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お正月のお年賀を正しく贈る方法!渡す時期やマナー、喜ばれるギフトとは?


 

お正月に新年のご挨拶で贈る「お年賀」。勤務先の上司や取引先、親や親戚など日頃お世話になっている方へお年賀を贈る習慣は、古くから伝えられてきました。

 

しかし、お年賀はいつ頃渡すべきなのか、どのように贈るのが正しいのかなど、わからないことも多いのではないでしょうか。感謝の気持ちを込めて贈るお年賀なので、先方に失礼があってはいけません。ここでは、お年賀の正しい贈り方マナーをご紹介します。

 

INDEX
■お年賀とは
■お年賀の正しい贈り方
■お年賀の渡し方とマナー
■お年賀で喜ばれるギフト
■お年賀を贈る前に確認しておく事

お年賀とは


 

お年賀とは、新年の挨拶をする際に日頃の感謝の気持ちを伝えるための贈り物です。お正月には、古くから新しい年神様をお迎えして祀る習慣があり、年神様を祀る神棚や仏壇へお供え物をしていました。しかし、近年では「手土産」を持参するというという形に変わってきたのです。

お年賀を贈る時期

お年賀を贈る時期は、お正月の「三が日(1月1日~3日)」の間に直接持参するのが礼儀です。新しい年の始まりなので、お年賀を贈る時期もきちんと守りたいところですよね。

 

三が日の間にお年賀を渡すことが出来ない場合は、「松の内(1月1日~6日)」までの間には訪問するようにしましょう。地方によっては、松の内を1月7日までとする所や、10日までや15日までとする所など期間は異なるので確認しておくと良いでしょう!

お年賀の正しい贈り方

お年賀の正しい贈り方として大切な事は、直接訪問すること。遠方に住んでいて、直接渡しに行けないとしても宅急便を利用して贈る事はタブーとされているので注意してくださいね。デパートからの直送などもNGです。

 

また、お年賀の贈り物にはのし紙や短冊を掛けること。のし紙には、赤と金色で印刷された紅白の花結びに熨斗が付いたデザインのものを用います。紅白の花結びは一般的なお祝いを示し「花結び祝い」とも呼ばれています。熨斗は、結婚式の内祝いなどフォーマルなシーンで用いられる飾りなので、お年賀ののし紙にデザインされているだけでも華やかな気持ちになりますね。

贈り物に掛ける「のし紙」と「短冊」

お年賀の贈り物に欠かせない「のし紙」や「短冊」。どんな違いがあるのでしょうか。のし紙の特徴としては、1枚の大きめの紙に紅白の花結び(蝶結び)と熨斗がデザインされており、表書きに「御年賀」や「御年始」「賀正」などと書かれています。

 

一方で、短冊の特徴はまず紙の形にあるでしょう。のし紙のように大きな紙ではなく、その名の通り短冊のような長細い紙が使われています。短冊には表書きがなく無地のものもある事から、「御年賀」や「御年始」だけでなく「寒中見舞い」という風に書き変えて使う事もできるのです。

 

お正月の三が日の間に贈るお年賀は一般的に「御年賀」や「御年始」を用い、松の内を過ぎてしまった場合には「寒中見舞い」として贈ります。御年賀として贈ったつもりでも、日にちによって呼び方が変わるので注意しておきたいポイントですね。

喪中の時の贈り方

お年賀を贈りたい相手や自分が喪中に当たる事もあるでしょう。その場合には、予め先方にお断りを入れて了承を得た上で、松の内を外して訪問するようにします。松の内が終わる1月6日は寒の入りである小寒の初めであり、大寒の終わりである2月3日、4日までの1か月を「寒中」と言います。

 

喪中の場合には、松の内を外して訪問する事になりますので、のし紙の表書きには「寒中見舞い」と書くようにしましょう。間違えても、「御年賀」と書かれたのし紙を使わないようにしてくださいね。

お年賀の渡し方とマナー


 

お年賀を渡す際は、先方へ連絡して伺う日時を決めておきましょう。サプライズ訪問は良くありません。

 

約束の日時に伺った際には、玄関に入る前にコートを脱ぎましょう。家の中にホコリを持ち込むといけないので、呼び鈴を鳴らす前にコートのホコリも払っておきます。また、玄関先で長々と挨拶するのもNG。「お邪魔します」や「失礼致します」と挨拶をして、室内に通されてから新年のご挨拶をするようにしましょう。

 

そして、室内で新年のご挨拶を終えた後に、お年賀を渡すのが一般的です。その時に、「つまらないものですが」と言いながら渡すのは、やめましょう。相手を想って選んだ品物なので、「お口に合うと嬉しいです」などと一言添えてみるのも良いかもしれませんね。

お年賀で喜ばれるギフト


 

お年賀を贈りたいけど何を贈ったらいいのかわからない…なんて事もありますよね。贈る相手に喜んでもらえるという事を第一に選んでみてはいかがでしょう。もしくは、一緒に住む人が小さな子どもなのか、お年寄りなのかによっても選ぶポイントが変わってきますよね。いくつか贈り物として喜ばれるものをご紹介しますので、是非、参考にしてみて下さい。

■お正月を華やかにしてほしいと願う時

 

未成年のお子さんをお持ちの方へ贈る場合には、ノンアルコールのドリンクを選んでも良いでしょう。家族みんなで飲んでも飲酒運転や未成年の飲酒とならないように配慮する事も必要です。

 

■健康でいてほしいと願う時

 

ダイエット中とわかっていて高カロリーの品物を贈るのは気が引けてしまいます。ダイエット中や健康に気を付けている間でも喜んでもらえるような健康志向の品物を贈ると良いでしょう。

■甘いものを好まない方へ

 

甘いものが苦手な方へ和菓子などを贈っても喜ばれません。ある程度、相手の食の好みをリサーチしておつまみセットなどを贈ると喜ばれますよ。

■和菓子を好まれる方へ

 

高齢の方へ贈る場合には、ケーキなどの洋菓子よりは手軽に食べられる和菓子が良いのではないでしょうか。小分けになっている和菓子であれば、持ち運びも出来てどんな時でも食べられます。

■小さな子どもがいる方へ

 

3歳から小学生のお子さんがいる家庭では、ゼリーやジュースは重宝します。ただ気を付けなければいけないのが、赤ちゃんや高齢者にはゼリーは向いていないという事。誤って飲み込んでしまえば大変です。赤ちゃんの場合、プリンに含まれる卵や乳製品がアレルギーではないかという点にも気を付けておきましょう。

お年賀を贈る前に確認しておく事


 

日頃からお世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えたい!という場合にも、まずは先方の都合を考慮するようにしてください。お正月の三が日は家族や親戚と過ごす人も多いので、元旦や午前中を避けるようにすると良いのではないでしょうか。

 

また、お年賀の贈り物としてあまりにも高額な品物は贈らないようにしましょう。お年賀を受け取る方にとって、負担と感じさせてしまってはいけません。2,000円~5,000円位を目安として、喜ばれそうな品物を贈ります。

 

その他、贈る相手が取引先の場合には、贈答品の受け取りを禁止されている場合があります。特別な接待や賄賂につながる可能性を考慮したものと言われており、事前に調べておくと良いかもしれませんね。

 

お年賀は、日頃の感謝を伝え新しい年のはじまりのご挨拶です。何でもいい…というわけでなく、喜んでもらえる品物を贈ってみてくださいね。

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