「酒は百薬の長」「酒に十の徳あり」ということわざをご存知だろうか？ 読んで字のごとく健康を保つためにお酒が大いに役立つという意味だ。しかしお酒は健康だけでなく、美容にも効果があると考えられているよう。今回はお酒を使った様々な美容方法をご紹介する。
人気女優の美しさはビールのおかげ！？ ビールを使ったヘアケア
お酒といえばやっぱりビール。疲れた体を癒してくれるのはもちろん、料理に使えばお肉をやわらかく仕上げてくれるビールをヘアケアに利用するという方法があるよう。たとえば、いつも使っているシャンプーにビールを混ぜてそのまま髪を洗ったり、ビールに卵の白身とオートミールを加えた特製ヘアパックなど、様々な美容法が試されている。
またイギリス出身で女優のキャサリン・ゼタ＝ジョーンズは、過去にハチミツとビールを混ぜたオリジナルトリートメントで髪の美しさをキープしていると答えたことがあったほど。
ビールが主にヘアケアを目的とした美容に使用されているのは、ビールに含まれるタンパク質が原因。タンパク質が髪に栄養を与えて、髪の成長を助けてくれると考えられているよう。「髪が以前より細くなった」「髪のコシがない」など、髪に悩みを持つ人が多く実践しているようだ。
利き酒ならぬ、利き風呂！？ お酒といっしょに過ごすバスタイム
美容の一環としてお風呂に入浴剤やバスソルトなどを入れている人は多いかもしれないが、近年では日本の伝統的なお酒を使った「日本酒風呂」が注目を集めている。日本酒風呂とはその名の通り、浴槽に張ったお湯に日本酒を入れるだけ。日本酒に含まれる栄養素がお肌の保湿効果を高めると考えられているよう。
女優の長澤まさみは過去に女性向け美容雑誌『VoCE』が主催する「2012 THE BEST BEAUTY OF THE YEAR」を受賞した際に、美の秘訣として「日本酒を湯船に入れて体を温めることを先輩の女優さんに教わって実践しています」と日本酒風呂を紹介。日本酒を入れることで血行が促進され体が温まりやすくなるようだ。
ほかにも、世界にはビール風呂やワイン風呂を活用したエステなど、お酒を利用した様々なお風呂がある。家に栓をあけてから時間が経っているお酒がある人は、入り比べしてみると楽しいかも。