保険会社が「子育てに関する意識調査」を実施しました。アンケートで「育児に対する対価をもらえたら年収ベースでいくらになるか」を聞いたところ、平均額は237.5万円という結果に。今回は、男女別で見るアンケートの回答や世間の声をご紹介。
育児の年収は237万円！？
女性の社会進出が活発になりつつある昨今では、共働きの家庭も増えています。女性が働く分、男性も家事や育児を手伝うのは当然の流れ。子育てに積極的に参加する男性を意味する「イクメン」という言葉も定着してきました。「男は仕事、女は家事」といった生活スタイルが変化してきている中で、「育児」に対する意識にも変化はあるのでしょうか。
アンケートで「育児に対して対価がもらえるとしたら年収いくら？」と尋ねたところ、全体の平均額は237.5万円。「101万～300万」が全体の38.2％を占め、最も多い回答となりました。「501万～1,000万」は6.0％にとどまり、高額な対価をもらえると考えている人は少ないようす。
一方で「0円」と回答した人の割合は7.4％でした。「0円」と答えた人の割合を男女別で見てみると、女性が3.3％だったのに対し男性は11.5％と、かなり差の開く結果に。まだまだ育児は嫁任せで育児の大変さがわからず、「0円」といった回答につながっている男性が多いのかもしれません。
しかし「301万～500万」という回答は女性が19.2％だったのに対して男性は20.2％。「501万～1,000万」も女性の3.7％に比べ男性は8.4％と、男性の割合の方が大きく上回る結果となりました。「0円」と回答した人がいる一方で、育児を高く評価している男性も多数。
働くママやイクメンの反応は！？
この結果に対し、ネット上ではさまざまな意見があがっています。女性からは「安くない？」「やっぱり育児の大変さを理解してない男も多いのか！」と驚きの声が多数。実際に子育て中のママからは「子どもが赤ちゃんの時はまともに睡眠も取れず、歩き出してもほとんど1日つきっきりでいることになる。時間も体力もかなり消耗されるからもっと貰ってもいいと思う」といった声もあがっており、「237.5万円」という数字に疑問を持つ人も見られます。
結果に対する反応は人によって差があるようで、「打倒だろ」「むしろこれだけ貰えるならかなりいいじゃん」など納得の声も多数。イクメンのパパからは「共働きで育児に協力してるからわかるけど、思ってるよりずっと大変。500万っていっても貰いすぎじゃないと思う」といった声も。実際に育児を経験しているかどうかでも反応に差が生まれるようです。
働きながらの育児は負担も大きいもの。家庭で協力し合いながら家事や育児に向き合えるといいですね。