毎日遅くまで仕事をしていたり、ストレスを感じていたりと心も体も疲れてしまっている方も多いのではないでしょうか。「休みの日くらい思う存分リフレッシュしたい！」と思ってはいるけど、どこに行ったら良いのだろう。無理して出かけて、余計に疲れが溜まってしまうのでは意味がないし…。
そんな時は、まず、自分がどんな状態にあるのかをじっくりと見つめ直してみると良いですよ。それから、自分に合った場所を選んで疲れた身体を癒してみましょう。
INDEX
■まずは、今の自分を見つめ直してみよう
■落ち込んでいる人は「大自然」に溶け込もう
■身体の疲れを感じている人は「温泉」でゆっくりと
■今の自分を変えたいという人は「パワースポット」へ
■今すぐに旅行に行けない人は「身のまわりの癒し」で代用
まずは、今の自分を見つめ直してみよう
「今、私は何故疲れているのだろう…」と自分に問いかけてみて下さい。この時も、なるべく落ち着ける場所で過ごしましょう。
仕事でミスをしてしまった…、上司に理不尽な怒られ方をした…、恋人と喧嘩をしてしまった…、とにかく残業続きでプライベートがなかった…などと、悩みの原因はそれぞれです。気付けば「ため息」ばかりついていたり、音楽を聴いているだけなのに自然と「涙」が出てしまったり。
頭の中で上手に整理が出来ない時は、思っている事や感じた事をノートに書き出してみるのも◎。ノートに綺麗に書かなくても良いのです。まとめるのではなく、思っている事を全て書き出します。「誰が悪い…」とかではなく、あくまでも自分を見つめ直す時間にしましょう。そこから、お休みの日に向けて出かける場所を選んでみてはいかがでしょうか。
落ち込んでいる人は「大自然」に溶け込もう
「私なんて…どうせ…」と落ち込んでしまう時もありますよね。いつもはそんな風に思わない事でも、気持ちが落ち込んでいると全てをネガティブに捉えてしまいます。
そんな時は、海や山など自分より遥かにスケールの大きい大自然に行くと良いですよ。絶景を眺めているだけで、「あれ？私、何でこんな小さな事を悩んでいたのだろう！」と思えるはず。また、森林浴をして綺麗な空気をたくさん吸うだけで心と体をリフレッシュさせられます。
大自然に囲まれながら思っている事をはき出して整理をしていく事で、今までとは違った考えや解決策を見いだせるのではないでしょうか。
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祖谷渓／徳島県
徳島県三好市に位置する日本三大秘境！「祖谷渓(いやだに/いやけい)」は大自然に囲まれ、深いV字谷の続く渓谷です。エメラルドグリーンの祖谷川が流れ、自然美溢れる景色が広がっています。
また、日本三奇橋のひとつとして知られている「かずら橋」も一度は訪れてみたい場所です。シラクチカズラで作られているかずら橋は、長さ45m、水面上14mにあり国の指定重要有形民俗文化財となっています。
高千穂峡／宮崎県
宮崎県西臼杵郡高千穂町に位置する「高千穂峡（たかちほきょう）」は、写真家をはじめとし沢山の観光客が訪れるほどの絶景スポットです。
高千穂峡は、国の名勝・天然記念物に指定されており、付近には、日本の滝百選にも選ばれた「真名井の滝」、「槍飛橋」などがあります。高いところで100ｍの断崖がそそり立ち、ボートを借りて高い絶壁の間をすり抜けます。
屋久島／鹿児島県
鹿児島県熊毛郡屋久島町に位置し、神々が宿る島で有名な「屋久島（やくしま）」。世界遺産の島として登録され、山道をハイキングしたり路線バスなどで移動したりと島の隅々まで楽しめます。
樹齢3000年の屋久島最大の切り株「ウィルソン株」はパワースポットとしても有名です。切り株の中には大きな空洞があり、そこから空を見上げるとハート型に穴が開いています。このハート型を写真におさめて携帯の待ち受け画面に設定すると、恋愛成就のお守りになるとウワサも！
身体の疲れを感じている人は「温泉」でゆっくりと
「日頃の残業続きで疲れ切ってしまった…」という人も多いはず。家と会社の往復しかしていないなどと、気持ちまで落ちてしまう事もあると思います。
そんな時は、温泉に入ってゆっくり疲れを取ってみてはいかがでしょうか。温泉には数多くの効能や効果をもたらしてくれる不思議な力があります。「お風呂に入るだけじゃダメなの？」とも思いますが、温泉に含まれる成分が身体の疲れや精神疲労などを癒してくれるのです。
