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「理想の上司」1位! ウッチャンナンチャン・内村から学ぶ“部下の扱い方”


保険会社が2017年に発表した「理想の上司」ランキングで、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が、初の男性部門1位に輝いた。一体内村のどのような姿が、「理想の上司」として多くの支持を集めたのだろう。

2017年「理想の男性上司」「理想の女性上司」ランキング

同保険会社は、2017年度の新卒男女および、会社員・公務員・会社経営者・自営業などの部下がいる社会人を対象にアンケートを実施。その結果、「理想の男性上司」1位には全体票の5.7%を占めたウッチャンナンチャンの内村が輝いた。2位は5.0%獲得のタモリ、3位は4.2%獲得の池上彰という結果に。
 
一方、女性部門では日本テレビアナウンサー・水卜麻美が全体の9.7%を獲得。7連覇中だった天海祐希を抜いての1位という大躍進を果たした。2位には8.2%獲得の天海、3位にレスリング日本代表の吉田沙保里が6.2%を獲得してランクインしている。

“親しみやすさ”が良好な関係を築く

今回の調査結果では、「理想の上司」を選ぶ理由の上位3つとして「親しみやすい」「知性的、スマート」「頼もしい」があげられており、「親しみやすい」は男女共に選んだ理由の1位となっている。
 
内村が1位に選ばれた理由としても、「親しみやすい」30.2%、「優しい」27.0%、「実力がある」11.1%という結果に。また、「理想の女性上司」1位となる水卜も「親しみやすい」という点が全体の大部分、51.9%を占めている。
 
実際に、内村の「親しみやすい」エピソードは数多く上がっている。例えば、内村の後輩にあたるお笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズは、内村と共演するネット配信番組『内村さまぁ~ず』で、内村に対して気を遣わなくていいことを告白。さらに、さまぁ~ずの大竹一樹も「芸人として尊敬するところはいっぱいあるけど、多少気遣いが減っちゃったところはある」と語っていた。
 
ネット上などでは「親しみやすい上司って気軽に話しかけることが出来るから、結果ミスもなくなる」「親しみやすいだけで仕事がしやすい」という声も。親しみやすさは、上司と部下の関係性をより築きやすくしてくれるようだ。

言葉より行動! 信頼して仕事を任せる

“仕事を任せる”ことも内村が「理想の上司」として支持を集める理由の一つ。ミュージシャンとしても活躍する芸人のふかわりょうは、内村の初監督映画の音楽を、内村本人に任され担当。ふかわは、内村のその行動が「『俺はふかわの音楽を評価しているよ』といった言葉を100並べられるよりも、その1つの事実がこれ以上ない後押しだった」とコメントしている。
 
何かを信頼して任せる、ということは、責任を負う立場となる上司にとってなかなか勇気のいること。しかし、「今まで任せてもらえなかった仕事を任されるのが一番うれしい」「自分でやってみろ、は放置じゃなくて信頼だと思ってる」とあるように、部下にとっては「期待」や「信頼」を得ているという確かな証明と感じる人が多いのだろう。

きちんと叱り、きちんとフォローする

世間から“優しさの鬼”とまで言われる内村だが、もちろん怒りを露わにすることも。さまぁ~ずがMCを務めるTBSラジオ『さまぁ~ずの逆にアレだろ』では、長時間にわたる夜中の撮影でピリピリとした雰囲気の中、NGを連発するウド鈴木に対して内村が怒りを見せた時のエピソードが語られた。他の仕事があったため1人だけ事前の準備が出来ず、ミスを連発するウドを叱りつけたのだという。しかし、収録後ウドが謝ると「俺も大人気なかったな、悪かったな」と笑顔できちんとフォローまで入れたのだ。
 
「理想の上司」となった内村の行動や言動の中から、あなたの会社の部下にとっての「理想の上司」となるきっかけを見つけていこう。
 
画像出典:Adam Chamness / 娘の大学入学式 (from Flickr, CC BY 2.0)

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