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作成:2017.06.05

特集

「苦手な人が近くに座るとつらい…」 自分のデスクが毎日変わる「フリーアドレス」に賛否両論の声!

近年アメリカでは、オフィスに固定席がない「フリーアドレス」という仕組みの会社が増えてきています。日本でも様々な企業が取り入れている先進的な試みですが、ネット上には否定的な意見も上がっているようです。

座る席が毎日変わる「フリーアドレス」

普通のオフィスでは自分のデスクが決まっているものですが、「フリーアドレス」制の会社では固定席を撤廃して、社員が毎日違った席に座れるようになっています。固定席をなくすことで、書類が山積みになって場所をとることを避けられたり、つねに必要な分だけデスクが使用されるという“省スペース”の効果が期待できるそう。またあまり関わりのなかった他部署の人と近くの席になって仕事の話ができるなど、コミュニケーションの面でも評価されています。
 
ちなみにその日座るデスクの選び方は会社によっても違うようで、ある製菓会社ではPCのソフトでランダムに席が指定される“くじ引き”のようなシステムを導入。「フリーアドレス」を導入しても決まった席に座ろうとする人が多かったことから、それを改善するためにランダム性を持たせるようになったそう。
 
また、どの席に座るのか自由に選べるという会社も多いようです。ネット上では「オフィスがフリーアドレスになって、朝早くから座席争いが起こるようになった」「空いてる席どこに座っても良いんだけど、早起きしないと好きな席に座れない」「今日から自分の部署もフリーアドレスに。3番目に出社して良い場所を確保した」という声が上がっていて、“場所取り合戦”のようになっていることがわかります。

ネット上では賛否両論の声も…

「フリーアドレス」を導入している会社が増えてきたことで、様々な議論が行われています。賛成派で目立つのは、“楽しく働けるようになる”ことを期待する声。「最近職場がフリーアドレス制になったんだけど、毎日作業する席が変わって楽しい」「毎日同じ人間と顔をあわせるのは飽きたから、フリーアドレスのオフィスがいいな」といった声がよく上がっています。その一方、「フリーアドレスの会社で働いてるけど、たまに苦手な人が近くに座ることもあってつらい」とむしろ人間関係がストレスになるという人も。
 
またビジネスに関わる部分では、「部署とか上司・部下って枠を超えて関わるから、新鮮なアイデアが生まれてきそう」と期待する人がいるようす。ですがこれに対しても「普段関わらない人が近くにいると仕事に集中できない…」と、逆に仕事の効率が悪くなるという声があり、誰もが快適に過ごせるオフィスを実現するのは中々難しいようですね。

Author:美プロ編集部

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