上司との出張で注意したいポイントを紹介します。事前の準備や移動中にできること、食事や宿泊の際に意識すること、失敗談などを取り上げていきますので、上司と出張する機会がある人はぜひ参考にしてみてください。
上司との出張は自己アピールのチャンス!
社会人になると出張の機会が増えると思います。自分だけの出張ならまだしも、上司との出張ともなると緊張感が倍増。上司にとっても仕事の裁量や人間性を評価する絶好のチャンスと捉えているので、最後まで印象良く出張を乗り切りたいところ。上司との出張で押さえておくべきポイントには、どういったことがあるのでしょうか?
下調べは入念に
上司との出張はまず「下調べ」の有無で結果が大きく変わってきます。見ず知らずの土地への出張となると右も左も分かりません。例えば、事前に交通機関の乗り換え情報や目的地へのルートを調べておけば、現地に到着してから顔に「?」マークを浮かべずに済みますよね。
さらに有名な飲食店やお土産の下調べをしておけば、あとは現地でナビ機能も利用してテキパキ動くだけ。上司に「事前の準備が入念だ」と印象づけることができるはず。
移動時もアピールチャンス!
移動時は、本音を言えば仮眠など休息の時間に充てたいところ。しかしその気持ちをグッとこらえて「上司へのアピールチャンス」と考えましょう。打ち合わせを兼ねて出張で使用する資料の確認をするなど、仕事に対して真摯に向き合っている姿を見せたいところ。移動時にできることは限られているので、過剰なアピールにならないよう力を少し抜くぐらいが良いかもしれませんね。
大切なことは上司に対する気遣い
商談などの最中だけでなく、食事の席でも上司を“立てる”、“気遣う”のは当然のマナー。飲食店でもまずは上司が上座に座ってから腰を下ろし、店員に注文するときも上司より先に声を出すよう心がけて。コミュニケーション力のアピールのためにも上司の興味を引く話題を持ち出したり、上司から振られた話題にも積極的に食いついていきましょう。
食事が済むとおそらく上司が「ここは私が出す」と勘定を始めると思いますが、ただ甘えるだけでなく「少しだけでも」と支払う姿勢を見せるのが大切です。もちろんお礼を伝えるのも忘れてはいけませんよ。
宿泊先で注意すべきことは、上司との相部屋となるか個室となるかで違いが出てきます。相部屋になった場合、上司より先に寝てしまうのはマナー違反なので気をつけて。上司と別部屋になるときは、あらかじめ自分から進んで翌日の集合時間や段取りを上司に確認・伝達するように心がけましょう。
ネット上には「食事の際に上司より高いものを頼んでしまって後悔」「私の口数が少なかったせいか協調性がないと後から指摘されてしまった」といった失敗談も。苦労も多いとは思いますが、上司との出張もビジネスチャンスと捉えて乗り切ってくださいね。