初めてのデートやお食事など、意外と見られている仕草やマナー。これから恋人になる二人なら、なおさら相手の事を知りたくなりますよね。
言葉遣いや店員さんに対する態度、食事マナーなど好意をもった相手だからこそ気になってしまうものです。いくら容姿が可愛くても、マナーがないと幻滅させてしまいます。ある程度のマナーが備わっていると、恋人だけでなく友人にも失礼な態度を取る事が無く、良い関係を続けられますよ。
今回は、デートやお出かけで使えるマナーをご紹介していきます。参考にしてみてくださいね。
時間に対するマナー
とにかく大事なのが「時間」に対するマナー。待ち合わせに遅れてしまうなどもってのほか。これから恋人になるかもしれないのに、「この人は時間にルーズなんだな」という印象を与えてしまったら、それだけでマイナスになってしまいます。
結婚も視野に入れてデートをしているのであれば、なおさら注意が必要です。一緒に過ごしていく人が時間にルーズだと約束や待ち合わせもできません。また、時間を守れないと「仕事も出来ないだろう」と判断されてしまいます。社会人として「時間厳守」は、基本です。大人であれば、身に付けておきたいマナーですね。
相手が誰であっても同じ。友人との待ち合わせで毎回時間に遅れてしまっている人は要注意です。無意識に相手を傷つけてしまっているので、今のうちに修正してくださいね。最初は許してもらえたとしても、そのうち「友達をやめるね」と言われてしまうかもしれません。
しっかりと約束の時間を守る事で相手への思いも伝わります。万が一、電車の遅延などトラブルに巻き込まれてしまった時には、早めに連絡を入れるようにしてくださいね。
身だしなみのマナー
デートの日に洗濯していない洋服を着てくる人はあまりいないと思いますが、身だしなみを整えておく事が大切です。1日中一緒に出掛けることもあるので、どの角度から見られても恥ずかしくないようにしておきましょう。
清潔感を重視して
デートの前には、シャワーを浴びて耳掃除や歯磨きも忘れずに行いましょう。出かけ際、時間にゆとりがないと、洋服がほつれていたり毛玉が付いていたりしても気付けません。時間にゆとりをもって全身鏡でしっかりチェックをしておきましょう。また、洋服も洗濯してあるものを着るようにしてくださいね。
犬猫などのペットを飼っている人は、動物の毛が付いたままになっていないか確認しましょう。自分の家で飼っている場合には、毛が洋服に付いていてもさほど気にならないかもしれませんが、飼っていない人は気になってしまいます。その他、動物の匂いを気にする人もいれば、アレルギーを持っている人もいるでしょう。相手のために配慮する事も大切ですよ。
配慮といえば、「香水」も付けすぎないこと。いくら自分が気に入っている香りでも、相手が必ずしも好むとは限りません。ほんのり香りがするくらいにしましょう。
勝負服より場所に合った洋服を
デートに着て行く洋服も悩みのひとつ。足場の悪い場所へ行くのに、ヒールのある歩きにくい靴や短いスカートを履いて行くのはNG。山道で軽い登山をするようなときや、牧場デートなど土でぬかるんでいる場所なども、スニーカーなどのカジュアルな服装がおすすめです。
ディナーなどの食事だけであれば良いのですが、その他の場所にいく日にはそこに合った服装をするように心がけて下さいね。あまりにもミスマッチな服装をしていると、「一緒にいて恥ずかしい」なんて思わせてしまうかもしれません。きちんと場をわきまえて選ぶようにすると、好感度もアップするでしょう。
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携帯電話・スマートフォンいじりのマナー
ほとんどの人が所持しているスマートフォン。最近では、通勤電車の中でもスマートフォンを操作していない人がいないくらい「携帯いじり」が癖になっている人ばかり見かけます。暇つぶしや調べものなど便利に使える携帯電話(スマートフォン)ですが、デートの時はちょっぴり我慢する様にしましょうね。
音を消す
映画館やレストランなど、携帯電話の音を消すことは常識です。映画館に至っては、隣に座る人の携帯が着信により光を発しただけでも気分を害してしまう人もいます。電源を切りたくない人は、サイレントモードにしてタオルやハンカチで包むなどして光を漏らさないようにしましょう。
レストランなどで会話を楽しんでいる時に音がなってしまうと会話を遮ってしまう事になります。長くお付き合いしていて、相手の事をわかっている状態であれば問題ないのですが、初めてのデートなどでは音が鳴らない様にしておくと良いでしょう。
テーブルに出しておかない
つい、いつもの癖でテーブルの上に出したままにしておくと着信があった時に気になってしまうし、色んな場所で触っている携帯電話は綺麗な物とは言えないでしょう。食事が並ぶテーブルに一緒に並んでいると、あまり良い気分ではないかもしれませんね。
