初めての一人暮らしや新生活では、必要な物として何から揃えたら良いのかわからないものです。就職や転勤など、新天地で生活をしていかなければならない事もあるでしょう。新社会人であれば収入も安定していないため、全てを購入するというのは難しいのではないでしょうか。
近年では、ミニマリストという言葉もあるように必要最低限のもので生活していくというのも良いかもしれません。今回は、最初に揃えておくべきものや後から揃えても問題ないものをご紹介します。生活に必要なものがどんなものなのか参考にしてみてくださいね。
INDEX
■物を揃える前に考える4つのこと
■【今すぐ揃える】新生活に最低限必要なもの
■【あとでもOK】新生活であると良いもの
■新生活が一人暮らしなら必要ないもの
■まとめ
物を揃える前に考える4つのこと
新生活のための家具や家電を揃えていく前にきちんと準備をしておく必要があります。ただ闇雲に次々と揃えていってしまえば、後で後悔する事になるかもしれません。焦る必要はないので、順番に考えながら新生活グッズを揃えていきましょう!
1.予算を決めておく
まずは、予算をしっかりと決めておくこと。新生活を送るという事は、初期費用だけでなく生活を続けていくためのお金もかかるという事。最初に物を揃えるからといって予算も決めずに使うと、後々、生活が苦しくなってしまう事も。新天地で新たな生活をしていくとなると、想像していた以上にお金がかかるものですよ。
家賃や引っ越し費用、インターネット回線の契約や電気、水道、ガスなど、購入するものの他にも契約費用がかかるものも多いのです。貯金に対して初期費用がどのくらいかかるかを把握してから、最低限必要なものにかける予算を決定していきましょう。
2.本当に必要な物か考える
あれもこれも!と便利なものを買い揃えてしまう人も多いのではないでしょうか。あれば便利なものというのは限りなく存在するので注意が必要です。
例えば、空気清浄機やホームベーカリーのようなものは生活の質は上げられますが、絶対に必要というわけではありません。しかし、トイレットペーパーや冷蔵庫といったものは生活していく上で必要です。パン作りが趣味という人にとってホームベーカリーは必需品ですが、新生活に慣れて来てから購入するという風にしても良いかもしれませんね。本当に今すぐ必要なのか?という事を考えておくようにしましょう。
3.揃えるタイミングを考える
引っ越してすぐに必要になるものとそうでないものがあります。引っ越した時に全て揃えておく必要はなく、何か月かに分けて購入していく事で出費を分散させる事ができるのです。
掃除用具などは引っ越してすぐに使うので買っておくと良いのですが、カーペットやラグといったインテリア雑貨はタイミングを変えてみても良いでしょう。カーペットやラグを敷く事で掃除がしにくくなるので敷きたくないという人もいるくらいなので、ゆっくり考えてからでも遅くなさそうですね。
4.新品or中古どちらで揃える?
近年では、一度買った物を中古品としてネット上で簡単に売る事ができます。そのため、購入する方もお店で新品を買うより安く手に入るので、新品じゃなくてもいいものは中古で揃えてみても悪くないでしょう。リサイクルショップも数多くあるので、欲しかった物が手に入れば出費も抑えられますよね。
テーブルなどの家具も、特にこだわりがないという場合にはリサイクルショップに探しに行ってみても良いでしょう。消耗品なんかは、一度も封を開けていない状態で売られているので新品同様の物が見つかる可能性は高いですよ。今は貯金が足りない…という人にとっても強い味方となるでしょう。
【今すぐ揃える】新生活に最低限必要なもの
新生活をすると決まって、まず揃えておくべきものをご紹介します。これらがあれば問題なく生活できるのではないでしょうか。お金に余裕ができれば、新たに買い足してみても良いでしょう。
家電
- 照明
- 部屋によってはシーリングライトが備え付けられている事もありますが、ない場合には引っ越し初日までに購入しておきましょう。
- 冷蔵庫
- 夏の時期は特に必要です。自炊をする人であれば240L以上の冷蔵庫を用意し、そこまで自炊しないという人は140Lの冷蔵庫でも良いでしょう。
- 洗濯機
