セラピスト面接での自己PR!自分の自信を伝えよう

毎日更新!2024年11月22日 (金)

セラピスト面接での自己PR!自分の自信を伝えよう

 

内定をもらうためには絶対に外せない自己PR文ですが、そもそも自己PRとは何なのか、何をアピールすれば良いのか、よく分からない方も多いと思います。

今回は「自己PRとは一体何なのか?」「どんな内容を伝えるべきなのか?」を考えていきましょう。

そもそもなんで企業側は自己PRを聞いてくるの?

 

エントリーシートや面接の際に必ずと言っていいほど聞かれるのが「自己PR」。

自己PRのPRはPublic Relationsの略語で、企業に対して自分の良い所をアピールするという意味。自分の魅力を企業側に知らせるための貴重な機会です。

とはいうものの、何を書けばいいのか分からず、悩む人も多いのではないでしょうか?

きちんと企業・サロンのことを知った上で応募しているか

自己PRがなぜ聞かれるのか、その理由はいくつかあります。

自己PRを聞く理由①事前調査をしているかどうか

1つ目の理由が、「きちんと企業やサロンのことを知った上で応募しているか」を見るためです。

「一人一人に対して丁寧な接客をすることができます。私は前職で、毎日多くのお客様を施術するリフレクソロジストとして働いていました。多くの方から接客に対してお褒めの言葉をもらって、お店で指名数が一番になったこともあります。この接客力を活かして、リフレのメニューを中心に活躍していきたいです。」という自己PRだったとすると、受けているサロンにリフレクソロジーのメニューがない場合には「この人はうちのサロンの何を見て応募したのだろう」「他のサロンの使い回しかな、第一志望ではないのだな」と思われてしまいます。

面接に臨む前にその企業のこと・サロンのことをきちんと調べているかを確認するためにも自己PRがあるのです。

自己PRを聞く理由②雰囲気に合っているかどうか

2つ目の理由が「その人と社風にずれがないか、サロンの雰囲気に合っているか」を確認するためです。

働きたいというサロンが個人サロンで、ノルマなし・一人一人に対して丁寧な接客を心がけるというコンセプトなのにも関わらず、自己PR文が「運動部で培った体力を生かして、毎日一人でも多くのお客様を施術してノルマをこなしていきたい」だとどうしてもサロンの雰囲気に合いません。

上記のようなことを確かめるためにあるのです。

入社してから「やっぱりサロンに合わなかった」ということのないよう、嘘のない内容で考えていく必要があります。

つまり採用するかしないか決める際の、大切な判断材料の1つとも言えるのです。

セラピスト面接での自己PR

自己PRの例文①どんな人にも笑顔で接することができる

学生時代に学校に通いながら、整体院の受付のアルバイトをしていました。その際に、自分が嫌なことがあっても必ず笑顔で元気に接客をするということを心がけていて、『○○さんはいつも明るくていいね』『○○さんに接客もして欲しい!』といろんな方に言っていただけたことがとても心に残っています。

この経験から、今度は受付ではなく実際にお客様と接するセラピストの仕事がしたい、と考えるようになりました。誰にも負けない笑顔と明るさで、たくさんのお客様のことも笑顔にできるようなセラピストになりたいです。

自己PRの例文②責任感がある

学生時代に、受付のアルバイトをしていて店長が不在のとき、店長の代理としてお客様の対応や本部への連絡を行っていました。

クレーム対応や施術で使うたった一回のミスでもお店に関わる信頼を大きく左右するため、慎重に、そして責任感を持って仕事をしていました。

その結果お客様からも一緒に働いているスタッフからも店長からも信頼を得ることができ、責任感を持って働くことの重要性を学びました。

御社でもこの性格を活かして、常にお客様を一番に考えて責任感を持って働いていきたいです。

自己PRの例文③忍耐力を持って働ける

私には、何事も最後までやり抜く力があります。受付のバイトをしていて、お客様からクレームをいただいてとてもつらくなったことがあり、「もう辞めてしまいたい」と考えたことがありました。家族にも「そんなにつらいならもう辞めてしまったらどうか?」と言われたこともありました。

