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【年賀状マナー】大切なお客様へ送る年賀状、気を付けるポイントとは?
日本ならではの風習である「年賀状」。お世話になった方へ新年を祝う言葉で挨拶し、親しい相手への年賀状では近況を報告するなど、心を込めて1枚にしたためます。
最近では、SNSを使って新年の挨拶を送るという人も増えてきています。住所を知らない相手には送りやすいのですが、やはり年賀状で頂くとお正月の雰囲気も出て嬉しいものです。なにより心がこもっていて送り主の気持ちが伝わります。
普段、お世話になっている方やサロンに足を運んでくれるお客様に年賀状を書いてみてはいかがでしょうか?なかには、サロンのルールで担当のお客様へ年賀状を送ることが決まっている人もいるでしょう。
今回は、年賀状を送る際に気を付けておきたいポイントや年賀状の文例など一挙にご紹介します。年賀状を送る時の注意点をしっかり学び、サロンでの年賀状作りにも役立てて下さいね。
INDEX
■年賀状を送る期間は?
■年賀状には何を書けば良い?
■年賀状を上手に書くには?気を付けるポイント
■お客様へ送る年賀状やDM(ハガキ)の文例集
■まとめ
年賀状を送る期間は?
年賀状は元日に届けるのがベストです。日本中の人が全国各地の人に年賀状を送ります。そのため、配達する郵便局の人は大忙しです。「近くに住んでいる人だから、1日2日で届くでしょ?」と油断していたら手遅れになる恐れも…。
年賀状は、12月25日までに投函すると元旦に届くと言われています。そこまでに投函できるように準備しておくようにしましょうね。
年賀状は元旦、できれば三が日のうちには届けたいものです。遅くても松の内(一般的には1月7日まで)には届けるのが常識。新年の始まりに届く年賀状なので、相手の方へ嫌な思いをさせないように配慮してくださいね。
また、ポストへ投函する時は、「年賀」と朱書きを入れているか確認してから投函してください。通常はがきを使って年賀状を作成する場合、一般郵便と区別するために切手の下に「年賀」がないと年内に配達されてしまう事があるので注意が必要です。
年賀状には何を書けば良い?
一体、年賀状には何を書くのだろうと感じている人もいるかもしれません。一度は書いたことがある人でも、お客様や目上の方には書いたことがないという人もいるでしょう。
基本的には、年賀状の構成は同じです。しかし、送る相手によって言葉を選ぶ必要がありますが、ただ闇雲に書くのではなく年賀状の構成を見ておけば、上手に書けるようになるでしょう。
【年賀状の構成】
1.新年を祝う賀詞
2.感謝の気持ちや近況報告などの挨拶文
3.日付
「賀詞」「挨拶文」「日付」という順番で書いていくと、読みやすく綺麗な年賀状になります。賀詞や挨拶文もどんな言葉を使うか、相手と自分の関係性をふまえて決めて行きましょう。
年賀状を上手に書くには?気を付けるポイント
では、実際に年賀状の中身を見て行きましょう。年賀状に添える賀詞やあいさつ文にはそれぞれ意味があり、使う相手も決まっています。
「なんとなくカッコイイから」などと安易に考えず、意味まで考えた上で選ぶようにするとよいですね。書き方の注意点など、併せてみて行きましょう。
年賀状の「賀詞」を上手に使う
賀詞は、年賀状の文頭に記すお祝いの言葉。よく目にする謹賀新年や賀正といったように、さまざまな種類があり意味を持っています。どんな賀詞を選んだらよいか迷ってしまいますが、言葉の持つ意味を把握して選ぶと良いですよ。
目上の人向け
年賀状を送る相手が目上の人であれば、4文字の賀詞を選ぶようにしてください。1~2文字の賀詞は、目上の方へは敬意に欠けるため使わない様にしましょう。
■漢字4文字
謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます
恭賀新年:うやうやしく新年をお祝い申し上げます
目下の人向け
年賀状を送る相手が目下の人であれば、1~2文字の賀詞でも失礼にはなりませんが様々な意味を把握して選ぶと尚良いのではないでしょうか。
■漢字1文字
福:幸せ
寿:めでたい
賀:喜び祝う
春:新年、年の初め
■漢字2文字
賀正:正月を祝う
賀春:新年を祝う
寿春:新年を祝う
新春:新しい年を祝う
迎春:新年を迎えたことを祝う
頌春:新年をたたえる
慶春:新年をよろこぶ
初春:新しい年、年の初め
親しい人向け
親しい人に送る年賀状は少しくだけた表現を使ってみるのも良いかもしれませんね。「HAPPY NEW YEAR!」と挨拶を交わすことも増えてきています。
■英文やカジュアルな表現
・HAPPY NEW YEAR!
・I hope you have a great year
・あけましておめでとう!