持病を抱えている人や疲れが溜まっている人が、温泉に入って効果を期待するというのは一般的な事でもあります。温泉には様々な「泉質（成分の違い）」があり、それにより効果や効能も違います。まずは、温泉の泉質を調べてから行く場所を決めても良いかもしれませんね。有名な温泉が
数多く湧いている日本ですが、今回は「秘湯」と言われる温泉をご紹介します。
関連記事：【温泉】泉質と効能・効果を徹底解析！
鶴ノ湯温泉／秋田県
乳頭温泉郷の中で最も古い歴史を持つ「鶴ノ湯（つるのゆ）温泉」。鶴ノ湯温泉の混浴露天風呂が、秘湯ブームの火付け役とも言われています。名前の由来は、1708年に鶴が傷を癒している所を発見され、鶴ノ湯温泉と呼ばれるようになりました。
鶴の湯温泉の代表する混浴露天風呂は、「美人の湯」と呼ばれるほどで女性に人気が高いのも特徴。お湯は白濁していてとろみを感じます。ブナの原生林の中で湧く鶴ノ湯温泉には、泉質の異なる源泉が4種類あるのでじっくり身体を癒せるのではないでしょうか。
白骨温泉／長野県
長野県松本市の北アルプスの大自然の中にある「白骨（しらほね）温泉」。「3日入れば3年風邪をひかない」と昔から伝えられているほど健康に良いとされており、病気やケガを治したい人が多く訪れています。
湯船に温泉の成分が付着し、骨のように見えた事から白骨温泉と呼ばれるようになったそう。お湯は酸化する事で白く濁り、季節や自然条件によってはエメラルドグリーンに見える事もあります。北アルプスの大自然の中、人目を気にせず安心して入れるので女性にも人気があるのでしょう。
斐乃上温泉／島根県
日本三大美肌湯温泉の一つと言われている「斐乃上（ひのかみ）温泉」。出雲神話「ヤマタノオロチ」伝説で知られる船通山山麓に湧く温泉です。
古くから肌を美しくする湯として美容効果も高く女性に大人気！お風呂からあがると、お肌は見違えるほどツルツルになります。縁結び神社として有名な「出雲大社」から車で1時間程あれば行けるので、お詣りを済ませてから斐乃上温泉でゆっくりお湯につかるのも良いでしょう。
今の自分を変えたいという人は「パワースポット」へ
「何をやってもうまくいかないな…」と、頑張っているつもりでも自分が思う方向に進まないという事もありますよね。理想と違う自分にガッカリしてしまったり、新しい事にチャレンジしてみたいと思ってはいるけど踏み出せなかったり。
そんな時は、全国各所にあるパワースポットに訪れてみてはいかがでしょうか。神様が祀られていたり、不思議とエネルギーを感じられたりと、日本全国にパワースポットが点在しています。
パワースポットを訪れて運気をアップさせられれば、いつもの日常に戻った時には自然と活力が湧いてくるかもしれませんね。「今の自分を変えて、片想い中のアノ人と恋を実らせたい！」などと恋愛成就のために神社を訪れる人も少なくありません。
富士山／山梨県・静岡県
日本のシンボルである「富士山」。山梨県と静岡県にまたがり日本一の高さ（3,776m）を誇る富士山は迫力満点ですよね。古くから不思議なパワーを感じるとされ、パワースポットとして親しまれています。見ているだけで人の心を癒してくれるというのも、富士山が放つパワーのおかげなのでしょう。
シーズンになると富士登山に挑戦する人も少なくありません。日本一の山となれば、そう簡単には行きませんが、山頂のゴールまで怪我なく登りきれた時の達成感は計り知れないのでしょう。険しくキツイ登山を達成したからこそ、自分に自信が付き活力が湧いてくるのかもしれませんね。
また、富士山のまわりには、パワースポットがたくさんある事でも知られています。「富士山本宮浅間大社」や「湧玉池（わくたまいけ）」など、富士山の龍脈（大地のエネルギー）の気が留まるパワースポットが点在しているので、富士山の恵みを受けながら、心をリセットするのに最適な場所と言えるでしょう。
九頭竜神社本宮／神奈川県
良縁のご利益があると悩める女性に大人気の「九頭竜（くずりゅう）神社本宮」は、神奈川県箱根町・芦ノ湖のほとりに鎮座しています。毎月13日に執り行われている「月次祭（つきなみさい）」では、日ごろの感謝と今後の願い事を九頭龍大神様へ祈願し、恋愛運UPを願う人が毎回数百名と全国から訪れます。
また、九頭龍神社は良縁だけでなく金運アップ、開運、商売繁盛のご利益でも人気があります。さらに強力なパワーと幸運を手に入れたい人は、月次祭に参加した後に箱根のパワースポットとして有名な箱根神社も巡る「両社参り」をすると良いと言われています。片想いが実らずに悩んでいるという人は、是非、箱根の九頭竜神社と箱根神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
