過酷労働や長時間労働などでブラック企業が大きく注目を集めるなか、残業時間の上限規制やプレミアムフライデーの導入など社会的に様々な取り組みが行われています。中にはただ改善するだけでなく、変わった制度や遊び心満載の制度を導入している会社もあるんですよ。
仕事のやる気を生み出す制度
ラジオ番組『シンクロのシティ』(TOKYO FM系)では、5月15日に「ウチの会社のおもしろ制度」というテーマで様々な制度が紹介されました。例えばリラクゼーションセラピストの女性が勤める会社では、接客コンテスト勝利のご褒美としてディズニーランドやザ・リッツ・カールトンなどの有名ホテルのサービスを実際に体験できる制度を用意。「ご褒美といってもただもらうだけじゃなく、他の人にも与えられるようにと考えてくださっているので、それは面白いかなと思います。モチベーションに繋がるのですごくいい制度です」と好評のよう。
さらに30歳の男性が勤務するIT系会社では、水曜日は18時までに全員退勤するという制度を導入。これに対して本人は「1日の息抜きくらいは必要かなと思います。他の日のモチベーションが上がりますね。毎日同じ時間でやっちゃうと、どうしてもパフォーマンスが上がらないので」と語り、その成果を実感しているようです。
明日への活力を蓄える! 意外な休暇制度
プライベートで落ち込むと仕事が手につかないことがありますよね。そんな時に利用したいのがちょっと変わった休暇制度。「失恋休暇」「離婚休暇」などは失恋あるいは離婚をした時に使うことができます。また親族が亡くなった時に使える忌引き休暇をペットにまで適用した「ペット忌引き休暇」を導入している会社も。大切な家族の一員であるペットを失った時にきちんと向き合える機会があればペットロスが緩和されるかもしれませんね。
反対に「バースデー休暇」や「記念日休暇」という私生活を充実させる休暇もあります。誕生日にお休みして自分へのご褒美デーとして満喫したり、結婚記念日や家族の誕生日をお祝いしたい時に使うことができるようです。
遊び心満載のおもしろ社内制度
仕事のやる気を決めるといっても過言ではないお給料。ある会社ではサイコロで給料が決まる「サイコロ給」が導入されています。給料日前に社員全員がサイコロを振り、出た目の数の%が基本給にプラスされるというもの。6の目が出たら大喜びですね。
他にもデート資金を支給してくれる「デート支援金制度」や、毎日の席決めをダーツで決める「オフィスダーツ」、毎朝ジャージを着た女子マネとラジオ体操をしてスタンプがたまると豪華なお弁当がもらえる「女子マネ弁当」、漫画風の似顔絵が描かれた名刺が配布される「漫画名刺」などユニークな制度が満載。
利益が目的ではなくても社員が喜ぶ制度を導入することによって、結果的に仕事のモチベーションアップや効率化に貢献しているのかもしれませんね。