- 住む家を決めてから洗濯機を選ぶようにします。洗濯機置き場の広さを確認し、一人暮らしなら容量5~6kgの洗濯機で十分です。コインランドリーを利用するのであれば洗濯機を買わなくても良いでしょう。
- 電子レンジ
- 一人暮らしも初めてで自炊も苦手という人にとってはマストアイテムではないでしょうか。お惣菜を温めたり電子レンジだけで簡単に調理できたりと便利な食材も豊富です。
- 掃除機
- 引っ越しや搬入でゴミが散らかる事もあるので、引っ越し当日までに用意しておくと良いでしょう。部屋の広さによってスティックタイプの掃除機にするのも◎。フローリングモップで代用も可能。
- ドライヤー
- 髪が長い人は用意しておくべきアイテムと言えるでしょう。冬の時期など、髪が濡れたままでは風邪をひく恐れがあります。引っ越し初日からシャワーを浴びるので用意しておきましょう。
寝具
- ベッド
- 普段からベッドで寝ている人であれば、引っ越し初日に用意しておくと良いでしょう。後日用意するとなると搬送や設置に手こずる事も考えられます。部屋のサイズに合わせてベッドも選ぶと良いですよ。
- 掛け布団
- 掛け布団は、引っ越しする季節に合わせて厚手のものか薄手のものを選んで用意しましょう。冬であれば羽毛布団、夏であればタオルケットが1枚あると良いですよ。
- 枕・カバー
- 枕や枕カバーも一組用意しておきます。寝具がセットになって売られている事もあるので、枕にこだわりがなければセットものを購入しても良いでしょう。自分の首の高さに合わせて作ってくれるオーダーメイドの枕も人気があります。
- 敷布団・シーツ
- ベッドではなく、布団派の人は敷布団とシーツも用意しておきましょう。敷布団と枕、掛け布団がセットになっているものも多いですよ。
- マットレス
- ベッドにしても布団にしてもマットレスがあると良いでしょう。マットレスが体に合わないと腰痛や肩こりが生じてしまう事も。実際に寝てみてから購入する事をおすすめします。
お風呂、トイレ用品
- マット類
- バスマットはタオルでも代用できますが、トイレマットと一緒にバスマットも購入しておくと良いでしょう。床が濡れてしまわないように吸収性のあるマットを選びましょう。
- シャンプー類
- シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、洗顔料を用意しておきましょう。必要であればシェービングフォームも用意します。
- トイレットペーパー
- トイレットペーパーは引っ越し作業中から必要になる事もあります。必ず用意しておくようにしましょう。
- トイレブラシ
- トイレの掃除用ブラシを購入しておきましょう。汚れたままにしておくと悪臭の原因となります。
- 歯磨きセット
- 歯ブラシや歯磨き粉は引っ越し初日から必要になります。歯ブラシを収納する場所がないようであれば、歯ブラシ立ても一緒に用意しておくと衛生的ですよ。
- タオル類
- バスタオルやハンドタオルを用意しておきましょう。今まで使っていたもので古くなったものは、掃除用の雑巾として持っておくと便利ですよ。
キッチン用品
- コンロ
- 部屋にガスコンロが設置されていない場合には必要です。ガスコンロを購入する場合には、自宅で使うガスが都市ガスなのかLPガスなのかを調べてから購入しましょう。
- フライパン
- フライパンがあれば、炒め物もできるしお湯を沸かすこともできるので、まず初めに用意しておくと良いでしょう。直径20cm以上あると良いですよ。
- 包丁、まな板
- 料理をあまりしないという人でも包丁とまな板は購入しておくと良いでしょう。食材を切らなくとも、買って来たお惣菜やデザートを切る時にも使えますよ。
- 食器
- 小皿、中皿、ご飯用の茶碗に味噌汁用のお椀を一式用意しておきましょう。お客様が来る場合には、中皿や大皿を買い足しても良いかもしれません。
- グラス
- 飲み物を飲むグラスを用意しておきます。直飲みしたペットボトルを置きっぱなしにしておくのは衛生的に良くありません。グラスに移して飲む事をおすすめします。
- 箸
- 食事をするためのお箸を用意しておきます。お客様が来る場合には、割り箸を用意しておくと良いでしょう。
消耗品
- 洗濯洗剤
- 衣類の洗濯用洗剤、柔軟剤を用意しておきましょう。衣類に残るニオイが気になる人は、色落ちしない漂白剤(ハイター)を入れて洗濯すると汗臭さなどが消えますよ。
