11月15日は、子供たちの成長を祝うための行事「七五三」。しかしながら、2020年は新型コロナウイルスの感染が拡大し緊急事態宣言が発令され思うように出かける事ができなくなってしまいました。
これまで、当たり前のように七五三のお参りをしていたけれど、コロナウイルスの感染拡大が終息を迎えていない今、どうするべきなのでしょうか。七五三を行う神社や写真館など、人が集まる場所ではどのような感染対策が施されているのかをご紹介します。また、七五三のお祝いで密を避ける方法も見て行きましょう。
INDEX
■密を避けて七五三を行う3つのポイント!
■コロナ対策として神社仏閣ではお参り分散が効果的?
■写真館や写真スタジオが行うコロナ対策例とは?
■新しい生活様式や感染対策を徹底して七五三のお参りへ!
密を避けて七五三を行う3つのポイント!
七五三を迎えるにあたりコロナ対策もしておきたいところですよね。子供の成長を祝い、これからも元気に育ってほしい!と願う大切な行事です。思いがけない状況ではありますが、工夫をする事で感染リスクを減らせるのではないでしょうか。
七五三のお参りの後には、親戚や祖父母と会食をするという家族も少なくないはず。特に高齢者の方への感染リスクは高いので、密を避けつつしっかり対策を取るようにして下さいね。
Point1.平日に七五三を
七五三は、毎年11月15日とされており10月~11月になると多くの家族が神社に訪れます。しかし、このような状況なので時期をずらしてお祝いすると良いでしょう。11月15日の当日でなくても、七五三のお参りや御祈祷は可能な神社も多くあります。参拝先が決まっているわけではないので、日程や場所は柔軟に決めていくと言うのも◎。
また、土日祝日を避けて平日に七五三のお参りに行くと言うのも一つの手です。写真館での撮影も、10月までに行なう前撮りや11月以降に行なう後撮りで世間の動きとあえてずらして行うと言うのも良いのではないでしょうか。
Point2.記念撮影は自分たちで
七五三の記念撮影は、写真館や写真スタジオで行う人も多いでしょう。衣装もレンタルできるしヘアメイクもしてくれるので、とても魅力的なサービスではないでしょうか。さらには、思い出に残るような素敵な写真を撮影してくれるので、記念日には必ず利用したくなる場所でもありますよね。
しかし、「どうしても室内にいるのが嫌。だけど記念撮影はしたい。」という場合には、自分たちで撮影してみると言うのも良いでしょう。プロのような仕上がりにはならないかもしれませんが、お参りの際になるべく人と接する事無く写真撮影が可能になりますよ。また、費用の面でも節約になるので、七五三のお参りをした事さえ写真に残せれば良いという家族にはおすすめです。アルバムなども、自分たちで作成してみても良いかもしれませんね。
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Point3.会食は自宅で
七五三のお参りの後には、親族を招いて会食をする事もありますよね。我が子の晴れ姿を祖父母にも見せてあげたい!と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、感染リスクを心配して会食は控えるべきかな…と悩んでしまう事もあるでしょう。もちろん、レストラン側もコロナ対策をしているのですが、心配せずに会食を楽しみたい!という場合には自宅で行うのも良いのではないでしょうか。デリバリーやテイクアウトを活用して、自宅でゆっくり食事を楽しんでみてください。普段とはちょっぴり違うお祝いメニューを注文してみても良いですね。
コロナ対策として神社仏閣ではお参り分散が効果的?
