人材不足で引く手あまた!? 未経験者でもセラピストとしてデビューできる!

毎日更新!2024年11月23日 (土)

人材不足で引く手あまた!? 未経験者でもセラピストとしてデビューできる!

 

未経験からセラピストを目指すというのは、ハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、未経験者がセラピストになる方法をご紹介していきます。未経験者を歓迎しているサロンの事情や研修、セラピスト向けのスクールなどを取り上げていきますので、参考にしてみてくださいね!また、未経験者でも比較的簡単に取得できる資格についても、ご説明してます。

未経験でもセラピストになれるの?

そもそも未経験で知識や技術がないままセラピストになることは可能なのでしょうか。セラピストの求人を見てみると、「未経験者歓迎」と書かれた求人も多く掲載しています。セラピストは人々を癒すプロフェッショナルなので、リラクゼーションに関するあらゆる知識をもっていないと1人前とは言えない大変なお仕事です。

 

ですが、現在セラピストの活躍するリラクゼーション業界は、急成長をしています。そのため拡大した市場に人材が追い付かず、リラクゼーション業界は深刻な人手不足に陥っていると言われているのです。現時点で未経験であっても、セラピストとしてのスキルと知識を身に付けばいけば、就職には困らないのかもしれませんね。

セラピストの主な仕事内容

セラピストのお仕事はマッサージなどの施術だけでなく、施術前にお客の要望を聞く「カウンセリング」や「電話対応」まで、幅広い業務をこなしています。得意な部分と苦手な部分は出てきますが、苦手な部分を補いながらお客様に寄り添っていけると良いのではないでしょうか。セラピストが行うマッサージの種類を6種類、ご紹介します!

1.ボディセラピスト

お客様の身体にふれて施術を行うこと。痩身や小顔矯正などを行うエステティシャン、骨盤の歪みや背骨の異常を調整し神経の働きを回復させるカイロプラクター、足の裏や手のツボを刺激することで血行を促進させ、自然治癒力や新陳代謝を高めるリフレクソロジストなど様々な種類があります。

2.メディカルセラピスト

医療行為を行うことから、国家資格が必要となる場合が多いです。医療セラピストが働く場所は、病院や介護施設などが主となります。骨折や脱臼、打撲などのけがに対して整復・固定などの治療を行う柔道整復師、鍼や灸を利用して身体の不調を改善する鍼灸師、けがや病気のある人に対して座る・立つなどの基本動作の回復や維持を目的に、運動療法や物理療法を用いて治療を行う理学療法士などの種類があります。

3.心理セラピスト

日常でのストレスや悩み・不安、過去のトラウマなど、生活するなかで障壁となっている心理的な負担を軽減し、改善していきます。ストレス社会といわれる現代、心理セラピストの需要は年々高まっています。心の問題を抱えた人に対して専門の知識を用いてサポートする臨床心理士、睡眠状態に誘導し潜在意識に働きかけることで解決のアドバイスを行うヒプノセラピストなどの種類があります。

4.リラクゼーションセラピスト

リラックス効果を高め、ストレスを軽減させる施術を行います。五感を刺激することによって、改善を促すのが特徴。リラクゼーションセラピストの中には、ボディに直接働きかけ、リラックス効果を高めることもあります。オイルを用いてマッサージを行うアロマセラピスト、音楽療法でストレスや悩みをケアするミュージックセラピストなどの種類があります。

5.エネルギーセラピスト

人間が持っている「」や、物質が持っているエネルギーを用いて、癒しを与えたり、身体の不調を改善したりしていきます。エネルギーセラピストは、科学的に証明されていない分野であることから、日本での認知度は低いです。人間の体内にあるエネルギー「」を与え病気の治療を行う中国発祥の民間治療である気功師、自然の気を用いて癒しや体調を改善へと導くレイキセラピストなどの種類があります。

6.フードセラピスト

食べ物や、食生活を見直すことによって、ストレスとなっている原因を取り除くこと。フードセラピストは、学校の給食センターのほか、ジムに在中して働くこともあります。ハーブが持つ力に着目し、効能・利用方法の提案によって癒しや自然治癒力を高めるハーブセラピスト、断食についての知識を持ち、アドバイスやサポートを行うファスティングセラピストなどの種類があります。

 

マッサージの種類について説明しましたが、種類ごとに施術内容が異なるのがわかります。メニューごとに異なる専門知識を身に付ける必要があるので、未経験でスキルがないのであれば、通信講座や専門のスクールに通って、それらの知識や技術を身に付けていきましょう。

