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更新:2017.09.19

作成:2017.09.15

特集

経団連がプレ金の実施日変更を検討中

経団連が、プレミアムフライデーの見直しを検討していることがわかりました。経団連には、「実施を月初めにしてほしい」といった要望が寄せられているよう。今回は、プレミアムフライデーの実施日変更や世間の声などについて紹介します。

実施日の変更も検討されるプレ金

 


9月11日に経団連の榊原定征会長は、2017年2月からスタートした「プレミアムフライデー(通称、プレ金)」の見直しを検討する考えを明らかにしました。すでに実施から半年以上が経過したプレミアムフライデーですが、月末は経理処理などが集中するため多くの企業が多忙を極めるほか、全く浸透していない地域もあるなど実施企業はごく一部。こうした状況から、榊原会長はプレミアムフライデーの実施日を月末から月初めに変更することを視野に入れているそうです。
 
経団連にも「実施日を月初めにして欲しい」という要望は多く寄せられているらしく、ネット上でも「月末の金曜とか猛烈に忙しいから、プレ金は月初めか月の半ばだと助かる!」「全員に都合がいい曜日は無いと思うけど、月初めの方が月末よりはまだマシかな」と、実施日の変更には肯定的な意見が上がっています。
 
しかし一方で「月初めにするだけで状況って変わるものじゃなくない?」「月初めも月末と変わらず業務に追われて忙しいです」とプレミアムフライデーの実施日変更を疑問視する声や、「プレ金するより給料を上げてください」「ブラックな労働環境を無くすことが先なんじゃ…」といった声も。

プレミアムフライデーよりもノー残業デー!?

プレミアムフライデーを推進する事務局が2017年6月に行ったプレミアムフライデーの過ごし方に対する意識調査では、「家でゆっくり過ごした」という意見が最も多いという結果になっています。また「会社に導入して欲しいもの・続けてほしいもの」という質問に対しては、48.7%の人が「ノー残業デー」と回答。ちなみに「プレミアムフライデー」と答えた人は23.7%と、「ノー残業デー」に比べ半数以下という結果に。
 
週に1~2日は定時での退勤を推進する施策「ノー残業デー」は、すでに多くの企業で導入が進んでおり、主に毎週水曜日に実施している企業がほとんど。2016年に経団連が行ったアンケート調査でも、約7割近くの企業が長時間労働対策の一環として、ノー残業デーを導入していることが判明しました。
 
ネット上には「プレ金よりも、ノー残業デーの推進を徹底したほうが効果的だと思う」「もういっそのこと、ノー残業デーとプレ金を組み合わせたら?」「うちの会社ではプレ金はノー残業デーへと姿を変えます…」と、ノー残業デーを推す声が多く上がっています。
 
多忙な月末にプレミアムフライデーを実施することは、企業に勤める会社員にとってかなり難しい取り組みのようです。

Author:美プロ編集部

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