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大人の女性ならわきまえるべし!目上の方との飲み会でおさえておきたいマナーって?!

年末年始に近づくと、会社の先輩たちとの飲み会や大切な取引先との飲み会が開かれることも多いはず。「お酌の仕方ってどうするのが正解なの?」「飲み会の席で気を付けるべきマナーってあるの?」などなど、先輩に倣ってなんとなくこなしている人も多いんじゃないでしょうか?

 

働く上で大切なのは、仕事ができることだけではありません。学校や会社では教えてくれない、飲み会の席での正しいマナーや所作、大人の女性として身に付けておくべき知識を学んで「さすがだね!」なんて言われてみませんか?

種類によって異なる、正しいお酌のマナーって?

ビールの場合


 

取引先の方や上司のグラスにビールを注ぐ際には、瓶のラベルが上を向いているのが正解。また、両手で瓶を持つのはもちろんですが瓶が手の体温で温まってしまわないように、あまりぎゅっと両手で握らないこと。

右手はラベルを隠さないようにして瓶の半分より少し下の方を持ち、左手は手の甲を上に向けて、細くなっている注ぎ口の付け根の当たりを軽く支えて下さい。掌を上に向けて注ぐのは実は正しいマナーではありませんが、慣れない人は持ちにくくて落としてしまう可能性もあるのでその場合は掌で支えるようにして下さい。

 

また、注ぐ角度もポイント。最初は勢いよく瓶を傾けて注ぎ、7割くらいのところまで来たらゆっくりと注ぐようにしてみて下さい。泡とビールが3:7になるのが黄金比率。この比率で注げるようになるのは難しいですが、さりげなく3:7で注げるようになると「さすがだね!」と思ってもらえること間違いなし。

 

自分が注いでもらう場合には、相手が注ぎやすいようにグラスを少し相手側に傾けてあげることが大切。3:7の比率を自分で作れるように、7割くらいまで注いでもらったらグラスをまっすぐに戻してあげましょう。そうすることで相手も注ぎやすくなるはず。

そして、目上の方に注いでもらった場合には必ずその場で一口飲むようにしましょう。注いでもらってそのままテーブルにグラスを置くのは失礼に当たります。もし、「注いでもらったけれどまだ今は飲みたくない」という場合には口をつけるふりだけでもOK!

 

ちなみに注ぎ足すタイミングですが、基本的にはグラスが空になる直前がベスト。半分程残っている状態で注ぎ足すとビールがぬるくなってしまう可能性があるため、このように言われています。ただ、空の状態のグラスをそのままにしておくことはNGなので、もう少しで空になる、という状態で「お注ぎいたしましょうか。」と声を掛けるようにして下さい。相手の飲むペースやタイミングもあるので、グラスが空いているからといって何も聞かずに注ぎ足すのも避けましょう。

日本酒の場合


 

徳利からお猪口に注ぐ場合には、お猪口からこぼれないように注ぐことが一番のポイント。ビールやワインのグラスと違ってお猪口は注ぎ口もサイズもとても小さいので、あまり強く注ぐとこぼれてしまいます。

 

まずは右手を上にして徳利の中央部分を両手で持ち、ゆっくりと傾けてお猪口に注ぎます。そのまま傾きを大きくして、最後はゆっくりと傾きを元に戻します。細く、太く、最後にまた細く、という注ぎ方を意識しましょう。しずくが滴らないように、傾きを戻すときに少し徳利の注ぎ口を回してあげるのがポイント。熱燗の場合には徳利が熱くて素手で持てないので、自分のおしぼりを使って持って注ぐようにしましょう。どれだけ熱くても、片手で持って注ぐのはNGです。

 

なみなみに注ぐのではなく、8分目くらいまでに抑えるようにしましょう。熱燗の場合だと特に、火傷をしてしまう可能性もあるので注ぎ過ぎには注意して下さいね。また、ビールのお酌と同様に、掌を上に向けて注ぐのは厳禁。逆さ注ぎといって相手に失礼に当たる注ぎ方なので、必ず徳利を持つ場合には上の手の掌が見えないように気を付けましょう。

