年末のイベントと聞くと思い浮かぶのは、忘年会。1年を振り返る大切なイベントですが、先輩たちに挨拶をしてまわったり上司にお酌をしたり、「費用も高いし、正直ちょっとめんどうくさい…」というイメージを持つ人も多いはず。ですが実は今、忘年会も様々な変化を遂げているのです!
美プロで実施したアンケート結果もまじえながら、「職場の忘年会事情」についてチェックしていきましょう。
忘年会がなくなってしまう?!多発する「職場の忘年会に参加しない人」
美プロ内で行った「今年、職場の忘年会には参加しますか?(参加しましたか?)」というアンケートに対し、なんと「約半数」もの人が職場の忘年会には参加しないと回答していたのです。
そもそも忘年会自体を開催しない職場や、忘年会には参加をしないと決めている人も多いのですね。最近は、ネット上で「忘年会スルー」といった声も多く見られるようになりました。このような言葉があがるほど、忘年会に行かないという選択肢が普通になってきているようです。
一方で、お酒を飲みながら職場の人たちとコミュニケーションを取ることを「飲みニケーション」とも言い、この飲みニケーションを大切にしている人も多いでしょう。忘年会に参加する事で、「上司と踊って歌って仲良くなった!」「普段話さない人と共通の趣味がある事を知った!」などと、忘年会を機に良好な関係が始まる人も多いようですね。
職場の人との忘年会、一回の予算はいくら?「0円」という声も!
【結果詳細】
3,000~5,000円(40.2%)、
3,000円未満(28.6%)、
5,000円以上(13.4%)、
その他(17.9%)
同じく美プロ内で行ったアンケートによると、1回の忘年会の予算は大体3000~5000円くらいというデータが多い中、なんと「無料」という回答も多数ありました!
気の合う仲間との忘年会でもないのに高い費用を払うのが嫌!という人にとっては、参加費無料は参加のきっかけになるのではないでしょうか。
また、忘年会は1年に1回とは限らないため、毎回のように高い参加費を払っているとお正月には金欠になってしまうなんてこともあるでしょう。アンケートでは、職場の忘年会に限らず「忘年会に何回参加する予定ですか?もしくは、何回参加しましたか?」と言った質問もしてみました。
【結果詳細】
0回(39.3%)、
1回(31.2%)、
2回(14.3%)、
3回(12.5%)、
その他(2.7%)
結果は、1番多い回答が「0回」でその次は「1回」。0回が1位という事は、やはり職場の忘年会すらも行かないという方が多いようですね。
忘年会に対する思いは様々だと思います。余計な出費を抑えたいという方もいれば、過去に忘年会で嫌な思いをしたから行きたくない!という方もいると思います。また、人と話すのが苦手だったり忘年会自体がストレスと感じてしまったりと年々、忘年会への参加も減っているのかもしれないですね。
プライベートの忘年会とは違って、職場の忘年会だからこそ楽しめる事もあるようで、ただ居酒屋でお酒を飲むだけの忘年会ではなく少し変わった忘年会が行われているのです。様々な広がりを見せる新たな忘年会の形を見てみましょう。次の忘年会への参加や、主催する側の人も参考にしてみてくださいね。
様々な広がりを見せる、忘年会
職場での忘年会はどのように変化を遂げているのでしょうか。お酒を無理に飲ませてしまえばアルコールハラスメントという言葉もあるくらい、お酒の席では気を付けなければならない事もたくさん。ただでさえお酒が入って酔っ払っている状態ではトラブルも起こりやすくなりますよね。
そんな時、居酒屋でお酒を飲むだけの忘年会ではなく違った楽しみ方で解消している職場もあるようです。
ランチ忘年会
「忘年会=お酒を飲みながら終業後に開催」というイメージが強いですが、業務時間内にオフィスの中で実施している「ランチ忘年会」というものがあるのです。
子育てママ社員など、終業後に時間を作れない人には嬉しい忘年会の形ですよね。その名の通り、ランチタイムを活用してランチを楽しみながら忘年会をするので、お酒を飲むこともなく限られた時間の中で行えます。
「忘年会なんだからお酒を飲みたい!」という方には物足りなさを感じるかもしれませんが、みんなが参加出来て時間をうまく活用できるので女性が多い職場などでは特におすすめです。
オープンスペ-スでのお楽しみ忘年会
お酒を回避することはできないかもしれませんが、これまで居酒屋で行ってきた忘年会を社内のオープンスペースで開催したり、音響設備などが整ったパーティー会場で開催したりと、自由に行なえる忘年会も増えています。
忘年会のお料理は自分たちで調達する事になりますが、貸し切りになる事が多いオープンスペースは、他のお客様の事を気にせずのんびり過ごせるのが魅力です。また、忘年会でゲーム大会をしたり表彰式をしたりと、音響設備が整った会場を使うことで、忘年会にオリジナリティーを出せるのですね。
1年を振り返り、真剣なスピーチをしたり来年の事業計画を発表したり、社外に漏れることなく行えるので、忘年会の内容によって使う会場を選んでみるのも良いでしょう。
どこに居ても参加できるリモート忘年会
「子育て中の社員が忘年会に参加できない!」なんてこともあるのではないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるのが「リモート忘年会」です。
自宅と忘年会会場でビデオチャットを利用して、離れた場所でも忘年会に参加できるといったもの。もちろん、子育て中の社員だけが対象なのではなく、通信環境があればどんな社員でも参加可能です。どうしても参加が出来ないという時に使えば、一緒に楽しめそうですね。時には電波状態が悪く音声が聞きづらくなってしまうこともあるようですが、きちんと準備をしておけば解消されますよ。
社員全員がビデオチャットを使ってリモート忘年会をする企業もあって、今や直接会って楽しむ忘年会は古くなって来たのかもしれないですね。
水族館や遊園地貸し切り忘年会
「えっ!こんな忘年会あり?」と思う方もいると思いますが、忘年会の定義には決まりがないのです。1年間、苦楽を共にした職場スタッフと「お疲れ様でした!」の気持ちをもって新たな年を迎えられれば、どんな形でもよし!
ただお酒を飲むだけじゃつまらない!という方には、特別感を味わえる一風変わった忘年会はいかがでしょうか。「水族館」や「遊園地」を貸し切って行う忘年会があるのです。
これなら、社員だけでなく恋人や家族も招待出来て、素敵な思い出づくりにもなるでしょう。職場でこのような忘年会を開催してくれれば、特別感も味わえて忘年会が楽しみの一つとなること間違いなし。日頃、家族の支えもあって頑張れる社員にとって、家族にも楽しんでもらえる事は感謝の気持ちとして恩返しができるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
忘年会スルーといった声も上がるほど、忘年会への参加はハードルがあるように感じます。今回実施したアンケートでは、忘年会への参加や予算を回答して頂きました。
その他、忘年会の形はさまざまで「お酒を飲まない」「気軽にオープンスペースで」「特別感を味わえる」忘年会を紹介しました。
忘年会の参加費は「0円」という方がいたのには驚きましたね。年末は何かと出費がかさむ時期ですが、普段食べないような美味しいものを食べるなどして新しい年を迎えられると良いですね。忘年会に参加することで新たな発見もある事でしょう!
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