- 食器洗剤
- 食器用洗剤を用意します。引っ越し当日に食事をしないという事であれば、食器を使うタイミングで買いに行くのも良いでしょう。
- スポンジ類
- 食器洗い用洗剤と一緒にスポンジも購入しましょう。お風呂の浴槽を洗うスポンジも一緒に購入しておくと良いでしょう。
- 手洗い石鹸
- 手洗い用石鹸を用意します。殺菌作用のあるハンドソープがおすすめです。敏感肌の人は、肌に優しい石鹸を選ぶと良いでしょう。
- ゴミ袋
- 引っ越し作業をしている最中にゴミが発生します。45Lのゴミ袋や自治体で指定しているゴミ袋を事前に用意しておきましょう。
- ティッシュ
- ボックスティッシュを用意します。5箱セットなどで購入するとお得ですよ。しかし、花粉症になる季節など鼻をかむ事が多い人は柔らかめのティッシュを選ぶと◎。
日用品
- カーテン
- プライバシーを守るため、引っ越し初日からカーテンが必要です。カーテンをしていないとご近所さんから丸見えですのでご注意ください。寒さを防止するものともなりますよ。
- ハンガー
- クローゼットがあるお部屋の場合には用意しておきましょう。コートやワイシャツなど、シワが入らない方が良いものもあります。
- ゴミ箱
- ゴミ袋だけだと汁物がこぼれてしまう恐れがあるので、濡れても洗えるようなゴミ箱を用意しましょう。一見、棚のようなゴミ箱もあるのでオシャレにゴミを隠したい人にはオススメです。
- 物干し竿
- ベランダが付いている物件であれば、洗濯物を干すための物干し竿を用意しておくと良いでしょう。部屋干し派の人や元々設置されている場合には不要です。
【あとでもOK】新生活であると良いもの
ここでは、新生活であると便利なアイテムをご紹介します。引っ越し初日になくても良いものなので、徐々に揃えていくと良いでしょう。生活に必要な物を分けて購入する事で、初期費用も抑えられますよ。
家電
- 炊飯器
- ご飯は鍋でも炊けますが、炊飯器があると保温も出来て便利です。3~5合炊きの炊飯器が一人暮らしには丁度いいのではないでしょうか。
- 冷暖房器具
- 借りた物件にエアコンが備え付けられていなければ購入した方が良いでしょう。特に夏の間に冷房がないと厳しいので、早めに用意しておく事をおすすめします。
- アイロン
- ワイシャツなど、シワの出来やすい衣服を着る人には必需品です。営業職であればワイシャツを着る事も多く、しわしわの服を着て出社する事はNGとされています。
- 空気清浄機
- 花粉症やホコリでアレルギー反応が出てしまう人には必需品ですが、安価なものでもないので計画的に購入すると良いでしょう。加湿機能が付いていると乾燥する季節にも役立ちます。
- テレビ
- 初めての一人暮らしで、テレビをみながらゆっくり過ごすのも良いでしょう。テレビを観る習慣がない人には不要です。
- パソコン
- 最近では、テレビよりパソコンが必需品という人もいるくらい。お金に余裕が出来たらパソコンを購入しても良いかもしれませんね。
家具
- テーブル
- 食事をする時やメイクをする時など、テーブルが一つあると良いでしょう。
- 椅子
- テーブルに合わせて椅子を用意すると良いですよ。低めのテーブルであればクッションや座椅子で代用しても◎。
- テレビ台
- テレビを購入した際には床に直置きするのではなく、テレビ台に乗せるようにしましょう。収納棚としても使えるものを購入すると更に便利です。
キッチン用品
- キッチンマット
- キッチン周りには、目に見えない汚れや油が飛び散ります。キッチンマットを敷いておくと部屋を汚さずに済むので、洗濯可能なキッチンマットを用意しましょう。
- 三角コーナー
- 食べ残しや生ごみを入れる三角コーナーを用意します。排水口に食べ残しのものを流してしまえば詰まりの原因となります。
- 鍋
- 収納に困らない位の大きさの鍋を用意すると良いですよ。カレーやラーメンといった簡単な料理が可能になるので、料理の幅が広がります。
- スプーン・フォーク
- 必要に応じてスプーンやフォークを用意しましょう。
- マグカップ
- コーヒーや紅茶などのホットドリンクを好む人は、マグカップを購入しておきましょう。100円ショップでも可愛いものが揃えられますよ。
- 保存容器