ですが、ここでつらいからと言って辞めてしまったら絶対に後から後悔すると感じ、学校を卒業するまで続けることを決めました。

結果として、店長代理という役割を与えてもらうこともできて、お客様や周りのスタッフとも良好な関係を築いた状態で、学校を卒業するまでアルバイトを続けることができました。

この経験を活かして、御社でも忍耐力を持って働いていきたいと考えています。

やってはいけない自己PR

例文①ただのエピソードの羅列

自分の経験をしっかり伝えよう!と考えるあまり、あったことを全て羅列しただけのただの自慢話になってしまうことがあります。

例えば「私は、一度決めたことは最後までやりぬくことができます。5歳から始めたピアノは、中学卒業までずっと続けていました。

学生時代には吹奏楽部で部長を務めてコンクールで優勝をしたこともあり、アパレルショップでアルバイトをしていた時には3ヶ月連続で売り上げ一位を達成することもできました。」という文章。

大事なことは、結果ではなくてそこにいきつくまでのプロセスです。こうしてきたから、結果としてこんな風になった、という文章でないとあなたの魅力を伝えることができないでしょう。

 

「部長として部員の為に何をしたのか、なぜ優勝することができたのか」

「売り上げ一位になるためにどんな工夫や努力をしたのか」ということ。

「優勝の為にこんな目標を立てて、こんな練習方法を提案・継続することで優勝することができた」「接客をする際には相手から欲しい服を聞きだせるような話し方に気をつけて、なるべくセットで売ることを意識して取り組んだ」というように具体的に表現していくようにしましょう。

例文②抽象的で伝わりにくい

「私の自慢は高いコミュニケーション能力です。学生時代に3年間居酒屋のアルバイトをしていて、社会人としての基礎やコミュニケーション能力を身に着けることができました。この経験を御社でも生かしていきたいと考えています。」という文章。

この文章では、なぜコミュニケーション能力が身についたのか、具体的にどのように生かして働いていけるのかが分かりません。

確かに働いていく上でコミュニケーションがとれることが必要なスキルではありますが、この内容だと誰にでも当てはまるような文章なので、“あなたらしさ”を伝えることができないですね。

コミュニケーション能力に関しては面接で話している様子をみるだけでも面接官にアピールすることができる点の一つなので、あえてアピールポイントにしなくても良い点です。それでもコミュニケーション能力をアピールポイントにするのだとしたら、もっと具体的な内容を用意するようにしましょう。

例文③否定的なことを伝える

「今まで働いている職場は、一緒に働くスタッフの意識が低く、人間関係のトラブルも何度も起きていました。私はとても向上心が強く、どこのサロンよりもお客様に喜んでいただきたいという気持ちが大きかったため、このままの環境では良くないと思い転職に踏み出しました。風通しがよく、スタッフの皆さんの向上心も高いという御社の雰囲気に魅力を感じ私もその一員になって貢献したいと考えています。」

という内容。こちらも絶対にNGです。自分のアピールではなく、前職のスタッフを否定するような内容では、面接官も決して一緒に働きたいとは感じないでしょう。

〇〇が悪かったから転職を考えた、ではなく〇〇をしたいから転職をしたという前向きな内容を伝えましょう。

まとめ

 

自己PRをする上で忘れてはいけないことは、「自分の魅力を最大限伝えることができるような内容を考える」ということです。

面接で自己PRを聞かれないということはほとんどありませんので、必ず面接の前にはしっかりと事前準備をしておきましょう。

 

そして最も重要なことは、オリジナリティのある内容であること。誰にでも通じるような、ネットで検索して話しているような内容は必ず面接官に見抜かれます。

自己PRをする目的である「企業やサロンのことを知った上で応募しているか」「その人と社風にずれがないか、サロンの雰囲気に合っているか」がきちんと面接官に伝わるような内容を用意しましょう。

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