美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.07.19

作成:2019.07.03

特集

何を重視する?ライフスタイルに合わせて選ぶ、企業の待遇や制度


 

いざ、仕事を探すとなっても、何を基準にしたら良いのかわからないなんて事はないでしょうか?初めて仕事に就こうと準備している人や、転職を考えている人。人それぞれ、優先したい条件が違うので、これが絶対良いというものはなく、選ぶ人にとって最高の職場に出会えることが一番大切なこと。

 

何を重視するかによって選ぶ待遇が変わってくるので、まずは、自分が優先したい事を思い浮かべ、それに合った待遇を選んでいきましょう。

 

ここでは、求人情報に書かれている内容でよくある「おすすめの待遇や制度」についてご紹介します。お仕事の探し方がイマイチよくわからないという人も、ご自身の状況と照らし合わせながら参考にしてみてくださいね。

 

INDEX
■お給料を重視したい人向け
■プライベートも大切にしたい人向け
■新しい環境で新しい挑戦をしたい人向け
■家族のために頑張る働くママ向け
■夢を叶えたい人向け

お給料を重視したい人向け


 

なんと言っても重要視したいものは「お給料」。生活していくには、とても大事なことですよね。経歴が長くなるにつれ見合ったお給料を頂きたいと思うものです。

 

基本給が高い求人を探すのもひとつの手ですが、プラスアルファで頂ける制度もありますので、自分が目標としている金額に近づけられるような給与体制を選ぶと良いでしょう。

歩合、インセンティブあり

よく、求人情報の給与面に「基本給+歩合」などと書いてあるのを目にしたことがあるのではないでしょうか。これは、お客様一人当たりに対し手当がつくといったものです。

 

すなわち、担当したお客様が多ければ多い程、お給料に上乗せされてきます。中には、指名料を頂くサロンもありますので、お客様からのご指名を頂けた場合には、指名料としても手当が支払われます。

 

施術に対しての手当がつくと、「今月はたくさん働いた」などと日頃の働きがお給料に反映され、モチベーションアップにも繋がります。

賞与、ボーナスあり

言葉の通り「賞与、ボーナスあり」と求人情報の待遇面に書かれている場合には、決められた回数、賞与が支払われるようになっています。

 

ボーナスがない企業もある中、ボーナスがあるかないかは就職する前に調べておきたい所ですね。日頃の業務の評価でもありますし、臨時収入で家計が助かる時もあります。働いている内容が同じでも、ボーナスがあったり無かったりと違いがあるので注意して見て下さいね。

 

ボーナスがない分、毎月の給料設定が高めになっている場合もあります。毎月のお給料が高い方が良いという方は、基本給の額を目安にして決めましょう。

プライベートも大切にしたい人向け


 

「働いているのは、プライベートを充実させるため」と考える人も少なくありません。プライベートが充実しているからこそ仕事も頑張れると、仕事とプライベートを上手に両立させている人も多いでしょう。

 

お休みが取りやすい企業や帰宅時間が早い企業など、それぞれ条件が変わってくるので、ライフスタイルに合わせて選んでみると、就職後もどちらも両立できて長く勤められる環境となっていきますよ。

完全週休2日制

きっちりお休みを取りたいという人におすすめなのが「完全週休2日制」。また、「週休2日制」「完全週休2日制」とでは全く違ってくるので注意が必要です。

 

週休2日制は、月に1回以上週2日休みがあり他の週は1日休みが設けられています。一方、完全週休2日制は、毎週2日の休みが設けられている事を言います。土日休みというわけではないので、こちらも注意しましょう。

 

毎週2日はお休みを確保したいという方は、「完全週休2日制」と書かれている求人情報を選ぶとよいです。場合によっては、連休で取得する事が許されている企業もあるので、旅行などのお出かけも企画出来ますね。

長期休暇取得OK

旅行好きの人や、家族旅行、帰省など1日や2日で帰れないような旅行に行く人には、「長期休暇取得OK」と書かれていると連休取得が出来るようになっています。

 

長期休暇を取るのに気が引けてしまいますが、待遇面に記載されていれば連休取得ができる体制が組まれていますので、就職が決まる前に旅行の予定を組んでしまった人や、定期的に旅行をしているという方は、相談してみるのも良いですよ。

 

