職場の飲み会についての調査結果を紹介。20代の若者が職場の飲み会に誘われた時の気持ちや、世間の声を取り上げていきます。会社の若者を飲み会に誘うことのある人は参考にしてみてください。
職場の飲み会に誘われて嬉しい若者が多数!
今どきの若者は「職場の飲み会が嫌い」というイメージを持たれがち。ネット上でも「会社の飲み会に若者を参加させるの可哀想。別に行きたくないだろうに」「若い人たちは飲み会に参加しないのがデフォルトなんでしょ? どうせ誘っても行かないんでしょ」といった声が上がっています。ただ、当人たちは本当に会社の飲み会が苦手だと思っているのでしょうか?
8月9日には某医薬品メーカーが20~40代の男性有識者を対象に、「仕事と飲み会」に関するアンケート調査を実施。そこで意外な事実が明らかとなりました。
まず、「飲み会に自ら誘うタイプか? 誘われるタイプか?」という質問に対して、「他者から誘われるタイプ」がおよそ7割と多く、特に20代は77.9%と、8割近くが誘われる側だと回答。積極的に自ら誘う人は少ないようです。ただ、自ら飲み会に誘わないからといって消極的なわけではありません。
「飲み会に誘われたときの気持ち」についても調査しているのですが、「嬉しい」「やや嬉しい」と答えた人の割合が、40代では58.4%、30代では59.6%、20代では65.1%となっており、若い年代ほど喜んでいる傾向が見られます。他の回答には「どちらとも言えない」「あまり嬉しくない」「嬉しくない」というものがあるのですが、20代の回答で最も少なかったのが「嬉しくない」の4.8%。飲み会に誘われてネガティブな感情を抱く若者より、誘いを快く受け入れている若者の方がずっと多いことがわかっています。
実際にSNSなどでは「職場の先輩と飲みに行けるの嬉しい!」「会社の先輩との飲み会はいつも大爆笑。最後には必ず次の飲み会の約束をして終わってる」「飲み会楽しかった! 職場のみなさんが可愛がってくれるのが有難いです」といった声が数多く見られました。
飲み会で説教された20代は意外と少ない!?
また、アンケートでは「飲み会中・飲み会後のトラブル」についても調査。20代で最も多かったのは「電車・バス等の乗り過ごし」で26.9%、次いで「お酒をこぼすなど衣服を汚した」の19.7%、そして3番目に17.8%で「飲みの場で説教を受けた」が続いています。
「説教を受けた」という回答に関しては、20代が他の年代と比べて最も低い数字を記録しており、40代が19.0%、30代が最も多い20.7%でした。20代の若者は比較的楽しい雰囲気の飲み会を経験している人が多いようですね。
世間のイメージとは異なる若者の飲み会事情。「若者を飲み会に誘ったら嫌がられるかな」と心配している上司の皆さんは、思い切って声をかければ喜んで参加してくれるかもしれませんよ。