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毎朝ツライのは日本人だけじゃない!? 世界の“通勤ラッシュ事情”

2016年、「満員電車ゼロ」を公約に掲げた小池都知事が当選したことで“通勤ラッシュ”問題があらためて話題になりました。都心の朝はいつも大変な混雑で、通勤するだけでも一苦労。ですが実は、通勤が大変なのは日本に限った話ではないようです。

日本を超える満員電車!

インド・ムンバイの近郊列車は日本に負けずとも劣らない壮絶な“満員電車”で有名。その特徴は走行中にドアが開けっぱなしということです。日本ではドアがちゃんと閉まるまで電車が動き出すことはありませんが、ムンバイの近郊列車はそんなことお構いなしに出発。ドアから乗客の体がはみ出したまま進んでいきます。どうみても危険な光景ですが、実際に落下事故が絶えないそうで、ネット上では「インドの満員電車だけは乗りたくない…」という声もちらほら。
 
ちなみに混雑が生まれてしまう理由は、その地形にあると言われています。ムンバイの市街地は半島のように突き出した場所にあるため、毎朝同じ方向に行く人がたくさんいて、列車が混み合ってしまうとのこと。

不便すぎる!? フランスの交通機関

また、フランスでは交通機関で働いている人が待遇改善を求めて“ストライキ”を起こすことが悩みの種になっているそう。数カ月に1回、多いところでは月に1回と言われるほど頻繁にストが起こり、その度に交通ダイヤが大幅に乱れます。昔は交通機関が完全にストップしてしまうこともあったそうですが、あまりに不便だということで「サービス・ミニマム制度」が施行され、今ではスト中でも最低限の本数は運行されるようになりました。
 
とはいえ、それでも大幅に本数が減って混雑することは変わらないようです。実際にフランスでストに直面したことがある人からは「不便すぎる。バスがストで止まってて、歩かなくちゃいけなくて本当に困った…」という声も。中には電車の代わりに車や自転車を使おうとする人もいるようですが、同じことを考える人は多いようでそれはそれで混雑するとか。

自転車の通勤ラッシュも!

世界一の“自転車大国”オランダでも通勤ラッシュが起こるようです。オランダには車の入ってこない自転車専用道路があったり、自転車通勤するだけで会社から様々な補助を受けられる制度があり、約50%もの人が自転車通勤を選んでいます。ただしその分、朝の通勤ラッシュ時には自転車で混み合ったり、駐輪場がなくて困ったりという問題が起こることに。現地で生活している人からは「通勤ラッシュの自転車にひかれそうになるんだよね…」という声も上がっています。
 
画像出典:shankar s. / Weaving through the notorious Saigon rush hour traffic (from Flickr, CC BY 2.0)

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