポイントとは?
が大切です。厳しい練習や勉強の末に試験に合格できれば、晴れてアナタも美容師に。「これからがんばるぞー!」と意気込むのは良いですが、美容師免許の申請はお済みですか?
実は国家試験に合格しても、美容師免許を取得していなければ美容師として働くことはできません。でも、はじめての申請で何から手をつけて良いかわからないと困惑している人もいるはず。ここでは、美容師免許の申請方法や書類の準備などの手続きについてご紹介します。
はじめての申請でも大丈夫! 必要物リスト
まずは下記の項目にしたがって、申請に必要なものを準備しましょう。
免許申請書
美容師免許を申請するために必須となる、専用の用紙です。公式サイトからダウンロードして、記入例を参考にしながら作成しましょう。
登録免許税&申請手数料
続いて、美容師免許の申請と登録に必要な料金を用意してください。2016年11月現在において、「登録免許税」は9,000円、「申請手数料」は5,200円が必要です。登録免許税は郵便局で必要料金の収入印紙を購入し、申請手数料は郵便局あるいはATMで該当口座にお金を振り込んで、受領書を受け取ります。どちらも免許申請書に貼り付けて料金の支払いを証明するために必要なので、忘れずに。
戸籍の個人事項証明書or住民票
また、戸籍の「個人事項証明書」あるいは「本籍地を記載した住民票」を用意します。どちらかひとつあれば問題ありませんが、発行から6カ月以内の書類のみ有効なので、日付をきちんと確認しておきましょう。
“精神機能の障害の有無を記載した”医師の診断書
「免許を申請するために医師による診断書が必要なの?」と不思議に思う人もいるかもしれません。美容師はお客様の顔や頭という大切な部分を扱う仕事であり、皮膚や頭皮に直接触れることも多いので、精神的に障害がないかどうかを確認しておく必要があるためと考えられています。
しかし、聞きなれない書類なので、どこでどうやって発行してもらうのかわからず困惑してしまいますよね。精神機能の障害ということで精神科に受診に行く人もいますが、この診断書は身体的な治療を行う病院やクリニックでも発行してもらうことができます。診断を受ける際に美容師免許を申請するためという理由を伝えておけば、診断がスムーズに進むこともあるので、受付で伝えておくのがオススメ。
また、診断書発行の価格は一般的に3,000~4,000円程度ですが、5,000円以上の価格になることもあります。病院によっては発行料金をホームページに記載していることがありますし、電話で価格を尋ねることもできるので、事前に確認しておくのが良いですね。
合格証書
合格証書も申請には必ず必要です。「合格証書をなくしてしまった…!」という人は慌てずに。紛失した場合には申請をすれば対応してもらえるので、まずは試験センターの免許係に問い合わせましょう。
申請の時の注意点やポイント
美容師免許を申請する際には、必要な書類を揃えて「公益財団法人 理容師美容師試験研修センター」に送付します。郵送のため、書類に不備があると再送付するなどの余計な手間がかかってしまうので、必要なものが揃っているかどうか、記入漏れがないかどうかをしっかりチェックしておきましょう。最後に専門学校の先生や先輩美容師の方に確認してもらえば安心ですね。
美容師国家試験に合格したら、なにはともかく免許の申請! 美容師としてすぐに働く予定がないという人もとりあえず取得しておきましょう。なお、一度取得した美容師免許は基本的には一生有効なので、もし紛失してしまっても再発行できます。また、免許の発行までには必要なものを揃える時間や書類を郵送する時間、申請手続きのための期間など、思った以上に時間がかかるので、必要になった時にあせらないためにも、早めに申請を済ましておくこと。また、書類を確実に届けるために、郵便物の送達過程を記録する「書留」などのサービスを使って送付することをオススメします。
美容師免許 申請期限と期間
美容師免許には、一度合格をしたら有効期限というものはありません。ただ、申請をしないと美容師として働くことが出来ないのでなるべく早く申請をするようにしましょう。