斎場御嶽／沖縄県
沖縄県を代表する聖地「斎場御嶽（せいふぁーうたき）」は、琉球王朝時代、国家的な祭事が行われてきた場所です。沖縄本島の南部に斎場御嶽はあり、パワースポットに足を運びたいと全国各地から人々が訪れます。巨大な岩と岩がバランスを取って三角形を描くようにたたずむ「三庫理（さんぐーい）」は、安定の場所と言われています。
三庫理を奥に進むと、木々の間から「神の島・久高島（くだかじま）」を拝むことができますよ。すっきりと晴れた日に行くのがおすすめです。また、御嶽内には6つのイビ（神域）があり、そこへ置かれている御門口の香炉に向かって祈る人もいるなど、長い年月地元の人にも親しまれた聖地でもあります。神秘的な雰囲気に満ちた緑の空間を歩き、小鳥のさえずりや木々のざわめきなどを感じながら巡る事ができるので、沖縄本島に訪れた際には訪れてみると良いでしょう。
今すぐに旅行に行けない人は「身のまわりの癒し」で代用
心も体も疲れているけれど、「仕事が残っていて今すぐには休めない！」という人も多いのではないでしょうか。旅行に行きたい気持ちはあるけれど、すぐには行けない人の為に最適な「身のまわり」にある癒しをご紹介します。
忙しい毎日を過ごしていると、まわりを見渡すゆとりさえなくなってしまいます。ですが、意外とすぐ近くに「癒し」は潜んでいるのです。忙しい時こそ、普段からのメンテナンスを大切にしたいですよね。
人々に心地よさを感じさせるものの中には「1/fゆらぎ」というものが含まれており、身近なものでも多く存在します。1/fゆらぎを含むものを上手く取り入れて、心身ともに癒してみてはいかがでしょうか。
心地よさを感じる時は「1/fゆらぎ」が関係する？
1/fゆらぎ（エフぶんのいちゆらぎ）
1/fゆらぎ（エフぶんのいちゆらぎ）とは、パワー（スペクトル密度）が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。
1/fゆらぎは、「規則的」なものと「不規則」なものが調和した状態をいいます。1/fゆらぎの効果は世界中で研究されており、人間の生体は五感を通して1/f ゆらぎ を感知すると、生体リズムと共鳴して自律神経が整えられる事がわかっています。ゆらぎを目で見る事が出来ないのでイマイチわかりづらいのですが、心が安定し安らぎを感じた時には、1/f ゆらぎが関係しているかもしれません。
また、一部のアーティストの歌声にも1/fゆらぎが現れるとされており、その人の歌声を聴くだけで癒されるという声も少なくありません。それでは、身のまわりにある1/fゆらぎを例として紹介していきます。
あなたのまわりにある「1/fゆらぎ」
電車の揺れ
電車に乗ると、「うっかり寝てしまう！」なんて事ありませんか？電車の揺れも1/fゆらぎが関係し、人を心地よくさせる効果があるのです。
規則的に揺れているようでそうでもなく、その揺れが心地よく感じるのですね。外の景色を眺めながら、のんびり揺られて乗る電車はいつもの電車とは違います。「毎日、通勤で電車に乗っているから嫌！」という人も、たまには違った場所へのんびりと電車に揺られてみるのも良いのではないでしょうか。
波の音
ヒーリングミュージックとしてCDに収録される事も多い「波の音」。一度は聞いた事があるのではないかと思います。
エステサロンやリラクゼーションサロンなどでBGMとして流しているサロンも多く、癒し空間の一部として取り入れられる事も多いのです。実際に、海辺を訪れられれば癒し効果は抜群です。大荒れの海を眺めるのではなく、太陽の陽が差し込みサラサラサラ…と優しく波打つ海を眺めてみて下さいね。
小鳥のさえずり
小鳥のさえずりも1/fゆらぎとして有名です。都内の住宅街や高層マンションだと、なかなか小鳥がやって来る事はありませんが、自宅の近くに木が生えていれば小鳥のさえずりを聴けるチャンスです。
また、出先でも自然に囲まれた場所があるのならば立ち寄ってみても良いでしょう。池などがある公園など、小鳥が集まりそうな場所は癒しの宝庫かもしれません。毎日、ウォーキングをしている人など、いつものルートを変更してあえてその様な場所を通ってみるのも◎。
ろうそくの火
ろうそくの火を眺めていると、何だか落ち着いてくるという経験はありませんか？ゆらゆらと不規則に揺れる火にも癒しの効果があるようです。
お部屋やバスルームでアロマキャンドルを焚いて、リラックスタイムを楽しんでみても良いでしょう。お気に入りのアロマキャンドルと一緒に、日頃の疲れを癒してみましょう。くれぐれも、火の消し忘れにはご注意を！