人材コンサルティング会社が、30代~40代の社会人を対象に「仕事ができない若手社員の特徴」についてアンケートを実施。その結果、仕事ができない若手社員の特徴トップ10が明らかになりました。新入社員や若手社員は、ぜひ参考にしてみてください。
自主性のない若手社員は仕事ができない!?
4月に新入社員が入社してから早くも半年が経過し、多くの社員が職場にも慣れ順調に仕事を覚えている頃でしょう。しかしSNS上には、「新入社員が辞めちゃった…」という声も見られるように、若手社員の育成はなかなか難しいようです。
そんな中、9月14日には某人材コンサルティング会社が30代~40代の社会人7,924人を対象に、「仕事ができない若手社員の特徴」について調査を実施。その結果、仕事ができないと感じる特徴のトップ10が明らかになりました。
まず「仕事ができない若手社員がいる」と回答した2,564人を対象に、その特徴について聞いたところ、「受け身、自主性・積極性が乏しい」が18%と最も多い結果に。その後は「仕事が遅い、要領が悪い、ミス・不注意が多い」(16%)が僅差で並び、「報連相がない、コミュニケーション力が低い」(9%)と続いています。さらに「やる気・モチベーションが低い」(8%)、「仕事の覚えが悪い、理解力が低い」(7%)も“仕事ができない特徴”トップ5に食い込みました。
実際にSNS上にも「最近の若手社員は、1から10まで全部言わないと仕事できない人が多い」「うちの若手社員から、自ら学ぼうとする自主性が全く感じられないんだが…」「特に若手社員の人たちは、報連相やコミュニケーション能力を意識して身につけないと!」と若手社員へ対する苦言が。
6位以下の結果は、「責任感が薄い、自己中心的、いい加減」「挨拶・礼儀・マナー、勤務態度(公私混同、遅刻等)」「態度が悪い、誠実さ・素直さに欠ける」が同率7%で並び、「気が利かない、臨機応変な対応ができない」(4%)「優先順位、時間管理ができていない」(3%)となっています。
世間がもつ“仕事ができる人”のイメージとは
ネット上でも「仕事ができる人は視野が広く、できない人は自分の考えに固執してる」「やっぱり仕事できる人は要領よくこなすし、できない人はケアレスミスが多いかな」「段取りと優先順位が上手い人は、基本的に仕事できる人だよね」と、“仕事ができる人”と“仕事ができない人”の様々な特徴が挙げられています。
また同調査で「仕事ができない若手社員がいる」と回答した方に、「本人は“仕事ができない”ことを認識しているか?」と聞いたところ、44%が「認識していない」と回答しています。さらに「本人は現状を改善しようとしているか?」という質問には、「努力をしていない」という否定的な意見が半数以上に上りました。
今回の調査で明らかになった特徴の改善に努めることが、先輩社員から仕事ができない奴と思われないための秘訣かもしれませんね。