「会社にスローガンがありますか?」というアンケート調査結果を紹介します。加えて有名企業のスローガンやおもしろスローガンをピックアップ。覚えておけば、接客や営業中の会話のネタに使えるかもしれませんよ。
スローガンを掲げていない会社がやや優勢?
番組内では「会社にスローガンがありますか?」というアンケート調査を実施。すると「はい」が46.3%、「いいえ」が53.7%で、スローガンがない会社に勤めている人の方がやや多いという結果に。
過半数には届かなかった「はい」派からは、「我が社のスローガンは、“明るく元気に一生懸命”です」「あいさつはちゃんと自分からできてる? とか、報告は上司にしてる? とか、イラスト入りで毎月貼り出されます。社長の言いたいことを代弁するという意味合いのようです」「A:あたまりまえのことを、B:バカにしないで、C:ちゃんとやる」など、様々なスローガンが寄せられました。
耳に残る有名企業のスローガン
『Skyrocket Company』に寄せられた意見のように、スローガンといえば仕事への姿勢や目標を表現したものが一般的。でも有名企業の中にはブランドイメージを表現するためのスローガンを打ち出していることもあります。日本マクドナルドの「i’m lovin it」、旭化成の「昨日まで世界になかったものを。」、マスターカードの「お金で買えない価値がある、買えるものはマスターカードで」などはCMでよく耳にしますよね。
またオヤジギャグ全開のスローガンも多く、飲料メーカー・カルピスの「カラダにピース CALPIS」をはじめ、半導体メーカー・インテルの「インテル入ってる」、食品企業・味の素の「あしたのもと」、電機メーカー・シャープの「目の付けどころがシャープでしょ。」など、遊び心たっぷりのスローガンが掲げられていたこともありました。
業界によってスローガンに特徴がある?
スローガンは企業やブランドイメージを形にしたものが多いので、業界ごとの特徴が出やすい部分でもあります。例えば、資生堂の「一瞬も 一生も 美しく」やカネボウ化粧品の「FEEL YOUR BEAUTY」、コーセーの「美しい知恵 人へ 地球へ」、ちふれの「想いから、生まれた品質。」など、美容関連の企業では美しさをテーマにしたものが多く見られます。
一方で自動車関連では、トヨタの「Drive your dreams」やホンダの「The Power of Dreams」、マツダの「Be a driver.」など、国内の会社ながら英語のスローガンがほとんど。海外への輸出を行っている企業が多いので、自然に英語のスローガンが多いのかもしれません。
ちなみにマツダは「Be a driver.」の他に、「Zoom-Zoom」というブランドスローガンも掲げています。「Zoom-Zoom」とは英語で“ブーブー”という子ども言葉のことで、子どもの頃に感じた動くものへの憧れを表現したかったとのこと。意味だけ聞くと「なんでそんな言葉がスローガンになったの?」と感じてしまいますが、短い言葉の中に会社の大きな想いが込められているんですね。