Site icon 美プロPLUS

仕事しながら音楽を聴くのはアリ? ナシ?

職場で音楽を流す効果を紹介します。仕事をしながら音楽を聴くメリット・デメリット、選曲方法などを解説するので、職場に音楽の導入を考えている人は参考にしてみてください。

音楽が流れる職場

 


近年、「職場で音楽を流す」という会社が増加していると言われています。「仕事中に音楽を聴くなんて」と思われるかもしれませんが、しんと静まり返った職場で無機的に仕事をこなすよりも、明るい雰囲気づくりや効率アップのために音楽を流すという考え方に企業側がシフトしつつあることの現れなのかも。確かに音楽の流れる空間と言うのは、それだけで雰囲気が明るくなった感覚になりますよね。
 
実際に仕事中に頭の中に音楽が入ってくることで作業の邪魔になってしまうようなことはないのでしょうか。1つのことに集中している最中に音楽が耳に飛び込んでくることで集中力が途切れたり、意識が音楽に向いてしまったり…。しかし、どうやらそれらのデメリットは音楽の種類によってある程度カバーできることが最近の研究でも立証されつつあるようです。

音楽が流れるメリットとデメリット

例えばJ-POPといった歌詞のある曲は仕事の場では不向きとされています。歌詞を意識しないつもりでも、脳が勝手に歌詞を追ってしまい音楽に気を取られがちになってしまうそう。ではどういった音楽が効果的かというと、“クラシック”や“インストゥルメンタル”といった歌詞の無い音楽がおススメで、「クラシックを流すようになってから仕事の効率が上がった・ミスが減った」という企業の報告もあります。さり気ない音楽が周囲の不必要な雑音を意識から取り除いているのではないかと考えられていて、同じ作業を繰り返すルーチンワークに最も効果が期待できるようです。

ポイントは状況にあった選曲

しかしクラシックやインスト曲でも、ただ音楽を流せば効果が出るという訳ではありません。夜眠るときに「安眠効果が得られる」とリラクゼーション音楽が使用されるように、状況に応じた選曲が必要。気分を高めて仕事に挑みたい、あるいは仕事に対するモチベーションを上げるためにあえてテンポの良い曲で気分を持ち上げるのも方法の1つ。人は意識しなくても「音楽が持つテンポ」に自然と引っ張られる傾向があり、テンポの違う曲をランダムで聴くよりも同じテンポの曲を集めて聴いた方が効果は高まるとされています。
 
ネット上でも「会議の前にアップテンポの曲が流れてきて気合が入った」「タイピングや資料をめくる音が好きじゃなかったけど、音楽を流すようになってから気にならなくなった」といった声もあるので、もしも音楽のない職場なら上司に提案してみては?

Exit mobile version