職場での“椅子の座り方”について取り上げていきます。“足を組む”座り方に対して意見がわかれたことや、アメリカのビジネスシーンでの座り方などを紹介。「職場で足を組んでいいの?」と迷っている人はぜひ参考にしてください。
職場で足を組むのはアリ? ナシ?
職場でデスクワークをする際に個性が出るのが“椅子の座り方”。椅子に浅く腰掛けたり、背もたれにもたれたりと、人によって様々です。世間には同僚の座り方が気になるという人もいるようで、「先輩の座り方、猫背が凄すぎて気になる」「姿勢が悪い人はやっぱり目立つ。私も気をつけよう」といった声がちらほら。
そんな職場での椅子の座り方で議論されることが多いのが、“足を組んでいいかどうか”ということ。ある人はネットの掲示板で「ほぼ1日中デスクワークで、クセで足を組んでしまいます。よくないなと思って見えないように気を遣っているつもりですが、周りから見たら“生意気”とか“サボってる”と思われるでしょうか?」と質問をしました。
この疑問に対して多くの回答が寄せられたのですが、足を組むことについては“気になる派”と“気にしない派”で意見が真っ二つ。“気になる派”の人からは、「新人が足を組んで仕事をしていたら腹が立つ。『態度でかい』って思っちゃう」「職場は色んな人が出入りする場所。外から来た人が、足を組んでる職員を見てどう思うか、普通に考えれば足を組むなんていう選択肢はない」といった厳しい意見が。
一方、“気にしない派”の人からは、「人の座り方なんて一々気にしてられない」「口うるさい方だけど、足を組んでいるからといって何も感じない」「人が足を組んでることに文句を言うのはちょっと神経質すぎるのでは?」という声が見られました。
“リラックス”を表現してる!? アメリカでの“足組み”
ちなみに、アメリカのビジネスシーンでは足を組むことに対して“横柄”“失礼”といった意識は全くないようす。リラックスした姿勢で仕事に臨むのが一般的で、ミーティング中や、就職の面接の時ですら足を組むことが少なくありません。
アメリカ人にとって足を組む姿勢は“リラックスしている”ことを表現する手段の1つ。バラク・オバマ前大統領などは、他国の首相と会談するような場面でも度々足を組んでいましたが、これは相手に対して「フレンドリーに接したい」という意識の表れだと言われています。日本とアメリカでこれだけ座り方に対する意識が違うとは驚きですね。
意見がはっきりとわかれた職場の“足を組む”問題。「私の会社はいいのかな?」と迷っている人は、マナーにまつわる質問として率直に先輩などに訪ねてもいいかもしれません。