後輩女子を何かと目の敵にして、嫌味を言ったり嫌がらせをしたり…そんな“お局様”と呼ばれる厄介な女性は、大抵の会社に一人はいますよね。出来ることなら関わりたくないものですが、仕事となるとそうもいきません。
今回は、そんなお局様と呼ばれてしまう女性の特徴や、お局様と上手く付き合っていくための心構えを見ていきましょう。お局様に目を付けられてしまった時の対処法も取り上げているので、社内での人間関係にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お局様にはどんな特徴があるの?
お局様と呼ばれてしまう女性の多くは、会社である程度の地位を築いた30代から40代の独身女性であることが多いもの。勤務年数が長いというだけで、さも自分が一番偉いかのようにふるまったり、後輩を威圧する人が“お局様”と呼ばれてしまうんですね。中には自分の仕事の出来を棚に上げて、人の仕事にケチをつけたり、自分がやりたくない仕事を押し付けたりする人もいるようす。また、後輩女子の若さに嫉妬して、プライベートを詮索したり余計なおせっかいを焼いたりするのもお局様の特徴。社内の同僚とちょっとした恋バナに花を咲かせているだけで目を付けられてしまうこともあるようです。
そして悪意があってもなくても、真面目すぎるがゆえにちょっとしたことを見逃せない女性もお局様と呼ばれてしまいがち。服装や書類の作り方、先輩に対する礼儀が少しでも緩くなっているところを見つけるとくどくどと小言を並べ立て、必要以上に後輩を?りつけ始める人っていますよね。正しいことはいいことなのですが、度が過ぎると「おせっかい」「ありがた迷惑」なんて言われてしまいます。
どのタイプのお局様も、後輩、特に女性に対するあたりが強く、上司や男性とは角を立てずに付き合えるというのが一番の特徴ですね。職場内で誰から見ても面倒な人なら上司や同僚から注意してもらうこともできるのですが、お局様は自分より弱い立場の人間だけにそのような態度をとることで、社内での地位を下げない“世渡り上手”でもあるんです。
うまく付き合うための心構え
さて、そんな様々なタイプのお局様と職場でうまく付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか? お局様の多くは自分の劣等感や嫉妬心の裏返しから人に嫌がらせをしているため、常にストレス発散の相手を探しているようなもの。ちょっとでも気に障ることがあればすぐに目を付けられてしまうでしょう。
ですが、目を付けられたからと言ってお局様の小言を全部受け止めてしまっては身が持ちません。お局様の神経を逆撫でしない程度に聞き流して、正面から受け止めないようにしましょう。お局様にとってはストレス発散が出来れば相手は誰でもいいことが多いので、どんなに自分を否定されても「自分が悪いんだ」と落ち込みすぎてはいけませんよ。
お局様に嫌われてしまったら?
どんなに受け流しても、お局様からの嫌がらせが終わらない場合もあるかもしれません。そんな時にはいつ、どんなことをされたのかその都度記録しておくようにしましょう。周りに誰かがいた場合は、それも記録しておくのがポイント。目撃者がいればどちらに非があったのか第三者から判断してもらうことが出来ますし、「さっきのあの対応、どう思いましたか?」と相談することもできます。
具体的な記録は色々と有利に働くことが多く、上司に相談するときも漠然とした悩み相談として扱われることを避けられます。上司はお局様の本性を知らないことが多いので、記録だけでなく書類や資料などの証拠があれば、説得力のあるきちんとした相談ができるでしょう。
とはいえ、お局様が上司からの信頼を確実に得ている場合、上司を味方につけることは難しいかもしれません。そこで自分も普段からしっかり手を抜かない仕事ぶりを見せ、上司や周囲の人からの信頼を得ておきましょう。文句のつけようがない仕事ぶりを見せておけば、お局様から目を付けられる可能性も減るかもしれませんね。