厚生労働省が発表した「平成28年版 働く女性の実情」を紹介します。女性の役職者の割合が最も多かった“高知県”の様々なデータを解説。高知県が行っている女性が働きやすい環境を作るための制度も取り上げていきます。働く女性やこれから働こうとしてる人は要チェックです!
“役職者”の女性が一番多い県は?
厚生労働省が今年の6月30日に発表した「平成28年版 働く女性の実情」によると、課長級以上に占める女性の割合が一番高いのは“高知県”で22.7%となりました。2位の宮崎県が16.3%、3位の鹿児島県が15.4%という数字なのを考えると、高知県の女性の役職者の割合は頭1つ抜けています。ちなみに“一般労働者に占める女性の割合”でも、沖縄県と宮崎県の同率1位(43.4%)に次いで、高知県は2位(43.1%)。そもそも働いている女性の割合も高いようですね。
しかしなぜ高知には働く女性が多いのでしょうか。「平成28年版 働く女性の実情」にはもう1つ気になるデータがあり、「自分の家庭の理想は、『夫が外で働き、妻が家を守る』ことだ」と思う人の割合が2番目に低かったのが高知県。“女性が働く”ということについて、他の県よりも積極的に捉えているのかもしれません。
高知県には女性が働きやすくなるための制度が!
働く女性が多い高知県は、女の人が働きやすい環境づくりも怠っていません。高知県には男女共に働きやすく、子育てをしやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいる企業を認定する「次世代育成支援企業認証制度」というものがあります。この制度で認定された企業は、商品や広告、求人などに“認定マーク”をつけることができ、会社のイメージアップを図ることが可能。認定された企業は公式サイトに“高知県次世代育成支援企業に認証されました”と掲載しているところが多いので、女性が子育てをしやすい職場を探すのにも一役買っています。
ちなみに今年5月に放送された「マツコ会議」では“高知の女性”へのインタビューが行われたのですが、番組では「高知の男は“たっすい”」という言葉を放った女性が登場。この“たっすい”とは“しょうもない”といった意味の言葉らしく、高知の女性はかなり気が強そう。またマツコ・デラックスの「女が強くないとやってけないわけね」という質問に女性は「やってけないです」と即答。それを聞いたマツコは「お姉さんたち見てるとわかる」と納得した様子でした。
高知県に社会で活躍する女性が多い理由は、“働きやすい”という理由の他に“強い女性が多い”という理由もありそうですね。