今話題の「シェアリングサービス」！美容業界での導入は？？

 

たくさんの人たちと、物やサービス、スペースをシェアする「シェアリングサービス」。個人同士の取引だけでなく、最近ではシェアリングサービスそのものを生業としている企業も多くあります。

今回は、そんなシェアリングサービスの実例や今後の美容業界で導入される可能性を見ていきましょう。

意外と知らない！シェアリングサービスって？

美プロ内で「シェアリングサービスを知っていますか？」というアンケートを実施したところ、約7割近くの人が「知らない」という回答に！

 

シェアリングサービスという言葉を初めて聞く人もいるかもしれません。そもそもシェアリングサービスとは何なのか…。まだまだその詳細を知らない人も多いのではないでしょうか。

 

住む土地によってシェアリングの需要は大きく異なります。

例えば、自動車をシェアするサービス「カーシェア」を例に挙げてみましょう。

 

東京の都心部や関東近郊では、自動車よりも電車での生活が中心。そのため、あえて自動車を所有せず、必要な時にだけ自動車をシェアするカーシェアの需要が高いのです。その理由としては、駅の数や電車の本数が非常に多いため。また、神経を張り巡らせて車を運転するよりも、電車の方が安全で体への負担も軽減されることがあげられます。

 

その一方で、電車よりも自動車生活が中心の地域では、各家庭で自動車を1台以上保持していることがほとんど。そのため、カーシェアの需要がとても低いのです。

 

このように、土地によって喜ばれるシェアサービスが異なるので、自分が生活していない地域でのシェアサービスを知ると驚かされるかもしれませんね。

どんな種類のサービスがあるの？

シェアリングサービスは、どんな種類のサービスがあるのでしょうか。「食事」「ファッション」「泊まる」「乗り物」「場所」のように人々の生活のなかで、シェアできたら良いなと思うものが次々とシェアリングサービスとして誕生しているのです。

食事に関するシェア

 

自宅やホテル、野外などどこへでもレストランの食事を配送してくれるサービスが人気を高めています。ホームパーティーなどでは、サービスに加盟している店舗の料理であればいつでも注文する事ができ、レストランに行かなくても美味しい料理が食べられるのです。

 

また、レストラン側は配達員を雇用しなくてよく必要な時に配達員を手配するのも特徴。

ファッションに関するシェア

 

新しい洋服などを、リーズナブルな価格でレンタル出来て様々なコーディネートを楽しめるので、20～40代の女性に人気を高めています。

 

テレビや雑誌業界で活躍していたスタイリストが、似合う洋服をチョイスして届けてくれるサービスです。事前に好きな色や洋服のサイズを登録しておくことで、その情報をもとにプロが選んだ洋服を着ることができ、第三者の目線で自分にピッタリなファッションが楽しめます。

宿泊に関するシェア

 

急増する訪日外国人観光客や宿泊施設不足対策として、自宅の一室や別荘、マンションの一室などを貸し出すサービス。ホテルに泊まるより安価で泊まれることもあって人気があります。

 

世界各国で貸し出しできる物件が民泊仲介サイトに掲載されており、海外旅行での宿泊も「民泊」という新しい形が活用され始めています。宿泊地を提供するオーナー側にも利点があり、過去にトラブルを起こした宿泊希望者を拒否することもできるので、利用客を選べるといった事も安心材料となるのです。

乗り物に関するシェア

 

「車は欲しいけど維持費が高くて購入できない」という若年層を中心に、車を貸し出す「カーシェアリング」のニーズが増えています。レンタカーよりも価格も安く、手続きも簡単なのが魅力です。

 

ステーション数は1万カ所以上存在し、駐車場の一角などに設置されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。キャンセル料もかからず、わかりやすい料金体系で活用できるので、高額の車を買わずにカーシェアを利用する人が増えています。

 

また、ある目的地に行くために「車を運転する人」と「同乗したい人」とでおこなう「ライドシェアリング」というものもあります。タクシーと違う所は、目的地まで乗車させてくれるドライバーをスマートフォンのアプリで探し配車するところ。

 

ライドシェアリングはタクシーのように、ドライバーに行き先を説明する必要がなく支払いもクレジットで決済されるので、乗車から降車までスムーズに進みます。日本では法規制があるため、事業者は第2種旅行業者の登録をしており一般ドライバーによるライドシェアリングは現時点では行われていません。

場所に関するシェア

 

時間制で空いているスペースが提供され、貸会議室やセミナー、結婚式の二次会やパーティーなど、法人向けから個人向けまで目的に合わせてレンタルできるサービスです。

 

古民家や映画館などあらゆる場所の貸し借りができ、場所を提供する側は利用の目的を基本プランとして提案することで訴求しやすくし、民泊と同様、利用してほしくない人を排除する事ができます。

 

「こんな目的で使いたいけれど、どこか貸してくれる場所ないかな」とそれぞれの目的に合わせて探せるので、撮影など自宅や職場だけでは出来なかったことも理想の空間でできるようになりますよ。

美容業界で導入したいシェアリングサービスは？

 

美プロでは、美容室やネイルサロンなど美容業界全般の求人を掲載しています。そこで求職者さんにサロンの魅力を伝えるには、他のサロンにないサービスやあったらいいなと思える待遇があると武器になります。

 

美容業界で今後、シェアリングサービスを導入していくとしたらどのような物が良いのでしょうか。働くスタッフだけでなく、お客様や地域の人にとって助かるサービスがあればサロンの人気も高まるのではないでしょうか。

 

 

「美容室の空いたスペースを使って荷物を預かる」といっても、美容室に来店しているお客様の荷物を預かるというのは普通のこと。そうではなく、旅行客やコインロッカーを使いたくても見つけられない人など、大きなスーツケースを持った観光客がターゲットです。

 

そんな人たちを救うため、サロン内の空きスペースに荷物を置かせてあげるといったサービスです。実際にこのようなサービスを行っているサロンもあり、双方にとって助かるサービスが「シェアリングサービス」なのだと思います。

 

今後美容業界でも導入が期待されているシェアリングサービスを一足お先にチェックして、自分のサロンやスタッフたちの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

Author：美プロ編集部