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作成:2017.07.03
有給休暇は取りづらい? キッズウィーク構想をきっかけに“休み方改革”についての意見が続出
政府が打ち出した「キッズウィーク」構想とそれに対する世間の声をご紹介。働き方および休み方改革に対する意見や休暇に対する意識についても取り上げていますので、子どもを持ちながら働いている方や休暇が取りづらいと感じている方はチェックしてみてください。
家族で休暇を取りやすくする「キッズウィーク」
今年6月に政府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針2017」の中で、2018年度から「キッズウィーク」という長期休暇の新しい仕組みを創設することが打ち出されました。キッズウィークというのは、学校を地域ごとに分け長期休暇の一部をずらし、子どもの休暇に合わせた親の有給休暇取得を促すという試みで、有給休暇の取得率を上げることと、家族旅行やレジャーへ積極的になることで経済を活性化させることが狙いとなります。
休暇の時期をずらすことで、まず社会全体で交通機関やレジャー施設の混雑が緩和され、レジャー業界・観光業界での需要の安定化やサービスの向上につながると考えられました。混雑を理由に遠出を避けていた家庭も家族旅行がしやすくなり、職場内でも休暇の時期が分散すれば有給取得がスムーズに。「子どもが休みの時期に親も休みやすくなるのは嬉しい」「地域ごとに分散するのは助かる!」と、子どもを持つ親からは期待の声が上がっています。
“休み方”に注目集まる
この政策をきっかけに、SNSでは「働き方改革」に注目が集まりました。今回のキッズウィークや今年2月からスタートした「プレミアムフライデー」など、政府は国全体で働き方を見直す構想をいくつも打ち出していますが、世間では「これは働き方改革というより休み方改革って言った方がいいのでは」「休み方改革は働き方改革と同じくらい必要」といった意見が出ているようです。
一方で、「休み方よりも、休んでもいいって意識改革が必要」といった声も。日本は他の国と比べても有給休暇の取得率が低く、「上司が有給取らない人だから部下の自分も休まないようにしてる」「人手不足だから休みたいって言えない…」と、長期休暇や有給に罪悪感を覚える人も少なくありません。休暇の制度よりも、まずは休みやすい職場の空気づくりが必要なのかもしれませんね。
キッズウィークについては、「私は独身だけど休みやすくなるのかな…?」「必ず子供に合わせて休めるとも限らないよね」と心配に思う声も多く上がっているようす。実施されてみないと分からないことも多いですが、制度や意識の改革で、気持ちよく休暇を取れる社会にしていきたいですね。
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