一風変わった面接時の質問を紹介します。想定外の質問内容や企業側の質問意図、対処法を解説していくので、面接を控えているという人はぜひ参考にしてみてください。
変わり種の質問を面接で出されたら?
就職活動の中で、慣れない面接での受け答えはどうしても緊張してしまうもの。言葉遣いや文法が間違っていないか、事前に練習を重ねたり質問の予想をしてイメージトレーニングを積んでから面接に挑む人がほとんどだと思います。しかし、面接官の質問が「想定外すぎた」といった声が近年見られるようになってきました。その内容にはどういったものがあるのか、体験談から見えてくる面接の対処法を見ていきましょう。
「あなたからこちらに質問をしてください」。あらかじめ質問を予測して「答え」ばかりを思い描いているときにこんな質問をされては頭が真っ白になってしまいそうですよね。しかしこの“逆面接”は最近増加傾向にあるといい、面接官は「就職希望者がどれだけ企業に関心を持っているか」を知るために逆面接を採用しているパターンが多いそう。ここは冷静に、企業に対する純粋な疑問や「聞きたいこと」を整理して逆面接を切り抜けるのが得策のようです。
定番の「無人島」問題では想像力・応用力をアピール
「もしも無人島に1つだけ持って行くとしたら?」という、友達との会話の中に出てきそうな質問でも実際に採用している企業があるようです。この質問に対する明確な答えはありませんが、ここで面接官がチェックしているのは「臨機応変に対応できるか」「発想力・想像力が備わっているか」を見ているとされています。もちろん面接官が納得するものを答えられるのが前提ですが、ここでは「間違い」を恐れるよりも、その状況に置かれたときのイメージを大切に思いついたものを具体性も交えながら説明していくのが良い方法かもしれません。
変わり種質問は自己アピールのチャンス!
友人から「好きな動物は?」と聞かれ、単純に犬や猫など純粋に「可愛い」と思っている動物を挙げることはあっても、「あなたを動物に例えるなら?」と聞かれたら何と答えるかイメージしている人は少ないかもしれません。この質問も実際に面接で出題されたという報告が多い質問。その際にはより幅広い動物の種類をイメージした方が発想力や知識量を披露できるほか、面接官に自分の持ち味を主張する絶好のチャンスにもなります。例えば“従順な性格”という意味で犬、“貪欲、強者”というイメージでライオンといった答えが好イメージにつながるようです。いかに面接官の興味を引きながら自己アピールにもつなげるか、普段からイメージしておきたいですね。
ネット上には「最初から『変な質問』があること前提で挑んだら気が楽だった」「変わった質問は、逆にチャンスだと思ってる」という声もあり、ポジティブに捉えるのが好ましいようです。まずは冷静に「答え」のイメージを表現できるようにして、面接に挑んでみてください。