人材サービス会社が、社会人10年目までの正社員を対象に就活に関するアンケートを実施しました。調査の結果、約4割の社会人が「自身の就活を後悔している」ことが判明。今回は、就活で後悔しないためにやるべきことを見ていきましょう。就活でお悩みの人は、ぜひ参考にしてみてください。
社会人の4割が就活を後悔している!?
アンケートでは、社会人10年目までの正社員のうち38.0%が「自身の就活を後悔している」と回答。後悔の要因としては「10年後の自分を見据えてなかった」が32.1%で1位でした。続いて2位は「実際に働いている人の話を聞かなかったこと」で30.2%。SNSなどでも「これからもずっと進歩せず今の仕事を続けると思うと憂鬱」「もっとたくさんの人の話を聞いていれば今ごろ後悔してなかったかもしれない」など、就活を後悔している人からの声が寄せられています。多くの人が実際に入社してから仕事内容へのギャップやキャリアに対する不安を感じ、現状に不満を抱えているよう。
入社して3年経った社員を対象にしたアンケートでは、就活を後悔している人のうち約8割が入社3年以内に転職を考えたことがあると判明。そのうち2人に1人は実際に転職しており、後悔してもそのまま引きずるのではなく早めに行動に移す人が多いようです。一方で、就活を後悔していない人で入社3年目までに転職を経験したのは4人に1人と、両者の差が明らかな結果に。ネット上では「就活に後悔があったからこそ転職活動は冷静に頑張れた。早めに行動してよかったと思う」「今の仕事や将来に不安がある人は悩むより早く転職したほうがいいよ。思い切ってすると悩んでた時間があほらしく見える」など、転職してよかったと感じている人の声が見られました。
就活で後悔しないためにやるべきことは?
就活において重要なのは、自身のビジョンを明確化すること。「何をしたいのか」「何のために働くのか」「将来はどうなりたいのか」「将来の目標のためにいかにステップアップするのか」など、今の自分と将来の自分を見据えることが大切です。ネット上では「エントリーシートの書き方や面接での話し方ばかり勉強してて、自分や企業のことはあまり深く考えてなかった」「マナーみたいな形式的な事柄よりも、自分の考えを持つことが大事なんだってようやく気づいた」と後悔している人も。
自分を見つめると同時に企業を見つめることも必要。「経験が積めるか」「その会社で自分の目標に沿ったステップアップができるのか」「将来性がある企業なのか」など、企業を知るためにも働いている人に話を聞くようにしましょう。「内定を得ること」だけをゴールとせず、“後悔しない就活”を目指して自分と企業を分析してみてくださいね。