セラピストのお休み事情

セラピストは、基本的に平日がお休みになることが多く、週に2回お休みがある「週休二日制」のサロンや、月に数回とお休みを定めている「シフト制」のサロンがあります。

その他にも、「固定休み」にしているサロンもありますが、シフト制を取り入れているサロンが多いです。シフト制では、早番・遅番といったシフトに分かれて勤務します。

  【早番の勤務時間の例】

9:30 出勤

10:00 オープン

10:00~17:00 サロン業務

17:30 勤務終了

  【遅番の勤務時間の例】

13:00 出勤

13:00~21:00 サロン業務

21:00 クローズ

21:30 退勤

早番と遅番で勤務体制を組むということは、それなりにセラピストの人数も必要です。そのような事情から、未経験者でも積極的に採用しようとするサロンが増えているようです。しかし、肝心なのは就職してからお店の業務についていけるかどうか。全く違う職種から未経験でセラピストに転職した人の中には、「最初の電話対応の時点で大変だった」と驚くスタッフも少なくないそうです。

 

そのため、未経験でセラピストにチャレンジする人は、求人サイトでサロンの研修制度について、調べておくと良いですよ。未経験者の受け入れ体制が整っているサロンでは、研修制度がしっかりしている他、「トレーナー」という役職のセラピストを雇っている所もあり、必要な知識や技術をしっかり教わることができるのです。また、研修中にも給与が支払われるサロンとそうでないサロンがあり、研修中のお給料額についてもきちんと確認しておくと良いでしょう。

 

セラピストの資格は必要?

資格が無くてもなれる!

実はセラピストには、美容師免許のように「この資格がないと働けない!」というものがありません。ただし、資格を取得していると就職や転職をする際に持っていない人よりも有利になったり、昇進や昇給もしやすかったり、メリットとなることが多いでしょう。

 

もし、セラピストの仕事に興味がある方は、たくさん種類のある民間資格の中から一つでも選んで勉強しておきましょう。未経験だったとしても採用をしてもらいやすくなりますよ。

セラピストの資格やスクールは?

いきなりサロンに就職するのはちょっと…」という人や、「サロンデビューする前にしっかり知識をつけたい」という人は、セラピスト向けのスクールに通って勉強するという方法も。セラピストの通うスクールには2年で卒業できる専門学校短大などがあるほか、最短8カ月で技術を習得し卒業できる養成スクールもあります。

 

また、セラピストには様々な民間資格があるので、しっかりとした技術を習得するためにも取得しておくと良いでしょう。セラピストの仕事は大きく分けると、リンパセラピーなど体を癒す「ボディセラピー」と、精神的な癒しを与える「心理セラピー」の2種類があります。そこからさらに細かく、セラピーの種類が分かれています。そこには、日本能力開発推進協会(JADP)が認定するリンパセラピーの資格「リンパケアセラピスト」や、日本リラクゼーション業協会の「リラクゼーションセラピスト2級・1級」など、様々な資格がありますよ。

 

また、未経験の方にオススメの資格もあり、アロマセラピーでは「アロマテラピー検定」資格がおすすめ。これは、日本アロマ環境協会(AEAJ)という内閣府から公益認定を受けた団体が認定している資格で、しっかりとした基礎知識を身につけることができます。出題範囲は全て「アロマテラピー検定 公式テキスト」になるため独学でも勉強しやすく合格率も90%ということなので、取得しやすい資格ではないでしょうか。また、空いた時間で勉強しても3カ月ほどで取得できると言われているので、「働きながらアロマテラピーの技術を仕事に取り入れたい」「アロマセラピストに転職したい」という人にもうってつけですね。

 

セラピストがやりがいを感じるとき

セラピストとして働いていく中で一番のやりがいは、お客様に喜んでもらえるということです。来店されるお客様は誰しも、緊張や疲れ・ストレスなどの不調を抱えています。

 

そんなお客様たちのお悩みをじっくりと聞いて、お客様に寄り添い、実際に身体に触れて施術をしていきます。来店したときには暗い表情だったお客様が、施術を受けた後に「疲れが取れたよ、ありがとう」と笑顔で話してくれる時には、「頑張っていて良かった」と心から感じることができるはず。

 

経験を重ねていくと、さらに自分の技術にも自信がつきますし、お客様に頼られる存在となることで、喜びも感じられるでしょう。そのためにも、養成スクールや資格取得で知識を深め、根拠のある説明ができると良いですね!