万が一、飲み物がこぼれてしまえば大変です。汚れてしまう、もしくは故障してしまう恐れもありますので、食事の際にはカバンにしまっておくのが無難です。
スマホばかり見ない
一緒にいるのに携帯電話ばかりを気にしていたり、いじっていると「一緒にいて退屈なのかな」などと思われてしまいます。また、会話をしながら携帯電話をいじる行為は失礼にあたります。相手の気持ちを考えて接するようにしましょうね。
あまりにも携帯電話を触る頻度か高いと、不審がられる原因にもなります。「この人、他に恋人がいるのでは?」「初めてのデートより大切な用事があるのか」などと勘繰られてしまいます。急用で電話をしなければならない時や返信をしないといけない時には、相手に軽く告げてから携帯をいじる時間をもらいましょう。
食事中のマナー
最もマナーが多いのは食事中ではないでしょうか。テーブルマナーを全て完璧にこなせれば相手に不快な思いをさせず、女性らしさもアピールできるでしょう。全てではないですが最低限のマナーをご紹介していきます。
「いただきます」「ごちそうさま」が言える
子どもの頃に習う挨拶「いただきます」と「ごちそうさま」。大人になったから言わなくて良いなんて事はありません。食事に行って、すんなり言えると「お育ちが良い人だな」「結婚しても子どもにちゃんとしつけられる人だな」などと感じてもらえるのではないでしょうか。
また、食事が運ばれて来てから何も言わずに食べ始める人を目の前にして良い気はしませんよね。大きな声で言う必要はないにせよ、食べ始める時と食べ終わった後は「いただきます」と「ごちそうさま」を言うようにしましょうね。
音を立てて食べない
食事をする時に、口の中でクチャクチャと音を立てて食べる人に遭遇したことがあるのではないでしょうか。本人は癖がついてしまっているので気付かない事が多いようです。クチャクチャと音を立てたり、ドリアやカレーライスなどをお皿の中でグチャグチャとかき混ぜてから食べるような事はしないようにしましょう。
日本ではあまり気にしていない人も多いのですが、麺類など音を立ててすする事もあまり良くないとされています。パスタはクルクルと食べやすいようにフォークに巻き付けて、すすらないように注意してくださいね。ラーメンをズルズルとすする行為も、海外の人から見ると驚きを隠せないようですよ。
残さずきれいに食べる
食事を注文する時は、自分で食べられる量を注文するようにしましょう。自分が注文したのに残してしまうと、「食べ物を大事にしない人」と思われてしまいます。
また、有名店に行った時などSNSに投稿する為だけに注文して写真を撮るという行為はNG。ビュッフェスタイルのレストランによくあるようですが、食べもしないのにお皿に盛るなんて事はもってのほか。男性からしたら、食事の写真を撮ること自体あまり興味がない上に写真を撮るだけとって残すなんて人は恋人にしたくないはずです。
料理を作った人の気持ちになって、楽しい食事の時間を共有するためにも相手への配慮はここでも必要です。
会話のキャッチボールは大切に
社会人になり、人と会話をする機会も増えコミュニケーション力には自信があるという人も多いのではないでしょうか。デートをしている中で、会話は最も大事な部分でもあり、その人の思いやりや優しさが表現できるので、アピールするのに絶好のチャンスです。
自分の話ばかりせず、相手の話に耳を傾けることも大切です。聞いてばかりだと、お互いに疲れてしまうのでバランスよくこちらからも話をするなどして会話を楽しみましょう。
また、会話の内容にも注意が必要です。面白いだろうと思って悪ふざけしてしまったり誰かの文句を交えてみたり、聞いている方は気分がよくありません。会話ひとつで恋人や友人を逃してしまうこともあるので、相手を気遣いながら会話を進めると良いですよ。
感謝の気持ちを伝える
1日、デートを楽しんだ後は「ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えるようにしましょう。どんなに親しい仲になっても感謝の気持ちを伝えることで、良い関係が続いていきます。
デートの相手がどんな人であれ、時間を共にした人。少なくても時間を割いて来てくれたわけなので、デートの締めくくりに「ありがとう」と伝えるようにしましょう。
勘違いしてはいけないのが、金銭的なこと。「今日はごちそうになっていないから感謝を伝える必要がない」なんて思っていませんか?何かを御馳走してくれたりプレゼントしてくれたから「ありがとう」ではなく、デートを楽しませてくれたことにお礼を言うようにしましょう。
いかがでしたか?このように、きちんと挨拶や気遣いが出来ると好感度を上げられるのですね。今からでも遅くないので、大人マナーを身に付けて様々なシーンに活かしてみてくださいね。