女性から男性へのセクハラについてご紹介。目のやり場に困る格好、ボディータッチ、男なんだから○○、といった発言などもセクハラとみなされてしまうようです。自分も無意識にやっていないか、思い返してみてくださいね。
あなたも無意識にやっているかも!? 女性から男性への逆セクハラ!
1990年代から認識されだした「セクハラ」とは、性的嫌がらせのことを指した言葉。職場でのセクハラ対策も広まり減少傾向にありますが、まだまだ悩まされている人は多いようです。最近問題視されているのが、女性から男性に対して行われる「逆セクハラ」。「セクハラ」と聞くと男性から女性に対する嫌がらせと思われがちですが、女性から男性、また同性同士でも「セクハラ」とみなされるようです。
まず「逆セクハラ」としてみなされるのが「目のやり場に困る服装」。ミニスカートや胸元が大きく開いたブラウスなど、露出の激しい服は職場に着て来ない方が無難かもしれません。女性にとってはおしゃれのつもりでも、気になる男性は多いようです。「派手な露出を見せられるのはキツイ」「注意したらそれもセクハラって言われそうで何もできない」という声が上がっています。男性から直接注意しにくいことなので、自分で意識して控えるようにしましょう。仕事中や飲み会で必要以上にベタベタする「ボディータッチ」も逆セクハラ。「男性から女性へのボディータッチは即セクハラ扱いされるのに逆はあんまり問題視されていないのはおかしいと思う」「べたべたされても嬉しくないし気になるからやめてほしい」という声もSNSなどに上がっています。触られるのが不快なのは男女同じなんですね。
「男のくせに」など男女の差を強調する発言も要注意です。男だからといって重い荷物を持たせたりたくさん食べさせるなど、「男だから〇〇は当たり前」という意識は性差別に繋がってしまうことも。「『女のくせに』と一緒で、『男のくせに、男なんだから』と言われるのは頭にくる」「男だって腰が痛くて重いものを持てない時もあれば、お腹がすいてない時もある。力仕事やたくさん食べるのを当たり前にしないでほしい」という声も寄せられています。女性だけがお茶くみを任せられたりお酌を強要されることもセクハラとしてみなされるのと同じように、男性に対して役割を強要するのも控えましょう。
逆セクハラに賛否両論!?
ネットでは「逆セクハラ」について様々な意見が寄せられているよう。「「下ネタでからかわれて嫌な思いをしたことがある。男でも下ネタが嫌いな人もいるのをわかってほしい」「彼女がいるかとか、恋愛についてしつこく聞かれるのも嫌だった」など、実際に職場で嫌な経験をした男性からの声も上がっています。一方で、「逆セクハラなんて羨ましい!『胸板厚いね』とかも逆セクハラになるらしいけど言われたら普通に嬉しいけどな」「ふざけあってじゃれ合うのは仲良くなれるし良いと思うけどな、度を越えるかどうかが問題であって全部セクハラにしてしまったら息苦しいよ」という声も。あくまでも不快な思いをさせるのが良くないのであって、仲良くなるためのコミュニケーションまでもセクハラと言ってしまうことには疑問を感じている人もいるようです。
女性から男性へのセクハラは、まだまだ認識が進んでいないのが現状。「それくらいでセクハラなんて」と思う人もいるかもしれませんが、男女かかわらず嫌な思いをさせてしまうのは良くありません。セクハラをなくすためには「自分がされて嫌なことはしない」ことを意識するのが大切です。男女お互いに思いやりをもって、セクハラのない職場を目指しましょうね。