情報サイトの運営や開発を展開する企業が、「会社にあったら嫌な制度・イベント」についてアンケート調査を実施。社員が難色を示すイベントや制度、世間の声などを取り上げています。社内イベントを計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。
イベントの代名詞“運動会”は半数近くが「嫌い」!?
10月に突入し、今年も残すところ残り3カ月を切りました。“スポーツの秋”や“食欲の秋”と言われるように、秋はイベントが目白押しの季節。世間では社員旅行や運動会などの社内イベントを行う企業も多い一方、「数少ない休日が会社のイベントで潰れる」と難色を示す人も少なくありません。
9月27日には情報サイト運営などを展開する某企業が、関東在住の515人を対象に「会社にあったら嫌な制度・イベント」についてのアンケート調査を実施。ランキング形式で発表された調査結果からは、拘束時間が長いイベントや制度ほど敬遠されがちなことが明らかになりました。
調査の結果、45.2%と半数近くの票を集めた「運動会」が堂々の第1位にランクイン。「運動会」は休日開催も多く、拘束時間も長いため会社員には嫌われるイベントのよう。続いて「ゴルフコンペ」が43.3%と、僅差で第2位に食い込んでいます。拘束時間や場所の縛りがあり、なおかつ上司や取引先と一緒になることがある「ゴルフコンペ」を敬遠する人も多いようす。第3位には「会社にあったら嬉しい制度・イベント」調査で第5位に選ばれた、「社員旅行」が40.2%でランクイン。旅行の行き先や内容で、好き嫌いがわかれやすいイベントのようです。
社内イベントについてSNS上でも「自由参加ならいいけど、強制参加の社内イベントは絶対に反対!」「無給で参加する会社のイベントに意味を見出せない…」「会社のイベントは日曜だけでも、土曜も練習やら準備やらで結局潰れる」と、不満を漏らす声が多数見られます。
管理職希望者は社内交流を重要視している!
また同調査では、管理職への意向別にアンケートも集計しています。その結果、管理職に興味を持たないグループは全体平均約40%と高い投票率を記録した一方で、管理職への意向があるグループは全体平均約27%と投票率が低いことが判明。「嫌なイベント」への投票数の低さからも、管理職を志望する社員の“積極的に社内イベントに参加しよう”という姿勢が窺えます。
また「嫌なイベント」にランクインした行事内容にも、顕著な違いが見られました。管理職を希望しない社員は社内交流を目的としたイベントを嫌がり、反対に管理職希望者は季節関連のイベントを嫌う傾向が明らかに。ただ唯一「運動会」だけは、管理職への意向に関係なく最も「嫌なイベント」に変わりはようです。
時間の拘束が長く、休日開催の社内イベントや制度は敬遠されがちです。イベントを成功させるためにも、社員が嫌うイベントや制度を理解することが大切かもしれませんね。