 

セラピストが大変だと感じること

セラピストとして働く上で嬉しいことがある一方で、大変だと感じることもあるようです。人それぞれ感じ方は異なりますが、大変だからこそやりがいを感じる職業なのではないでしょうか。一体、どんなことが大変になるのでしょうか。

  • 体力勝負なところ
  • 収入UPはスキル次第なところ
  • お客様の不調が伝染しやすいところ

セラピストの施術では体力が必要です。お客様の体型や身体の調子にもよりますが、強い力でマッサージすることもあります。無理な体勢で施術をおこなってしまえば、セラピスト自信の身体を痛める可能性があります。そうならないためにも、上手に力を加えられる技術を身に付けておくと良いでしょう。

 

また、美容業界全般で共通して言えることですが、収入UPを狙うならば接客力が大事になります。施術のスキルや知識が豊富なことはもちろんですが、接客マナーや会話の仕方、気遣いなど、「このセラピストを指名したい!」と思ってもらえるようにしなければなりません。指名してくれるお客様がつかない限り、プラスでもらえる指名手当ももらえません。

 

その他にも、セラピスト特有の悩みがあり、お客様の身体の不調がセラピストに影響しやすいということです。「そんなことあるの!?」と思うのですが、実際にセラピストとして働く多くの人がそのように語っています。感情移入しやすい人は特に、お客様に置かれている状況を聞くと気持ちが滅入ってしまいます。また、メンタルが弱っているお客様の身体に触れることで、疲れや邪気をもらってしまうということになるのです。スピリチュアル的な要素もありますが、良い気も悪い気も人から人へと巡っていくと言われています。

 

セラピストの未経験者歓迎求人について

美容業界に特化した求人サイト美プロを見ると、未経験者歓迎と書かれている求人が多くあります。セラピストは、持っていなければならない資格がなく、異業種からの転職もチャレンジしやすい職業なので、自ずと未経験者からの応募も多くなっています。

 

技術職だし、セラピストの仕事が出来るか心配...」という方も多いでしょう。ですが、サロンで働くセラピストのほとんどが未経験スタートという所も少なくありません。もちろん、就職が決まったら、技術習得のために努力は必要ですが、一度スキルを身に付けてしまえば活躍していくこと間違いなしです。

 

また、未経験者歓迎と書かれている求人を見てみると、サポート体制が整っているサロンが多いのがわかります。サロン独自のカリキュラムで、じっくり研修を行ってくれるところも珍しくありません。昔、セラピストとして働いていたけど辞めてから月日が経っている方や全くの未経験者も、スキルに自信がないと感じたら、「未経験者歓迎」と書かれた求人から就職先を選んで見ると良いですよ。

 

未経験セラピストの志望動機3選

セラピストになるために、必ずと言って良いほど訪れるのが「採用面接」です。どんな職業を選んでも通る道ではありますが、そこで聞かれる「志望動機」について考えていきましょう。志望動機は?と聞かれて、「セラピストになりたいから!」では不十分。セラピストになりたいから採用面接を受けているのですし、それは大前提として考えなければなりません。他の人と差をつけて、自分をしっかりアピールしていきましょう!

1.なぜセラピストを選んだのかを考える

なぜ、セラピストとして働きたいのかを考えてから、面接官に伝えると良いでしょう。過去の自分や家族の経験談を参考にしても良いのではないでしょうか。

 

例えば、

慢性的な肩こりに悩まされていた母が、週に1回通っていたリラクゼーションサロンから変えると、笑顔になっていたのを覚えています。そのように、人々の身体の不調を緩和させられるセラピストのお仕事に魅力を感じました。

と書けば、動機が伝わります。家族とのエピソードや身の回りでおこった事から作成すると、わかりやすいですね。

2.セラピストとして貢献できる事を考える

自分がセラピストになったら、どんな事をお客様にしてあげられるのかを考えると良いでしょう。お客様にしてあげたい事を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

 

例えば、

人を癒やしてあげたい!という気持ちから、様々なセラピーを学んで貢献していきたいです。」「人の悩みを聞きながら笑顔にしたい!という気持ちから、施術時間を使ってお客様の声に耳を傾け、自律神経を整えるお仕事に惹かれました。

というのも良いでしょう。

3.自分の経験や能力を活かせる方法を考える

自分にできる事を見直してみることも大切です。一体、自分は何が得意なのか、何が出来るのかといった面で考えます。

 

例えば、

人と接する事が好きなので、傾聴力をさらに鍛え直し、ヒアリングの際に活かせると思いました。」「結婚や育児で一旦この業界から離れましたが、過去に10年のセラピスト経験がありますので、その経験を活かして若手の育成に取り組みたいと思いました

といった感じに、店長やマネージャーのポストを狙ってみるのも良いでしょう。自分の能力に合わせてチャレンジするポストを考えてみてくださいね。

 

画像出典:SeattleYogaNews.com / Yoga-Seattle-Yogathon-2014-Bellevue-22 (from Flickr, CC BY 2.0)Fort George G. Meade Public Affairs Office / Wholyfit fitness program provides faith-based alternative to yoga (from Flickr, CC BY 2.0)U.S. Army / StrongBANDS-SHAPEPlayyoga-20150527 (from Flickr, CC BY 2.0)

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