長期休暇が取得できるとなると、自分だけでなくお子さんがいる人にとっても助かります。急な発熱など、何が起こるかわからない状況なので、家庭に合わせて働く環境を選ぶと良いでしょう。

業務時間後の練習・残業なし

美容師やネイリスト、エステティシャンなど、どれも技術ありきのお仕事です。技術職は、未経験で入社する人や、アシスタントなども技術力がないとお客様を施術する事はできません。

 

入社できたけど、技術に自信がないという人も多く、技術研修や勉強会で技術を向上させていきます。だいたいの企業が、営業時間後に行うのですが、「残業なし」「研修も営業時間内」などが記載されている企業では、夜遅くの練習や勉強会は行いません。

 

営業時間が22時までの場合、それから練習を始めると、毎日終電帰りになってしまうこともあります。それでは体に負担が掛かってしまうし、家庭を持っている主婦ママなど、夜遅くまでの練習は不可能に近いですよね。そのような人にピッタリなのが、「残業なし」「研修も営業時間内」のスタイルです。以前、夜遅くまでの練習で体を壊してしまい退職した人も、この働き方なら続けられるようになるかもしれません。

新しい環境で新しい挑戦をしたい人向け


 

就職や転職をすることで環境は変わり、心機一転、やる気も湧いてきてすがすがしい気持ちになります。環境の変化は、その人にとってチャンスでもありますよね。

 

企業も同じで、新しくオープンするサロンや新規事業の拡大など、これからどんな未来が待ち受けているのか、楽しみでもあります。企業にとって一緒に働いてくれるスタッフはとても大切で、サロンの雰囲気も左右されてきます。

 

新しい店舗で働きやすい環境作りや新たな挑戦をして行きたい人には、ゼロからスタートのサロンに勤めてみるのもおすすめです。

オープニング・リニューアルオープン

「オープニングスタッフ募集」の文字につい惹かれてしまいますよね。新店オープンでの募集の場合、働くスタッフもみんな同時期の入社で同じ境遇の人ばかりなので、どこか安心します。

 

「このサロンに入って、みんなのレベルについて行けなかったらどうしよう」「厳しい先輩がいるのではないか」など、就職する際に悩んでしまいます。ですが、オープニングスタッフの募集の場合はその心配がありません。

 

みんなで意見を言いながら、働きやすい環境を作っていけるという魅力があります。新しい店舗で和やかな雰囲気を作り、仲間と切磋琢磨できる環境を作ってみても良いでしょう。

店長候補・幹部候補

「正社員」「アルバイト・パート」の他に「店長候補・幹部候補募集」などと書かれている求人があります。今まで、技術面の実績を積んできて「次はスタッフをまとめる店長になりたい」「売り上げなども管理していきたい」と考える人が、店長に昇格するために採用されるといったものです。

 

キャリアアップとして店長や幹部へ昇格を目指す人や、年齢を重ね体力的に厳しいと感じ、施術メインの業務を少し減らしマネジメント業務に携わりたいといった人も多いです。

 

新たな挑戦をして、自分に合った働き方を見つけるためには、とても前向きな選択肢のひとつになるのですね。

家族のために頑張る働くママ向け


 

仕事に就きたいと思っていても、結婚していると、なかなか自分だけの都合ではスケジュールを組めなくなってしまうものですよね。ご飯の支度やお子様のお迎えなど、自由に使える時間が限られているもの。

 

ですが、「空いている時間に働きたい」と思う人や、「子供が大きくなって、手が掛からなくなったから働きたい」などと、働く意向を示す女性も増えています。働き方改革の影響により、ワーク・ライフ・バランスへの関心が高まり、仕事と家庭を両立できるような仕組みづくりがされ始めています。

時短勤務

これまでは「就労」と「結婚・出産・子育て」のどちらかで、仕事と家庭を両立できる環境が整えられていませんでした。共働きをして豊かな家庭生活を送りたいと考える人が性別問わず多かったのですが、両立する事は困難でもありました。

 

ですが、これを解決すべく制度が導入されたのです。正式には「短時間勤務制度」といい、1日の所定労働時間を原則として6時間(5時間45分から6時間まで)とする制度です。求人情報には「時短勤務OK」などと書かれていることが多いです。

 

