「管理職になりたいか」というアンケート調査結果を紹介します。なぜ女性は管理職になりたくないのか、管理職に対する不安の声、管理職のメリットを解説するので、管理職に興味を持っている人は参考にしてみてください。
女性の約9割が「管理職はイヤ!」
転職・求人情報のポータルサイトが、過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者515人を対象に「管理職になりたいか」というアンケートを実施し、6月22日に調査結果を発表。今回のアンケートで男性が管理職に「なりたい」と答えたのが40.3%だったのに対し、女性はわずか12.7%にとどまる結果に。女性の約9割が「管理職になりたくない」という意識を持っていることを浮き彫りにする調査結果となりました。
管理職になるとどんな影響が?
なぜ、女性は「管理職になりたくない」のでしょうか。アンケート調査結果に対し、ネットでは「自分には向いてないと思う」「管理職になると残業とか増えて長時間労働になりそう」「会議ばっかりで自分の仕事ができなくなりそう」「出張が増えそう」といった、時間の制約に対する意見などが飛び交っています。
中には「男性が管理職になると『憧れ』みたいになるけど、女性が管理職になると『生意気』ってやっかまれそう」と男女の差を意識した声も。男性部下への指導や会議などで男性上司に意見するといった、「男性に自分の意見をぶつける」ことに苦手意識を持っていることも影響しているようす。
管理職になるメリット
では、女性にとって「管理職になる」ことはデメリットばかりなのでしょうか? 実はネットの声を見ていると、管理職になることへの否定的な意見に対して、ポジティブな実例を挙げる声も見られます。例えば「自分で仕事の裁量を計れるようになって終業時間が安定したから、自分の時間が欲しい人には向いてるかも」「確かに女性ってだけで最初は反目されたけど、認められてからは意見や指示がスムーズに通るようになった」など、管理職に就いたことでそのポジションを有効的に行使している女性もいるようです。
共働きで女性も働く時代となった今、まずは女性が「管理職になりたい」と思えるような会社作りが急がれるのかもしれませんね。