社会人には「時間厳守」「公私混同はタブー」など色々なルールやマナーがありますが、中には「これって社会人としてどうなんだろう…?」と悩んでしまうような曖昧なシーンもありますよね。特にスマホを巡っては様々な意見が飛び交っています。
就業中でもスマホ活用はOK?
ある生命保険会社は1,000人の社会人1年目・2年目を対象に、社会人として「アリ(肯定派)」「ナシ(否定派)」を決める計6つの事柄を質問。まず業務中のスマホの活用については、「メモをスマホやタブレットでとる」の「アリ」が54.6%、「腕時計をしない(時間はケータイで確認)」の「アリ」は52.7%と肯定・否定が半々という結果になりました。対して「遅刻・欠勤連絡をメールやLINEでする」については「ナシ」が63.2%。スマホ活用に肯定的な部分はあるものの、重要な連絡等に使うべきではないと考えている人が多いよう。
また休暇・休憩・残業について聞いたところ、「所定の休憩時間外に何度もタバコを吸いにいく」の「ナシ」が76.4%、「必要もないのに残業をしている」の「ナシ」は85.3%。一方で「有休を付与年度内に(ほぼ)全て消化する」の「アリ」が85.9%と非常に高い結果に。規定の時間内にきちんと仕事をこなし、休む時はしっかりと休むというスタイルが人気のようですね。
スマホ否定派VS肯定派
社会人1年目・2年目を対象にしたアンケートでは意見が真っ二つに分かれた「メモをスマホやタブレットでとる」「腕時計をしない(時間はケータイで確認)」。先輩社員の中には否定的な意見が多く、SNSなどを通して「仕事中にスマホを使うこと自体ありえない」「例え業務の一環だとしても、プライベートで使用しているように見えるから使うべきじゃない」などの意見が多く上がっています。
しかし一方で「教えてる最中にスマホでメモを取ること自体は何とも思わない」「メモを失くしたなんてこともないから別に良いと思う」「スマホで代用できるなら余計なものを持つ必要もないし、お金もかからない」という意見も。中には「ホワイトボードとか全部書き写すの面倒くさいから、写真撮影してる」「画像で残すのが一番効率良い」など、メモではなく画像として情報を残すなど、スマホを駆使するベテラン社会人もいます。
実際スマホを使って業務を効率化している人は多く、スケジュールやタスク管理が簡単にできるアプリや、名刺を撮影するだけで名刺情報を管理してくれるアプリなど様々なお役立ちアプリが登場しています。でもせっかくスマホで効率的に仕事をしているのに、周囲の人に遊んでいると思われるのは損ですよね。メモを取る時は先輩に許可を取ってからスマホを使う、資料を作成した人に許可をもらってから撮影するなど、「ちゃんと仕事していますよ!」とアピールすることも大切ですよ。