もし申請をしないで美容師として働いていることが発覚した場合には、無免許営業となり30万円以下の罰金+免許も取得できなくなることがあります。
免許の取得申請方法は以下の2パターンです。
1, 必要書類を郵送で申請
2,直接理容師美容師試験研修センターへ持っていく
1,の場合は、郵便局へ行き簡易書留での郵送が必要となります。
2,の場合は基本的に平日のみです。祝日を除く月曜日から金曜日の9時半から正午まで、または13時から16時までに、理容師美容師試験研修センターへ必要な書類を持って申請しに行きましょう。
ここで必要になる書類は下記6点です。
1、免許申請書
理容師美容師試験研修センターのホームページでダウンロードして下さい。
2、合格証明書
3、登録免許税9,000円分の収入証紙
4、手数料5,800円分の郵便振替払込金受領証
窓口またはATMで振り込みましょう。
5、6か月以内に発行された、本籍地が記載されている住民票もしくは戸籍抄本
6、1か月以内に発行された、精神機能の障害の有無に関する医師の診断書
病院に行き、お医者さんからの診断及び診断書が必要になります。
名前の変更、それに伴う必要事項
結婚して苗字が変わったけど、旧姓のまま仕事をしている人も多いはず。
しかし、「婚姻等で本籍または氏名が変わった場合は、理容師及び美容師法で手続きを行わなければならない」と定められているのです。
しかも「変更後30日以内に手続きが必要」なんです。
結婚や引越しはバタバタするので気づいたら30日を過ぎていた・・・なんてことも。
名前の変更方法ですが、まずは下記5つの必要書類を用意します。
1、免許証書換え交付申請書
下記よりダウンロードして記入。
⇒理容師美容師研修センター:免許に関する申請手続きについて2、1,000円の収入印紙
3、3750円の、振替払込請求書兼受領証もしくはご利用明細票
4、本籍が記載された住民票、もしくは戸籍謄本
役所に取りにいく必要があります。ちなみに、紛失等で旧美容師免許証を返納できない場合には、必ず戸籍謄本が必要。
5、旧免許証
紛失していて手元にない場合は、見つかり次第返納します。その旨を記載した書類などは特に不要です。
6、返送用の封筒
形や色に指定はないので、手持ちの封筒でOKです。
これらを揃えたら郵便局に行き、理容師美容師研修センターに簡易書留で郵送します。
大体郵送してから2週間ほどで新しい免許証が自宅に届くという流れです。
ちなみにこの30日という期限を過ぎてしまったからといって罰則は特に設けられていませんが、簡単に変更できるのでなるべく期日以内に変更をするようにしましょう!
紛失した場合は?
仕事を続けるために最も大切と言われている免許証。そんな免許証を紛失してしまった!または破損してしまった!という場合には、すぐに再発行をしましょう。
関連記事:「美容師免許をなくした…」そんな時はすぐに再発行! 美容師免許の再交付や変更方法
◎免許証に記載されていた本籍、氏名に変更が有る場合
「書換え交付申請」の手続きをしてください。
◎免許証に記載されていた本籍、氏名に変更が無い場合
「再交付申請」の手続きをしてください。
どちらも、申請書に関しては理容師美容師研修センターのホームページからダウンロードすることが可能です。名前や住所、試験合格年月日や合格番号を記入するだけなので、こちらも簡単にできます。
また、破損・汚損・紛失の場合の必要書類は下記の3点です。
1、免許証再交付申請書
2、申請手数料4,150円の振替払込請求書兼受領証もしくはご利用明細票
3、破損・汚損した場合は、美容師免許
まとめ
美容師免許の申請が通り、取得することができたら晴れて正式に美容師デビューです!
美容師として働いていく上でも美容師免許証は大事な相棒になりますので、まずは破損したり紛失したりすることの無いよう、免許証が届いたら保管場所を決めてしっかり管理しておくことが必要です。
信用問題にも関わって来ますので、万が一破損や紛失があった場合には、不所持のまま働いたりせず、規定の手順でなるべく早く再発行をするようにしましょう。