諸説ありますが、実は日本酒を注ぐ場合、注ぎ口の絞ってある方は上にするのがマナーと言われています。注ぎ口を上にすることで宝珠の形に見えることからそう言われていますが、注ぎ口を使わないとこぼしてしまうという人は無理をせず逆にして注ぐようにしましょう。

 

ちなみに、徳利の中に残っている日本酒の量を確認する場合、徳利の中を覗き込むことや振って確認するのはNG。自分のお猪口に注いでみて確認するのがスマートですね。

ワインの場合


 

ボトルでワインを出してくれるようなお店の場合、店員さんが各テーブルを担当してくれていることが多くあります。その場合にはもしテーブルにボトルがあったとしても、自分でお酌をする必要はありません。上司のグラスが空きそうになっていたら自分で注ぐのではなく、近くにいる店員さんにアイコンタクトをして注いでもらうようにしましょう。

 

また、もし自分で注ぐ場合でもグラスいっぱいに注ぎすぎるのはNGです!大体お店で注いでもらう量は125ml程なので、それを目安にしましょう。「ワインがお好きなようだし、何度も足すと話を遮ってしまうから一気に注いじゃおう」なんて考えは逆に失礼に当たります。ワイングラスの1/3から1/4程度の量に抑え、なくなったらまた注ぎ足すようにしましょう。

 

自分が誰かに注いでもらう場合には、グラスは必ずテーブルから持ち上げないように。テーブルに置いたまま注ぎ足してもらうか、相手がグラスを持ってそこに注ぎ足すのが基本です。自分で持って相手にグラスを近付けることはワインの場合にはNGですので、これも覚えておきましょう。

もし、「これ以上はもういりません」という場合には「もう結構です」と口に出して伝えるよりも、注いでもらう前にグラスの上に手をかざすことでおかわり不要のサインをするようにしましょう。スマートかつ周囲の人にも気を使わせない断り方は、大人のたしなみです。

お酒の席で最低限抑えておきたいマナー8つ!

1、遅刻厳禁!上司よりも早くお店に着くように

仕事の時、始業時間への遅刻や打ち合わせの遅刻は厳禁ですよね。たとえ業務時間外だとしても、同じように遅刻は厳禁。上司が先にお店に着いて待たせてしまう、などということがないように、時間に余裕を持ってお店に到着するようにしましょう。たとえ仕事が終わらないとしても、飲み会だからと言って遅刻をすることは許されません。飲み会のある日には仕事も「今日は何時まで!」と決めて、必ずその時間までに退勤するようにしましょう。

飲み会への遅刻は仕事上での信頼度も下げてしまいかねないので、気を付けて下さいね。

2、座る位置にも気を使って

飲み会の席でも、上座や下座には気を遣うようにしましょう。奥の方の席に座っていては、上司のグラスが空いている時にもお酌をすることができません。上司や目上の方はなるべく入り口から遠い席に通し、自分は動きやすいような下座に座るようにしましょう。また、なるべくたくさんの方に気を配れるように全体が見えやすい席を選ぶのもポイントです。

3、目上の方との乾杯は、半分より下にグラスを当てる

全員にお酒が行き渡ったら、乾杯をして会が始まります。幹事からの「乾杯!」の一声でグラスを当てますが、この時目上の方のグラスよりも自分のグラスの方が高い、もしくは相手と同じくらいの高さにグラスがあるのはNG!

