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今年の新入社員は「ポケモンGO型」!「四コママンガ型」「ドローン型」など新入社員の年度別タイプ名の由来が興味深い


1人1人を見ると様々な個性がある新入社員。ただ年度別に新入社員を見てみると、その年によって特定の傾向が見えてくるようだ。公益財団法人の日本生産性本部は今年度の新入社員のタイプを、2016年にリリースされ一大ムーブメントを起こした「ポケモンGO」にちなみ「キャラクター捕獲ゲーム型」と命名。巷では「ポケモンGO型」と呼ばれている。

スマホを持ってウロウロする「ポケモンGO型」

スマホを使って街中や室内などに現れるキャラクターを捕獲していくゲーム「ポケモンGO」。今年の新入社員がこの「ポケモンGO型」と名付けられたのは、就活中にSNSなどを駆使して情報収集し、スマホを片手に東奔西走する様子が、キャラクター捕獲のために街をうろうろしている人たちと似ていたことが由来のよう。その年の新入社員の傾向を言い当てているようにも思えるこのネーミング。毎年日本生産性本部が発表しているのだが、過去のタイプ名の由来を見てみると中々興味深い。

「奇跡の一本松型」は大好評!

新入社員のタイプについてのネーミングは、流行や時事ネタを盛り込んでいるものが殆ど。昨年度はテレビなどにもよく登場するようになったドローンにちなみ「ドローン型」、2015年度はボールペンの概念を変えた文具にちなんで「消せるボールペン型」と名づけられている。さらに2012年度は、前年の東日本大震災後に注目を集めた松の木にちなみ「奇跡の一本松型」と命名された。
 
「奇跡の一本松型」の由来は、大卒予定者の就職内定率が80.5%と、過去3番目に低いにもかかわらず就職戦線を乗り越えてきた若者たちの頑張りを、東日本大震災による津波に耐えた松になぞらえたもの。このネーミングにはTwitter上で「ふわー! 私らの世代は奇跡の一本松型らしい! めっちゃカッコいいんだけど」「奇跡の一本松型強そうで気に入ってる」と好評の声が。
 
ちなみに「ドローン型」は強い風(経済状況などの目まぐるしい変化など)にあおられても自律飛行を保ち、目標地点(希望の内定)まで達した若者が多かったことからこの名がつけられたとか。「消せるボールペン型」はありきたりな見かけだが、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を兼ね備えていることなどから命名されている。

辛辣過ぎる命名にビックリ!

中にはシビアなタイプ名も多くあり、1980年度の「コインロッカー型」は、こじんまりとしていて、外見も中身も似通っていることを表しているとか。さらに1985年度の「使い捨てカイロ型」は、一生懸命揉んでやらないと熱くならず、取り扱いが難しいという傾向を捉えている。
 
他にも、1995年度の「四コママンガ型」の新入社員は市場に多く出回っているため安く調達できることから名づけられ、1993年の「もつ鍋型」は一見すると得体が知れないが、煮ても焼いても食べられそうなことから付けられたそう。
 
辛辣さに驚かされるものもあるが、由来を知るとその年の傾向が浮かび上がってくる。自分の入社した年と照らし合わせてみると、納得させられる部分もあるのでは?

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