「仕事での英語のニーズ」に関する調査結果をご紹介。社会人が感じる仕事で英語を使う際の得意・不得意な場面や、英語力アップ術について取り上げていきます。職場での英語対応で困った経験のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
ニーズはやっぱりメールが1位! コミュニケーションは苦手な人が多い!?
英語面接を実施する企業や社内での英語公用化を実現する会社も多くなった昨今では、社会人が仕事で英語を使う機会も増えているのではないでしょうか。そんな中グローバル人材紹介会社がグローバル社会人を対象に、「仕事での英語のニーズ」についての調査結果を発表。社会人がどのような場面で英語に対する苦手意識が働いているのかが明らかになりました。
「仕事で英語を使う場面は?」という質問に対して87.7%の人が「メール」と回答し、最も多い結果に。続けて「資料作成」が75.5%、「電話・電話会議」が75.0%と高い割合で上位につけています。
「英語対応で最も得意な場面は何ですか?」という質問への回答も、34.0%で「メール」がトップ。一方で「電話・電話会議」「交渉・説得」「会議」といった回答は10%を切っており、実際に英語でコミュニケーションを取るのが得意な人は少ないようです。「英語対応で最も難しい・苦手な場面は?」という質問に対しても、多くの人が「交渉・説得」「電話・電話会議」が苦手と回答。「メール」「資料作成」と回答した人の割合は非常に少なく、文章での英語に苦手意識を抱いている人は少ないことが窺えます。
苦手を克服するためには!?
文章での英語は得意な人が多く、英語で実際にコミュニケーションを取るのは苦手な人が多いという結果を見ると、「スピーキング能力の強化」が必要。学生時代に英語を勉強したのに話せない人が多い理由として、受験英語を目的としているため文法が重視されることや、実際に英語を用いてディスカッションする機会が少ないことなどがあげられます。頭の中で文法を考えながら話そうとするのではなく、とにかく喋ろうと積極的に会話に参加することがスピーキング能力アップのカギだとか。
字幕のドラマや映画を観たり聞いたりすることも苦手を克服する手段の1つです。リスニングの勉強になると同時に、字幕を追いながら教科書では習わないネイティブの表現や言い回しを習得できるのがポイント。好きな俳優が出ている作品や人気のヒット作でなら抵抗なく勉強できそうなので、英語力を身につけたい人はぜひ試してみては?
ネット上では「英語の会議では空気になるようにしてたけど、一言でもいいから喋ってみるか」「海外ドラマは吹替じゃなくて字幕で観てみようかな。外資の取引先に行っても足手まといにならないために…」という声があがっており、英語の苦手克服に積極的な人もいるようです。外国人に道を訪ねられた時に頑張って会話してみるなど、身近な一歩から踏み出せるといいですね。