インドの活動家、ガンジーは「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」というビジネスに役立つ名言を残している。このように、仕事がうまくいかなくて挫折しそうな時に思い出したいのが偉人達の言葉。今回は、新入社員が共感できそうな偉人達の名言を紹介しよう。
世界一お金持ちなビジネスマンの名言
世界長者番付で毎回上位にランクインするアメリカの実業家、ビル・ゲイツは仕事に対して「いつもうまくいくとは限らない。そこで自信が大切になる。『俺は勝てる』といつも思っていることだ。思うことはいつでもできることだからね」といった言葉を残している。
高校生時代から学校のコンピューターをハッキングするなど、破天荒なエピソードが尽きないゲイツ。17歳の時にはすでに会社を立ち上げ、自分で開発したプログラミングを売り出していたという。自分に自信を持ち続けた結果、世界一の富豪に。ストイックな仕事に対する姿勢は、「成功したければ、成功への願いが失敗への恐れより強くなければいけない」「人の心をつかむものは『誠実』である」といった言葉からも読み取ることができる。
歴史上もっとも偉大な作家の名言
「ハムレット」、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」といった作品を残した劇作家・詩人のウィリアム・シェイクスピアは「いったん仕事に着手したら、目標とするすべてものが得られるまで手を離すな」といった名言を残している。
卓越した心理描写などで文学史上最も偉大な作家の1人として後世に名を残したシェイクスピアは、執筆だけでなく、劇団、劇場の経営、俳優などもこなし、ビジネス面でも成功を収めた人物。裕福な家庭に生まれながらも、父親の経済的破綻によって大学進学を諦めたシェイクスピアがビジネスで成功した裏には、目標を全て遂行するまで諦めないという人生哲学があったからだろう。
人々の暮らしを変えた発明王の名言
蓄音機や発熱電球など、生涯におよそ1,300を超える発明を生み出し、人々の生活を変えた“発明王”トーマス・エジソン。そんなエジソンが最初に発明したのは、電信の夜勤仕事をサボって居眠りするために作った「電信自動返信装置」であった。
この発明は、自分の代わりに起きていることを電信で証明するための装置だったのだが、数日間しか効果を発揮できず、さぼっていたことがバレてエジソンは失職することになってしまう。この時、エジソンは「利己的な発明は損をする」「発明は誰かが必要としていて、みんなの得になるものでなければならない」という教訓を学んだ。
その後、研究と発明に一生を捧げたエジソンは「私はどんな目にあっても決して落胆しない。価値ある仕事をやり遂げるための必要条件は3つある。第一に勤勉、第二に頑張り、第三に常識である」や「首から下で稼げるのは一日数ドルだが、首から上を働かせれば無限の富を生み出せる」といった名言を残している。
画像出典:shanelevi / Business Man (from Flickr, CC BY 2.0)