短時間勤務制度の対象となる労働者であるか確認したら、制度を取り入れている企業を見つけ、出勤時間など、ライフスタイルに合わせて相談してみても良いかもしれませんね。

産休、育休制度

長く勤めていた企業でずっと働いていたいと思っていても、なかなか思い通りには行かず、結婚や出産などで仕事から離れなければならない時もあります。ですが、「産休・育休制度」が設けられている企業に勤めていれば、出産予定日の6週間前から産前休業に入る事ができ、産後8週間は産後休業をとる事が出来ます。

 

また、育児休業も産後休業終了日の翌日から子どもが1歳になるまでとることができますので、育児休業が終了する頃に保育所が見つかれば、会社に復帰する事が出来るのです。

 

給付金を受け取れるのもお休み中のママにとっては大きなこと。出産育児一時金や出産手当、育児休業給付金など定められた金額が支給されます。女性が多く活躍する企業に導入されている事が多く、とても心強い制度です。

土日休み

美容室やネイルサロンなど、定休日が平日のところが多く、土日は必ず出勤という人も多いのではないでしょうか。美容業界はそういうものと諦めている人もいるかもしれません。

 

ですが、まれに「土日休み」のサロンも存在します。家族や友人と休みを合わせたいとなると、土日休みはすごく嬉しい待遇ですよね。中には、土日の混雑を避けるため平日休みがありがたいという人もいます。どちらが良いとは言えない部分ではありますが、美容業界で長く働きたいと思っている人には、土日休みも働きやすいものとなるでしょう。

夢を叶えたい人向け


 

「将来、○○になりたい」と夢を語ったことがあるのではないでしょうか。夢を実現させるには、技術を身に付けたりと費用がかかります。そのために費用を稼ぐスタンスの人もいれば、直接、夢に関わる事を仕事として働きながら生計を立てる人もいます。

 

直接、夢に結びつく仕事を選ぶ人もそうでない人も、条件の合わない所に就職して夢を諦めなければならないなんて事になってしまっては元も子もありません。

 

夢を叶えるために働き、企業側の協力も得られるのが一番の近道。努力するのは自分次第ですが、自分が在籍する企業からもサポートしてもらえれば、さらに夢に近づくチャンスとなります。

WワークOK

Wワークをする場合、2つ以上の仕事を掛け持ちする状態になり、正社員のWワークという雇用形態は存在しないため、アルバイトなどの非正規雇用となります。

 

「夢を叶えるためにお金を稼ぐ」というスタンスの人には最もおすすめです。休みもなく、どちらかの仕事をするとなると、体への負担は免れませんが「WワークOK」と書かれている企業に就職すれば掛け持ちしても問題ないのです。

 

既に、どこかの企業に正社員として雇われている場合にサブで働くことは「Wワーク」とは言わず「副業」と言います。副業をOKとされているところはあまりないので、企業が定めたルールはきちんと確認しておきましょう。

独立支援制度

様々な職種で当てはまりますが、現場で働きながら将来は自分のお店を出すことを目標としている人は多いと思います。

 

「独立支援制度」と書かれている企業に長く勤めれば、店舗や屋号の使用を許可し独立を支援してくれるといった制度です。また、外部の独立支援セミナーに参加するとなると費用がかかってしまいますが、その参加費用をサロンが負担してくれたり、サロンのオーナーや店長が独立に対するノウハウを教えてくれるなど、働くスタッフへ独立のためのサポートをしてくれるのです。

 

独立をするためには何をしたら良いのかイマイチわからない事もありますが、ある程度、独立を将来設計に立てている人は、あらかじめ、この制度を取り入れているサロンに就職すると良いかもしれませんね。

研修制度

技術職に多く取り入れられているのが「研修制度」。元々の技術が足りない人や、ブランクがある人の再就職の際には、技術向上のための研修はとてもありがたいものです。

 

自分の技術に自信を付けてからお客様の施術に入れるため、働くスタッフの不安も取り除けますし、スタッフ一人ひとりの技術の差を埋めることができます。サロン独自のカリキュラムが用意されている事もあり、デビューまでに何年と明確に提示されています。

 

研修は無料で受けられる事もありますし、営業時間内に研修を行ってくれるサロンもあります。今まで、どこかで技術を学んでいたとしても忘れてしまっている事もあるので、技術研修を用意しているサロンを選べば再確認できるでしょう。

Author:美プロ編集部

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