相手を選ばずに使える賀詞
困った時には下記の文章を使いましょう。相手が誰であろうと差し支えない文章です。
■文章の賀詞
・新年おめでとうございます
・あけましておめでとうございます
・謹んで新春のお慶びを申し上げます
年賀状の挨拶文には「句読点」は入れない
年賀状の挨拶文では「、」や「。」の句読点を使わない様にしましょう。日本では毛筆文化だったので句読点を打つことがなかったことや、お祝い事や喜ばしいことには区切りをつけないという事から、年賀状の挨拶文では使わない方が良いとされています。
句読点を使わない分、読みにくさを感じるかもしれないので「改行」や「1文字分開ける」などすると読みやすくなりますよ。
年賀状で避けたい「忌み言葉」
年賀状は、新年を迎える喜びをお祝いする気持ちを伝えるものなので、不吉な出来事を連想させるような言葉は使用しないようにしましょう。普段、何気なく使っている言葉も「忌み言葉」に分類されているので無意識に使ってしまうかもしれません。
忌み言葉にはどんな言葉が含まれるのか知っておき、年賀状では、明るく晴れやかな言葉を使うようにしましょうね。
【忌み言葉】
去年、終わる、離れる、衰える、切れる、消える、枯れる、落ちる、病む、苦しむ、崩れる、壊れる、倒れる、失う、滅びるなど
特に注意したいのは「去」という漢字。「去る」「離れる」といった意味がお祝いにふさわしくありません。「去年はお世話になりました」などと使ってしまいそうになる言葉ですが、「去年」の代わりに、「昨年」や「旧年」を使うようにしてくださいね。
年賀状でよく見る「一月一日 元旦」は間違い?
年賀状でよく見る「一月一日 元旦」という文字。このように書いてしまっているという人は間違っているので直してくださいね。
「旦」という言葉には「夜明け・日の出」という意味があります。つまり、「元旦」というのは「一月一日の朝」を意味しています。一月一日の朝という意味を持つ「元旦」と記していながらも「一月一日 元旦」と書いてしまえば、重複してしまいます。
正しくは「令和○年元旦」と書くようにしてください。「元旦」と「元日」、どちらが良いの?と困惑してしまう人もいるかもしれません。「元旦」は「一月一日の朝」を意味しますが、「元日」は「一月一日終日」を意味しています。一般的には「元旦」を使用する事が多いのですが、実はどちらも正解になります。「元旦」を多く使われる理由としては、「一刻も早く新年の挨拶を相手に伝えたい」という気持ちからきています。
明らかに一月一日に届かない年賀状には、「元旦」「元日」といった表記を使わずに「新春吉日」といった表現にするのも良いでしょう。
重複と言えば、「新年あけましておめでとうございます」もNGです。「新年」と「あけまして」が同じ意味なので「新年おめでとうございます」が正しい使い方なのです。何気なく使ってしまっていないか注意してみてくださいね。
年賀状で訂正の二重線は使って良いの?
年賀状を書く上で、書き間違えてしまうというトラブルも発生するかと思います。そんな時に、二重線を引いて訂正したり修正ペンを使ったりするのはマナー違反です。
新しい年賀はがきに書き直しましょう。
切手部分が破損していたり宛先不明で戻ってきたはがきは交換できませんが、書き損じたはがきは郵便局へ持っていけば、手数料はかかりますが切手や郵便はがき等に交換してくれますよ。
お客様へ送る年賀状やDM(ハガキ)の文例集
サロンにご来店頂けるお客様へ感謝の気持ちを伝えられる年賀状。チラシや広告とは違ってお客様ももらって嬉しい便りです。
日頃お世話になっているお客様や取引企業様にどのような文章で送ると良いのでしょうか。文例をいくつか紹介していきます。
お客様向け
一般的なお客様向け文例
新年あけましておめでとうございます!
旧年中は大変お世話になりました。
本年もスタッフ一同頑張って参りますので今後とも変わらぬご愛顧の程、何卒よろしくお願いいたします。
親しいお付き合いのお客様向け文例
HAPPY NEW YEAR!!
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年はご来店ありがとうございました。
今年も○○様に喜んで頂けるスタイル(デザイン)を提案できるよう頑張ります!
今年も○○(店名)をどうぞよろしくお願いします。
企業様向け
企業様向け文例
謹賀新年
旧年中は格別のご引立てに預かり、心よりお礼申し上げます。
本年もスタッフ一同より一層技術の向上に励みお客様にご満足いただけるサービスを心がける所存です。
今年も、何卒倍旧のご愛顧をよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
令和○年 元旦
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SNSで代用し年賀状を書いて来なかった人も、これを機に手書きで書いてみてはいかがでしょうか。長い間連絡を取っていない人への年賀状も大変喜ばれますよ。
サロンにご来店くださるお客様へ感謝の気持ちをお伝えするために年賀状を書いても良いでしょう。
年賀状は、新年を祝い感謝の気持ちを伝えるものです。年賀状を送る期間を松の内(一月七日まで)とし、相手に失礼のないようにしましょうね。
年賀状を書くときの注意事項やマナーをきちんと学び、完璧な年賀状を送るようにしてくださいね。
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