30代からでも遅くない！ブランクから復帰して美容師になる方法とは？【美プロ】

30代からでも遅くない！ブランクから復帰して美容師になる方法とは？

次々と流行が移り変わるヘアスタイル、重労働なサロンワーク…。美容師という仕事はヘアカット以外にも様々な業務があり、さらに最先端の知識や技術を日々勉強しないといけない大変な仕事です。なので出産などを理由に1度仕事を離れてしまうと、職場復帰するためには色々な障害があるように感じてしまいますよね。

しかしせっかく苦労してとった「美容師免許」、無駄にしたくないと考える人も多いでしょう。そこで今回はブランクから復帰して美容師になる方法をご紹介。技術や知識を取り戻す方法や、ブランクがあっても働きやすいサロンなどを紹介していきます。最近では子育てをしながら職場復帰して美容師として活躍している人も多いようなので、是非参考にしてみてください。

美容師がブランクから復帰するための方法

美容師として働くには「美容師免許」が必須なので、かつて美容師として働いていた人は必ず資格を持っているもの。現在では美容ブームに伴って美容業界全体が人手不足になっているので、資格や技術さえあれば就職先が見つからないということはほとんどないでしょう。

とはいえブランクのある美容師経験者の人が不安に思うのは、就職してから業務についていけるのかどうかということですよね。実際に世間では「何年も髪を切ってないのに現場で使い物になるの？」と、仕事をしていない期間で技術が衰えているのではないかと心配する声もあるようです。

そんな不安を抱える美容師におすすめなのが、いきなり美容室などで働くのではなく、美容師派遣サービスなどに登録して短期の仕事をこなしてから復帰するという方法です。最近は美容師専門の派遣サービスも多く、働くお店や仕事内容、勤務時間などもある程度自由に選べるのでブランクを抱えた人がカンを取り戻すのにはうってつけ。また実際に自分の技術がどの程度衰えているのかをしっかり把握するためにも、一度短期で働いておくとよいでしょう。頭では忘れていても、案外ヘアカットなどの技術は腕が覚えているかもしれませんよ。

その他、職場復帰を目指す美容師には「流行」というハードルも立ちはだかるようです。最先端の髪型や、新しいパーマなどの技術などは今や日進月歩。流行が移り変わることも早ければ廃れることも早いので、例えば5年ほどのブランクがあっただけでも「お店のお客さんがみんな知らないヘアスタイルを注文してくる！」なんてことにもなりかねません。なので美容師の人が職場復帰をする際には、たとえ1年ほどのブランクであっても「セミナー」や「講習」に顔を出すことをおすすめします。美容師のセミナーは全国で様々な内容のものが行われているので、ネットで探すだけでも簡単に見つけることができるでしょう。なかでも「技術講習会」のような、実際にハサミをもって施術をするセミナーや講習会が、ブランクから復帰したい美容師にとっては最適です。

ブランクがあっても働きやすいサロン

復帰の準備が整ったらいざサロンへ。美容師の求人を見てみると「ブランクがあってもOK」と募集要項に書かれているサロンも多いようです。また、ブランクから復帰する美容師は年齢のことを気にする人も多いですが、「年齢不問」というところもあるのであまり気に病む必要はありません。むしろターゲットが30代から40代となり、スタッフも同じくらいの年齢層の人がメインで活躍しているという美容室もあるそうですよ。

⇒美容師のブランクOKな求人を見てみましょう。

また出産や結婚などで仕事を離れてしまった主婦の方には、育児をしながら働ける美容室がおすすめ。最近では副業やWワークで働ける美容室も多く、そういったところでは主婦の方も活躍しているそうですよ。さらに中には「託児所」などを完備しているところもあるので、育児との両立も難しくはないでしょう。主婦をしながら復帰した美容師の中には「お客様に育児のことを聞けて参考になる」という人もいるようで、むしろ主婦業のプラスになるかもしれませんね。

⇒美容師の産休・育休の実績がある求人を見てみましょう。

美容師の「復帰」支援制度

実際のサロンでは美容師の職場復帰に関して、どんな支援が行われているのでしょうか。女性美容師は妊娠・出産がきっかけとなって離職してしまうケースが多いのが現状。ただでさえ多忙な仕事なので、育児と両立することは難しいと考える人が多いようです。しかしサロンにとって美容師がいなくなることは大きな痛手。美容師の離職を防ごうとするサロンでは、産休・育休中に様々な手当てを受けられるようにしたり、お店の独自システムを作って給与を支給することもあるようです。

また復職後の支援制度として、「保育園に子どもを迎えにいきたい」という主婦に対して時間の融通をきかせているサロンもある様子。どうしても都合がつかない時は、事務所で子どもの面倒を見てあげることもあるそうです。他にも営業時間を通常の美容室よりも早く17時頃までにしているサロンや、稼ぎ時とも言える日曜・祝日をお休みにして週に2～3日休めるようにしているサロンも。「ママさん美容師」への待遇が整った環境なら、出産後も安心して働き続けられるはずですよ。

復帰は何歳までできる？美容師の年齢

美容師として職場復帰を目指す際、年齢制限が気になる人もいるかもしれません。たしかにサロン勤務の美容師は1日の拘束時間が比較的長く、仕事中は基本的に立ちっぱなし。体力面で「業務についていけないかも…」と考えるのも無理はありません。ですが基本的には美容師という仕事に年齢は関係ないと言われています。定年が決まっている仕事ではないため、確かな技術がありお客様に施術を求められる限りは何歳になっても続けられるはず。

もし体力的に不安がある場合はフルタイムの正社員ではなく、ひとまずパートとして勤務するという手段も。また自分と同年代のお客様がつきやすいため、年を重ねることにもメリットがあります。実際に30代以上のお客様をターゲットに営業しているサロンもありますし、30代を超えてから美容師を目指す人も珍しくありません。そのほか「年齢不問」「ブランクOK」と謳っているサロンも多数。年齢を理由にセラピストの仕事を諦めるのは非常にもったいないと言えるでしょう。