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「毛は剃ると濃くなる」「白髪を抜くと増える」「チョコレートを食べたらニキビができる」…美容都市伝説はウソばかり!?


 この世には科学的根拠もないのになぜか人々に信じられて、常識としてこの世に定着しているものがある。今回は美容に関する“都市伝説”のいくつかを暴いていこう。
 
 まずはよく耳にする、「毛は剃ると濃くなる」という説。結論から言えばこれは全くのデタラメ! 医学的には立証されていないと言われている。ではなぜこんなデタラメが広まってしまったのか。
 
 一つ目の理由としては、「毛が濃くなる成長期にムダ毛処理を始める人が多いから」というものが考えられる。毛が濃くなる時期に剃り始めるため、剃るごとにどんどん毛が濃くなって生えてきていると感じてしまうのだ。そして二つ目は毛を剃ったとき、断面が露わになるので濃く“見える”というものである。どちらも確かに勘違いの理由にはなりそうである。でもここで考えてほしい。坊主にしたらハゲが治ると思うだろうか? 坊主にしたら毛が濃くなった! なんて言っている人は見たことがないはず。そういうことなのだ。
 
 続いて、「白髪を抜くと増える」という都市伝説もよく見かける。先ほどのものと似ているが、これも科学的根拠などない。「白髪が増え始める時期に白髪を抜くようになるから」という理由によって、錯覚してしまっている人が多いようだ。
 
 最後は「チョコレートを食べたらニキビができる」という説。こちらも“ウソ”らしい。ニキビと食事を関連づける科学的根拠はないと、アメリカの機関で発表されている。ではなぜこのような噂が広まったのか。ニキビのできる原因は皮脂の分泌とそれによる毛穴の詰まりなどと言われているが、チョコレートは脂質と糖分でできているため、そこから連想して噂が立ったのかもしれない。微妙に関係はありそうだが、チョコレートが直接ニキビの原因となっているわけではないようだ。
 
 ネットがここまで広まっている時代にもいまだに「髭が濃くなるから土日は剃らない」「白髪が増えるのが怖いから一本残してる」「ニキビできたからチョコ控えとこ」といった声はあちこちで聞こえる。正しい知識を持ってストレスなく過ごすほうが、よっぽど美容によさそうだ。
 
画像出典:Andrew / Bath Time (from Flickr, CC BY 2.0)
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