美容室でヘアカラーの施術を受ける際に、せっかく説明を受けているのに、その説明が「専門用語」だらけでよくわからず「じゃあ、それで」と答えてしまった経験をしたことはないだろうか。今回は、そんな時に覚えておくと役立つ、美容室でよく聞くカラーの専門用語についてみていこう。
専門用語続出の「ヘアカラーの方法」
美容室でカラーを頼む時に最初に聞かれることが多いのは、どのような方法でカラーを行うかということ。根元のみの施術や、色ムラをなくすための施術などカラーの方法は用途によって分かれており、美容室では「専門用語」で呼ばれていることがほとんど。一体どのような「専門用語」で呼ばれているのだろう。
リタッチ
伸びてきた髪の根本のみを染めること。頭頂部のみ地毛の色が出てきてしまった人に適した施術方法で、通常のカラーより施術時間が短縮され、料金も安い美容室がほとんど。
ワンタッチカラー
根本から毛先を同じ色のカラー剤を使って均一に染めること。濃いめ、または暗めの色に染めるときに適していて比較的髪へのダメージが少ない。
ツータッチカラー
新しく生えてきた部分とすでに染めている部分をそれぞれ違う色のカラー剤を使って仕上げること。カラー後に色ムラが出ないよう仕上げる事が出来る。
ダブルカラー
髪の毛を脱色(ブリーチ)し、色を抜いてからカラー剤を使うという2段階を経て行われる施術の事。髪を明るくしたい場合に使われる方法で、黒く赤みを含んだ日本人の髪の毛でも、外国人風の明るく透明感のある髪色に近づけることが出来る。
この他にも白髪染めをさす「グレイカラー」や、明るさや色味の違うカラーを筋状にいれた、いわゆるメッシュの入ったカラーである「ホイルカラー(ホイルワークカラー)」という専門用語も。
ヘアカラー業界の新たな専門用語「オーガニックカラー」とは?
最近美容室でよく出てくるのが「オーガニックカラー」という言葉。「プラス1,000円でオーガニックカラーに出来ますよ」とオススメされたことがある人もいるのでは? 「オーガニックカラー」とはオーガニック成分が入っているカラー剤を使った施術方法で、化学的なものの使用を最低限にとどめ、自然由来の成分を多く取り入れているため、従来のカラー剤より肌や髪の毛に優しい仕様に。美容室でおすすめされることも多いので、美容師に言われるがまま「オーガニックカラー」を使うのではなく、自分の意志で判断できるように覚えておくといいかも。
せっかく美容室に行ったのなら、自分の理想に少しでも近いイメージの髪色にしてもらいたいもの。カラー施術でよく使われる「専門用語」を覚えておけば「じゃあ、それで」のセリフを言うこともなくなるのでは?
画像出典:顏 / Untitled (from Flickr, CC BY 2.0)