乾杯の時のグラスは、相手のグラスの半分よりも下に当てること。これがマナーです。自分のグラスを少し下げて、控えめに乾杯をするようにしましょう。

4、ワイングラスの乾杯はグラスを当てない

同じ乾杯だとしても、ビールとワインではルールが異なります。ビールの場合はカチンとグラス同士を当てても問題ありませんが、ワイングラスの場合はグラス同士を当てないのがマナー。ワイングラスはビールのジョッキや他のグラスよりも薄く繊細にできているので、強く当てすぎると割れてしまう可能性もあります。

グラスを相手に向けて少し突き出して、自分の体の前で乾杯をするようにしましょう。

5、グラスに付いた口紅は拭き取る

せっかく綺麗なワイングラスに、べったりと口紅がついてしまっては格好がつきません。大人の女性なら、グラスを口に当てた後にさっと指やナプキンで拭うことや、食事の前に軽く唇をナプキンで抑えておくことも大切。

また、食事の途中で口紅やグロスが取れてしまうのも女性としていただけないので、なるべく落ちにくく色持ちの良いものを選んでつけるようにしましょう。あくまでさりげなく、周囲の人にばれないような気づかいができるのが大人の女性ですよね。

6、手酌で大丈夫、は真に受けない

誰かに注いでもらうのではなく、自分で自分のグラスに注ぐことを手酌と言います。相手によっては気を使って「手酌で大丈夫だよ」と言ってくれる人もいるはず。ただ、目の前に上司がいるのに手酌をさせるというのは失礼に当たるので避けましょう。「お酌は得意なんです!ぜひ注がせて下さい」と笑顔で伝え、お酌を続けた方が良いですね。

それでもお酌をするのを断られてしまう場合には、すみません、と告げて引くようにしましょう。

7、お酌は必ず両手で受ける

自分が相手にお酒を注ぐように、自分もお酒を注いでもらうこともあるはず。その時には、必ず両手でグラスを持って受けるようにしましょう。箸やお皿を持っていたとしても、お酌の時にはそれを置いて下さいね。目上の方にお酌をする時にも両手を添えるように、お酌をしていただく時にも両手を使って丁寧に受けるのが絶対のマナーです。丁寧な所作を身に付けるようにしましょう。

8、お酌されたら必ず一度口をつける

せっかく両手で丁寧にお酌を受けたとしても、そのままテーブルに置いてしまうのは失礼に当たります。目上の方からお酌をしていただいた場合、必ず口をつけるようにしましょう。相手へのお酌を返す場合にも、まずは一口飲んでからが良いでしょう。あまり飲みたくない場合は、口をつけて飲む素振りだけでもOK。大切なのは、お酌をされた後に飲む動作をするということです。

お酒の席はチャンス!良い人間関係を構築しましょう!


 

普段はかっちりとしている上司や取引先の相手でも、お酒を飲むと本音で話をしてくれることも多々あるはず。業務時間内では話せないような話に花を咲かせるのも、一緒に仕事をしていく上でとても大切なことですよね。

 

ただ、「飲み会の席は無礼講」と言いますが、あまりにも砕けた態度で接するのは避けましょう。目上の方だという認識を崩さず、飲み過ぎて酔っぱらったりせず、心を開いてもらえるような柔らかい話し方を心がけることが必要です。また、自分の話ばかりをするのではなく、相手の話を上手に聞き出してあげることも大切ですよ。8聞いて2話す。これが、相手に気持ちよく話してもらうための会話の割合です。笑顔と相槌で、聞き上手を演出してみて下さいね。

 

そして、一緒にお酒を飲み交わした翌日には、必ず「昨日はありがとうございました。」という挨拶も忘れずに。社外の人の場合にはメールでの挨拶を忘れずに送りましょう。「〇〇のお話、大変興味深く聞かせていただきました」「とても楽しい時間でした、次回はお話した〇〇のお店に行きましょう」など、その相手に合わせた一言を添えてあげるのも良いですね。

「ぜひまた食事に行きましょう!」と言ってもらえれば、大きなビジネスチャンスにつなげることもきっとできるはず。その場を楽しむだけでなく、次に繋がるような会話をすることで有意義な時間を過ごすようにしましょう。

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