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作成:2017.07.26

特集

新入社員がなりやすいリアリティ・ショック

「リアリティ・ショック」についてご紹介。新入社員がなりやすいと言われている「リアリティ・ショック」の原因や対策方法について取り上げていきます。どんな状態なのかをきちんと把握することで、対処法を見つけていきましょう。

「リアリティ・ショック」の原因は理想と現実のギャップ

 


入社から数カ月が過ぎた新入社員が会社や環境に慣れ始める今の時期は、入社前に抱いていた職場への理想や期待と現実のギャップから「リアリティ・ショック」という状態に陥る人が増えるそう。『産業能率大学』によると「リアリティ・ショック」は、入社前のイメージと入社後の現実との違いを受け入れられず、喪失感や無気力感、不安や幻滅・喪失感などを感じる状態のこと。人や場合によっては、離職してしまう人もいるようです。
 
「リアリティ・ショック」は新入社員だけでなく、ベテラン社員や看護師・教師のような専門職でも発生する可能性があり、環境の変化が原因で起こることが多いのだとか。とあるポータルサイトで社会人1年目の男女313名に実施したアンケートでは、「リアリティ・ショック」を感じた原因として「社会人としての自分の能力」、「社内の人間関係」、「職場の雰囲気」などがあげられています。

完璧だと思わない! 「リアリティ・ショック」の対策方法

「リアリティ・ショック」をなくすためには、ギャップをなくすことが肝心。企業側が新入社員に対して、入社前にインターンシップを行うことも対策の一つです。一般的には入社志望者に対して行うイメージのあるインターンシップですが、内定者に行うことで入社前に現実に近いイメージを抱かせギャップを最小限に抑えることができます。
 
また、自分で出来る「リアリティ・ショック」の対策法も。「リアリティ・ショック」は真面目な人が受けやすいと言われています。真面目な性格ゆえに「完璧」を求める傾向が強く、理想の自分と現実の自分にギャップを感じてしまうのだとか。もちろん完璧を目指すことも大切なのですが、最初から完璧に出来るわけではないということをきちんと理解しておくことが必要です。
 
1人で悩まず人に相談することも対策の一つ。抱え込んで誰にも話せないままでは、物事を悪い方に考えてしまいます。どんどんと悩みを打ち明けてストレスを発散していきましょう。SNSでも「気分が落ち込んだらとにかく友達に話を聞いてもらう」「思ってた仕事と違って悩んでたんだけど、先輩に話したら落ち着いた~」「相談したらまさかの解決案が出てきて目から鱗が落ちた」という声が多数上がっているところを見ると、相談することで「リアリティ・ショック」を克服している人も多いようです。
 
理想と現実との差に落胆してしまうこともあると思いますが、捉え方を変えたり発散することで乗り越えることができるはず。1人で抱え込みすぎずに上手に克服していきましょう。

Author:美プロ編集部

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