神社やお寺に七五三のお参りに行くと言うのが主流で、七五三のシーズンになると七歳、五歳、三歳になる子供たちが着物を着てお参りしているのを見かけます。縁起物として配られた千歳飴を手にぶら下げて嬉しそうに微笑んでいるのを見られるのも日本ならではですよね。
そんな神社仏閣では、様々な対策を打ってお参りの受け入れ準備をしているよう。コロナウイルスの影響もあり、七五三の参拝を諦めてしまう家庭も多い中、感染対策が施されていると安心してお参りができるようになりますね。
神社仏閣の感染対策例
ここで、いくつか神社仏閣の感染対策をご紹介します。参拝予定の神社で、どのようなコロナウイルスへの感染対策をしているのか調べてみても良いかもしれません。また、お参りに行く際は家族でしっかり感染対策を徹底するようにして下さいね。
浅草神社(東京都)
- 祈願時刻を完全予約制にする。
- 祈祷時間を約15分と制限する。
- 体温測定を実施する。(37.5℃以上の発熱があればご祈祷できない)
- 参列人数は1家族5名までと制限する。
- 裸足でのご昇殿は禁止。
- マスク着用の義務。
参照元⇒浅草神社HP(七五三のご祈祷について)
布多天神社(東京都)
- 祈願時刻を完全予約制にする。
- 1回の祈願に案内するのは上限6組までと制限する。
- ご昇殿には原則1家族5名までと制限する。
- マスク着用の義務。
参照元⇒布多天神社HP(七五三について)
照國神社(鹿児島県)
- 参拝の時期を例年より1か月前倒しをする。(9月~12月まで受付)
- 本殿への立ち入りを例年の半数以下(20組程度)に制限する。(1日あたり)
- 体温測定を実施する。
写真館や写真スタジオが行うコロナ対策例とは?
七五三の記念写真を撮影する場合にもしっかり感染対策をしていきましょう。写真館や写真スタジオでは、子供たちがリラックスできるようにと遊具が置いてあったり好きなように動き回れるようになっていたりと、他の人が触れたものをすべて把握するのは困難でもあります。
しかし、写真館や写真スタジオでもきちんと感染対策が施されているので、そこまで神経質にならなくても良いかもしれませんね。せっかくの記念撮影なので、余計な事を考えずに撮影したいものです。ここでは、写真館や写真スタジオでの感染対策例をご紹介します。
- 不特定多数の人が密集しないように完全予約制にする。
- スタジオの個室内は、専属スタッフのみで貸し切りにする。
- 撮影前後にスタジオ内の換気を実施する。
- ドアノブや共用部分の清掃と消毒をする。
- 撮影に使用した小物や衣装の消毒をする。
- お客様への注意喚起や体調不良時の予約変更、キャンセルへの対応をする。
- お客様用消毒液を設置する。
このように、コロナウイルスの感染対策をしっかり行なっている写真館は多くあります。撮影に使用した小物の消毒やスタジオ内の換気などを行ってくれていれば、記念写真の撮影も安心して出来るのではないでしょうか。
新しい生活様式や感染対策を徹底して七五三のお参りへ!
最後に、コロナウイルス対策として発表されている生活様式や感染対策を見ておきましょう。神社仏閣や写真館での感染対策も大切ですが、まずは七五三のお参りへ行く家族がしっかりと対策を取るべきなのではないでしょうか。大事に至る前に、予防できるところはしておくと良いかもしれませんね。
ここでは、基本的な感染対策や新しい生活様式をご紹介します。お参りへ出かける前におさらいをして、大切な家族と思い出を守りましょう!
基本的な感染対策
- 人との距離を空ける。(1~2m)
- 人との間隔を十分取れない場合は無症状でもマスクを着用する。
- 会話は真正面を避ける。
- 手洗いは30秒程度かける。(石鹸を必ず使用)
- 高齢者や持病のある方と会う際には体調管理を厳重にする。
- 感染が流行している地域からの移動は控える。
- 発熱や風邪の症状がある場合は無理をせず自宅療養する。
- 毎朝の体温測定で健康状態をチェックする。
新しい生活様式
- 公共交通機関を利用する際は会話を控えて混雑する時間帯を避ける。
- 発熱や風邪の症状がある場合はイベント等に参加しない。
- 買い物は少人数で行き混雑する時間帯を避ける。
- 食事は大皿を避けて一人ずつお皿を使用する。(グラスの回し飲みも避ける)
- 食事をする際はなるべく横並びに座る。
- 人とすれ違う時は距離を取るように意識する。