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作成:2017.04.24

特集

お湯を贅沢に使うロシアに3分で入浴終了のオーストラリア… 海外の驚きお風呂文化

お風呂の入り方は人によって様々。熱い風呂に長時間浸からないと気が済まない人や、半身浴が日課と言う人、“カラスの行水”ですませてしまう人なども。日本だけでも千差万別ですが、海外に目を向けるとまたその国独特の入浴法が見えてきます。

お湯を贅沢に使えるロシアは湯船を1人ごとに新しく!?

水資源の豊富なロシアでは、毎日バスタブにお湯を張り、日本人のように湯船につかる習慣があります。寒さも厳しいため、お風呂でしっかり温まる必要があるわけですが、ちょっと変わっているのは、体を洗う場所も湯船の中というところ。「そんなことをしたら次に入る人は嫌なはず」と思うかもしれませんが、ロシアの場合は入浴が終わったら汚れたお湯をすっかり捨ててしまい、次の人はまた新たにお湯を貯めるそうです。贅沢な気もしますが、水道代が基本料金しか取られないため、お湯を大量に使うことに抵抗がないみたい。

社交場・サウナで体を叩き合う!

フィンランドはあまり湯船につかるという習慣がない代わりにゆっくりとサウナに入るそう。サウナ発祥の地であるフィンランドは殆どの家にサウナがあるというから驚きです。さらに公衆サウナや、夏に過ごすコテージに備え付けのサウナなど、あちこちにサウナがあるみたい。家族全員で入ったり、ご近所さんとおしゃべりしながら楽しんだりするのが習慣で、社交場として機能しています。
 
そしてフィンランドのサウナで特徴的なのが、「ヴァスタ」「ヴィヒタ」などと呼ばれる白樺の枝で体を叩く健康法。体を刺激することで、血行促進や新陳代謝の改善につながるそう。フィンランドではサウナで一緒になった人と、互いにヴァスタで体を叩き合うなんていう光景も珍しくないようです。

3分で終了!? 極端にせわしないオーストラリアの入浴

たっぷりのお湯に浸かる、サウナを満喫するといった贅沢な入浴の文化もあれば、せわしなくてしょうがない入浴文化も。降水量が少なく砂漠地帯の多いオーストラリアは、水資源がとても貴重。そのためバスタブに湯船を張るという文化はありません。シャワーのみですませる家が多く、それも2、3分から10分程度までの短時間で出てしまうのが常識みたい。
 
地元の人たちは慣れてしまっているようですが、オーストラリアにホームステイした日本人はこの文化にかなり気を遣った人が多いようです。経験者からは「シャワーの時間4分だけって言われた… 」「ホストファミリーがお風呂3分くらいで上がってる! そんな早く済ませるなんて無理」といった声が。これからホームステイしようという人の中には、「オーストラリアの入浴時間が短いと聞いたので今から短時間で頭を洗う練習をしています」といった健気な声も聞かれます。
 
国によってかなり違うお風呂事情。“郷に入れば郷に従え”の精神で入浴も現地の人にならえばいい思い出になるかもしれませんね。
 
画像出典:Brian Harris / Iris Penthouse Suite (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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