- お弁当のおかずなど、作り置きをする場合にあると便利なアイテムです。たくさん買ってしまうと収納に困るので、必要なサイズの保存容器を用意するのがコツ。
- ラップ
- 電子レンジで調理する時や小分けにする際に必要なラップ。20mや50mの商品が売っているので、必要に応じて購入しましょう。
- 調味料
- 基本の調味料「さしすせそ」と油を用意しましょう。料理をしない人でも、砂糖、塩、酢、醤油、味噌、油があれば良いのではないでしょうか。
- キッチンペーパー
- 野菜の保存や油汚れを拭き取るのに必要です。キッチンを全く使わない人には不要ですが、厚手で出来ているので何かと役に立ちますよ。
消耗品
- 救急箱
- もしもの時にあると良い救急箱。救急箱には、絆創膏や消毒液、体温計や常備薬を入れておくと良いでしょう。ガーゼや医療用テープもあると◎。
- 掃除用洗剤各種
- お風呂の浴槽を洗う洗剤や床磨き用など、用途に合わせて洗剤を使い分けましょう。引っ越し当日に揃えていなかった物を徐々に用意していきます。
日用品
- 衣装ケース
- 衣替えが出来るように、夏場であれば冬服をしまう衣装ケースを用意しておくと良いでしょう。1年中同じ洋服を出しておくと場所をとってしまいますよ。
- カーペット・ラグ
- カーペットを敷くだけで暖かくなるので、インテリアも兼ねて購入すると良いでしょう。洗濯できるものを選ぶのがおすすめです。
- 時計
- ひと目でわかるような時計を用意しておきましょう。また、時間がズレていないか日々確認しておくと良いですよ。
- 姿見鏡
- 洋服選びの際に全体のバランスを見るため、姿見鏡を用意しておくと良いでしょう。
- 工具
- 用途に合わせてドライバーやペンチを用意しましょう。組み立て式の家具を購入した場合には必需品となります。三脚もあると良いでしょう。
- 洗濯バサミ
- 洗濯物を干す際に必要になります。バスタオルなどの大きなものをとめるものと、シャツなどの軽い洋服を強風から守るための小さな洗濯バサミを用意しておきましょう。
- 洗濯ネット
- 洗濯機を使う際に、下着や型崩れさせたくない物を洗濯ネットに入れて使います。女性用の下着はネットに入れると良いですよ。
新生活が一人暮らしなら必要ないもの
初めての一人暮らしは、わくわくしてあれもこれも!と揃えてしまうものですよね。しかし、一人暮らしでは必要ないものもあるのです。高い値段で買ったはいいけど使わない…なんて事があれば、無駄になってしまいます。一人暮らしでは必要ないものをいくつかご紹介します。
【一人暮らしでは必要ないもの】
- パスタ用深鍋
- ソファ
- 食器洗い機
- サイクロン掃除機
- ホームベーカリー
これらのアイテムは案外使わなくなる事もあるのです。一人暮らしであればパスタも普通の鍋で茹でられますし、普段からベッドの上で過ごす人にはソファは要らなくなります。また、食器洗い機で洗う程の大量の食器は使いませんし、ハイスペックなサイクロン掃除機を使う程の部屋の広さがない事もあるでしょう。
ホームベーカリーは、たまに使う事はあっても毎日は使わないのではないでしょうか。一度作ったパンを1日で食べてしまうという場合にはあっても良いかもしれませんが、そうでない場合には邪魔になる可能性が高いのです。家電などは、使っていなくても置いておく場所が必要ですし、放置していると老朽化が進みます。ソファなどは捨てるにしても費用がかかります。一人暮らしをする前に、本当に必要なものなのか考えてから購入するようにしてくださいね。
まとめ
新生活をするにあたり最低限用意しておくべきものと、余裕が出来てからで良いものを紹介してきました。大切な事は、「生活していくのにも費用がかかる」ということ。初めての一人暮らしで張り切って準備をしたのは良いけど「生活費がない…」なんて事になってはいけません。
絶対に必要なトイレットペーパーや照明、寝具やカーテンを先に用意し、テレビやテーブルといったものは余裕が出来た時に徐々に揃えていきましょう。社会人になったばかりで一人暮らしを成功させるには、節約する事がポイントとなるでしょう。また、お部屋選びの時点で抑える所は抑えて、安心して暮らせるお部屋を選ぶようにしてくださいね。
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