美容スペシャリストな自分になるために
「香害110番」に柔軟剤や香水の相談続々
柔軟剤や香水による「香害」について取り上げていきます。「香害110番」に相談が数多く寄せられたことや、職場での「スメルハラスメント」に対する声などを紹介。香水や柔軟剤を使用している人はぜひ参考にしてください。
「香害110番」に2日間で213件の相談!
衣類の洗濯をする時に多くの人が使っている柔軟剤。様々なメーカーから豊富な種類の香りが発売されており、人気を博しています。ただ、職場などであまり強い香りを振りまいていると周囲に迷惑をかける場合も。
7月26日と8月1日には、日本消費者連盟が“香りに関する悩み”を聞くための電話相談「香害110番」を設置。全国から213件もの相談が寄せられています。この時は「近隣の洗濯物の香り」にまつわる訴えが多く上がり、体調不良にもつながっているという実体が明らかになりました。また、職場でかかわる人の香水や、衣類から漂う香りに悩まされている人も少なくないようす。
実際、ネット上を見てみると「柔軟剤の香りは思っている以上にキツイ。使う量が多すぎるのかな」「香りは侮れない問題だと思う。気持ち悪くなる」「電車の中で『気分の悪くなったお客様』が多いのはきっと“香害”も関係していると思う。私もハンカチで鼻を押さえることあるし」といった声が数多く見られました。
職場の「スメルハラスメント」で仕事に支障が…
大きな問題になっている「香害」。最近は職場での匂いの問題「スメルハラスメント」もよく取り沙汰されています。「セクハラ」「パワハラ」とは違い、本人に自覚がないのが大きな特徴。「口臭」や「汗の匂い」など、体臭にまつわるものも多いですが、香水や柔軟剤の香りで困っているという人も相当いるようです。
実際にSNSでは「最近職場の同僚が柔軟剤臭くなってしまった。仕事中ツライ」「仕事仲間の服の香りで頭がクラクラするし、喉も痛くなる!」「香水の香りを漂わせている人には仕事中でも極力近づかないようにしてる。すごくストレスなんです」と悲痛な叫びが上がっていました。
では、香水や柔軟剤でスメルハラスメントを引き起こしてしまわないためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか? まず大切なのは「自分の鼻で判断しない」ということ。香水や柔軟剤を使っている本人が客観的に香りの強さを判断するのは難しいもの。「もうちょっと香りが強くても大丈夫かも?」と思っていても、周りからすると香りが強すぎるという場合もあります。そのため、使用する際には嗅覚に頼らず、使う分量を決めてその量を守るようにしましょう。柔軟剤は商品に指定されている量を守り、香水なら“1プッシュだけ”にするなど自分でルールを作るとつけすぎを防げます。
香りの問題はデリケートなため、中々周囲の人は言いだせません。自分でしっかり気をつけて、周りの人も気持ちよく仕事ができるようにしてくださいね。
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